Another 2001(下)
著者 綾辻行人(著者)
〈死者〉を“死”に還す。――三年前に同様の危機を乗り越えた経験を持つ卒業生・榊原恒一の助言を得て、想たちは事態に立ち向かおうとするが・・・・・・。考えて。そして、思い出し...
Another 2001(下)
商品説明
〈死者〉を“死”に還す。――三年前に同様の危機を乗り越えた経験を持つ卒業生・榊原恒一の助言を得て、想たちは事態に立ち向かおうとするが・・・・・・。考えて。そして、思い出して。猛威をふるう〈夜見山現象〉史上最凶の〈災厄〉。――止まらない残酷な“死”の連鎖、そして深まりゆく謎。恐怖と混沌、絶望のなか、物語は凄まじくも美しい破局(カタストロフィ)へと突き進む! 著者渾身の大長編、怒濤の完結巻。解説・辻村深月
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良い本です
2024/07/30 20:34
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
相変わらず現象は怖いなぁというのと、まだまだ謎を残している感しがしました。次回作、というか最終作が今から楽しみですね。
続編が楽しみです。
2023/08/13 20:20
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投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る
一気に読了。とにかく面白かったです。「死者」を見つけ除去したにもかかわらず続く災厄。何故なのか。鳴さえも欺く「死者」に、災厄はより凶暴且つ複雑化しています。上巻からヒントはあったのに全く分かりませんでした。そして、更なる続編を構想中で、布石は本作で打たれているとのこと。楽しみです。
凄かった…2
2023/07/18 11:04
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投稿者:シャルロット - この投稿者のレビュー一覧を見る
上巻同様、その世界観に引き込まれながら一気に堪能しました。伏線が見事に生きてましたね。どうしたらこんなにパワーのある作品が書けるんだろう…。しかも、次回作への伏線も既に張られていて、今から想像以上に期待しちゃいます。一度だけでなく、何度でも読みたくなる作品です。そして、そのたびに新しい違うAnotherの世界観に出会えますよ。
期待を裏切らない
2023/06/21 05:37
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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
やはり綾辻行人、やはりAnother、決して短くはないページ数が気にならないくらいすらすら読めて純粋に楽しめました。
〈死者〉の存在、死に還す場面はやはり哀しいものがあるけど、それを乗り越えた少年少女は確実に成長している。
人々がパニックに陥るところなどはこちらもハラハラして、読み応えたっぷりでした。
希羽ちゃん気になります。
☆物語の終着点は!?☆
2024/06/08 23:41
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの犠牲者が出た1998年度
見崎鳴や榊原恒一が奮闘したあの時から3年後
2001年、春。3年前、鳴とともに湖畔の屋敷で奇妙な経験をした比良塚想は、比良塚家を離れ、亡き実父の実家である赤沢家で暮らしていた。
が、偶然か必然か、3年前の見崎鳴と同じく《災厄》の夜見山北中学校3年3組に進級することになった。
今年は《ある年》なのか? 《災厄》は始まってしまうのか?
《いないもの》の役目を引き受けた想は、《災厄》に関する知識を持つ鳴の協力を得ながら、中学生活最後の年を迎える・・・
クラスの中で対策として《2人目のいないもの》をあらかじめ立てておくも、《災厄》は徐々に牙をむいていき・・・ 5月、そして6月と、関係者が非業の死を迎える。
災厄を止める方法はないのか?
想は、鳴に3年前の災厄を止めた方法を聞こうとするが、何らかの力が働いているのか、当時のことを思い出すことが出来ない。
そこで活躍するのが、3年前の災厄を直接止めた榊原恒一の存在だ。
彼は、夜見山を離れていたことで当時のことを覚えており、《死者を死に還す》ようにアドバイスします。
想は、鳴の力を借りて死者を特定し、死に還すことで災厄を止めた・・・つもりだった・・・
過去作品を読んだ者ならば、今回誰が死者なのかは想定できる。ただし、それだけでは終わらない。オチがわかってしまうという読者の減滅は、新たな謎へと昇華される。
そう、今年の災厄は、それだけでは終わらない。
《2人目のいないもの》というクラスの対策に、死者側も対策を立てていたのだ!
果たして、物語の終着点は!?
叙述トリック等も冴えわたる本作も、面白かった。
最終作と囁かれる『Another 2009』も楽しみである。
☆物語の終着点は!?☆
2024/06/08 23:40
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投稿者:ACE - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの犠牲者が出た1998年度
見崎鳴や榊原恒一が奮闘したあの時から3年後
2001年、春。3年前、鳴とともに湖畔の屋敷で奇妙な経験をした比良塚想は、比良塚家を離れ、亡き実父の実家である赤沢家で暮らしていた。
が、偶然か必然か、3年前の見崎鳴と同じく《災厄》の夜見山北中学校3年3組に進級することになった。
今年は《ある年》なのか? 《災厄》は始まってしまうのか?
《いないもの》の役目を引き受けた想は、《災厄》に関する知識を持つ鳴の協力を得ながら、中学生活最後の年を迎える・・・
クラスの中で対策として《2人目のいないもの》をあらかじめ立てておくも、《災厄》は徐々に牙をむいていき・・・ 5月、そして6月と、関係者が非業の死を迎える。
災厄を止める方法はないのか?
想は、鳴に3年前の災厄を止めた方法を聞こうとするが、何らかの力が働いているのか、当時のことを思い出すことが出来ない。
そこで活躍するのが、3年前の災厄を直接止めた榊原恒一の存在だ。
彼は、夜見山を離れていたことで当時のことを覚えており、《死者を死に還す》ようにアドバイスします。
想は、鳴の力を借りて死者を特定し、死に還すことで災厄を止めた・・・つもりだった・・・
過去作品を読んだ者ならば、今回誰が死者なのかは想定できる。ただし、それだけでは終わらない。オチがわかってしまうという読者の減滅は、新たな謎へと昇華される。
そう、今年の災厄は、それだけでは終わらない。
《2人目のいないもの》というクラスの対策に、死者側も対策を立てていたのだ!
果たして、物語の終着点は!?
叙述トリック等も冴えわたる本作も、面白かった。
最終作と囁かれる『Another 2009』も楽しみである。
見事な伏線回収
2023/09/18 20:15
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終盤の伏線の回収を含め、お見事!と思いました。ただ、途中ちょっと展開が遅くて、力関係の謎も、それほど難しいわけではないだけに、そこまでの過程が、しつこかったのが難点です。あとがきを見ると、更に続編も構想中とのことですので、こちらも首を長くして待ちたいです。