- 販売開始日: 2023/05/18
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-386685-9
ビギナーズ家族
著者 小佐野彈
令和の家族小説はここからはじまる。セレブ一家に生まれた秋は、同性パートナーの哲大と静かな日々を送っていた。しかし、急逝した実父に2歳の異母弟、蓮がいたことが判明した。蓮の...
ビギナーズ家族
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商品説明
令和の家族小説はここからはじまる。
セレブ一家に生まれた秋は、同性パートナーの哲大と静かな日々を送っていた。しかし、急逝した実父に2歳の異母弟、蓮がいたことが判明した。蓮の後見人となって哲大とともに「家族」をはじめることを決意。三人は名門私立小学校への受験を試みる。それは世間の偏見とのたたかいでもあった――。
血縁も地縁も希薄になりつつある現代――。
家族とは何か? つながりとは何なのか?
「母からは、俺たち三人は“家族ごっこ”だって言われた。だから、養子縁組もしたんだけどね。でも家族ってなんだろ、って思うよ」
――秋たちの切なる問いは、私たちの当たり前を優しく揺り動かす。
短歌、純文学ほか、フィールドを越境し続ける小佐野彈による初のエンタメ長編小説!
当事者だけが知る”最高お受験”のカラクリ。それに挑むゲイ・カップルが清々しくけなげだ――林真理子さん
愛することや認めることだけではなく、離れることや嫌うことも家族の形なのだと気付き、名実ともに彼らが「家族」となっていく様子を、ぜひ見届けてほしい――スケザネさん
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多様性、多様性と声高に言われるってことは
2024/06/16 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
多様性、多様性と声高に言われるってことは、
まだまだ受け入れられてないってことなのね、と実感。
その状況を理解し、変えようとしている町田先生は
あっぱれだったけど、急ぎすぎたのか……
名門校の受験の壮絶さや主人公の暮らしぶりなど
浮世離れしていてまるでファンタジーだったけど、
だからこそ難しい主題でも読みやすかった。