かおりの生態学

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同種の植物が傷つくと、周囲の植物の防御機能が高まる！
植物同士の同種・異種コミュニケーションの研究をわかりやすく説明してくれています。
フィールドワークの魅力も伝わってきました。

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植物の匂いが、ある特定の植物や野菜の味や成長に影響するとの話。光の受容体が三つなのに、匂いの受容体は数百以上ある。もっと色んな事が今後分かるのだろうと思える内容。かなり専門的。

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著者の塩尻さんは自分の学部・院のときの研究室の先輩でお世話になった方。

自分が卒業して全く違う分野に就職してからは特につながりも途切れてしまっていたのだけど、この書籍を見かけて手にとって読んでみました。

大正解。とても楽しく読めました。特に8章の血縁認識の話は塩尻さん自身の興奮が自分にも伝わってエキサイティングでした。

扱われている内容もさることながら、研究論文とは違いその時々のエモーショナルな部分も丁寧に綴られており、塩尻さんのキャラクターを思い出しながら読めたのもよかった。

読了して前のめりになって、つい塩尻さんに感想をメールしてしまったくらいだ。