真昼の暗黒
著者 アーサー・ケストラー(作) , 中島賢二(訳)
独房No.404に収監された元人民委員ルバショフ.覚えのない罪への三回の審問と獄中の回想,壁越しの囚人同士の交信に浮かぶ古参党員の運命.No.1とは誰か.なぜ自白は行われ...
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商品説明
独房No.404に収監された元人民委員ルバショフ.覚えのない罪への三回の審問と獄中の回想,壁越しの囚人同士の交信に浮かぶ古参党員の運命.No.1とは誰か.なぜ自白は行われたか.スターリン時代の粛清の論理と戦慄のモスクワ裁判を描いて世界を震撼させたベストセラー.心理小説の傑作(1940年刊).【解説=岡田久雄】
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動的…ではない粛清の被害者の心模様
2015/06/06 21:19
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投稿者:アトレーユ - この投稿者のレビュー一覧を見る
革命後のソ連の大粛清が題材。のわりにはグロテスクでなく。ソルジェニーツィンの作品の場合、運命はそのまま受け入れるしかない、その前提があって、その中での人の生を描く形で、ある意味、常に前向きなのだが。ケストナーはそこまで達観していず。どっちがいい、とかではないが。終わりかたがよかったなぁ。例えていうなら、大泣きしすぎて疲れちゃったあとに訪れる呆けた脳みそと奇妙な穏やかさ、みたいな、そんな静的な最後がよかった。