DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか
著者 稲垣 史生
これまで生命が存在しないと思われていた「海底地下の世界」。しかし、そこには地上を超える豊かな「生命圏」が広がっていた!海底下の掘削調査で採取された「地質コア試料」から発見...
DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか
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商品説明
これまで生命が存在しないと思われていた「海底地下の世界」。
しかし、そこには地上を超える豊かな「生命圏」が広がっていた!
海底下の掘削調査で採取された「地質コア試料」から発見されたさまざまな微生物群。
・微生物たちはいつからそこにいて?
・なにから栄養を摂っているのか?
・なぜ超高温・超高圧(アッチアチのカッチカチ)の世界に耐えられのか?
これらの謎を追っていくと、そこには、これまで考えられていた生命観とは違った「生命システム」が見えてきます!
海底下深部からの地質コア試料から培養された古細菌(アーキア)には、御年・数千万歳を超えるものも!!
120度以上の高温、海底下2000メートルの高圧世界でも生き続ける!
食べるものがない「超貧栄養状態」を微生物たちは、どのようにサバイブしているのか!?
微生物の生命維持の限界はどこにあるのか?
地球科学はもちろん、生命の起源やその存続の謎へと迫っていくサイエンスのおもしろさを、実際に行われた「海底下生命圏科学掘削調査」の歴史とともに臨場感あふれる筆致で紹介していきます。
著者は、大学院生時代に出逢った科学誌「science」に掲載された「海底下地質サンプルからの微生物発見」の論文に衝撃を受け、その後、さまざまな科学掘削調査に参加、さらに海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する地球深部探査船「ちきゅう」の調査航海を指揮しながら、極限環境に生きる微生物の調査を行っている研究者です。
海底地下の世界から「生命とは何か」という根源的な問いをもとに、「地球-生命システム」という大きな展望へと広がっていく、サイエンスのフロティアを紹介します!
目次
- プロローグ 海底下の世界にようこそ!
- 第1章 海底下の住人はだれ?――ペルー沖海底下生命圏探査
- 地球微生物学との出会い
- 海洋科学掘削とその歴史
- 旅立ち:サンディエゴからバルパライソへ
- はじめてのジョイデス・レゾリューション号乗船記
- 未知の海底下生命圏へ突き進め
- 海底下の住人はだれ?
- コラム1 海洋フロンティア開拓の歴史
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解説がわかりやすい
2023/07/03 13:05
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
太平洋という海は途轍もなく広く、そして途轍もなく深い、その深さは4000にも達するという、だからそんなところには生命なんて存在しないと言われてきたのだ、でもそこには膨大な数の微生物が、ってすごい話だ、文系能の私にもわかる説明がいい