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精神科医がすすめる これからの生き方図鑑
著者 樺沢紫苑
「紙に目標を書く人の10年後の年収は、目標がない人の10倍以上」「朝食を食べない人の心疾患による死亡リスクは、食べる人の1.87倍」「他人をすぐ批判する人は、1日2箱のヘ...
精神科医がすすめる これからの生き方図鑑
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精神科医がすすめるこれからの生き方図鑑
商品説明
「紙に目標を書く人の10年後の年収は、目標がない人の10倍以上」「朝食を食べない人の心疾患による死亡リスクは、食べる人の1.87倍」「他人をすぐ批判する人は、1日2箱のヘビースモーカーより、認知症のリスクが高い」「孤独を感じる人の死亡リスクは、そうでない人の1.3~2.8倍」。お金・人間関係・仕事・健康・メンタル……。豊富なエビデンスから著者が導き出した、実践すれば人生が変わる47の新しい「生き方」
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紙の本
これからの人生の指南書
2023/07/23 16:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あお - この投稿者のレビュー一覧を見る
これからの時代の生き方について、どんなことが重要なのか、大きく5つの項目に分けて書かれています。
すなわち、1. もっと幸せになる 2. 自分をもっと成長させる 3. 自分も人も伸ばす 4. メンタルを安定させる 5. 健康であり続ける の5つです。
ざっくり言えば、今までに樺沢先生が上梓されてきた書籍からそれぞれピックアップされた重要なエッセンスが1冊の本に盛り込まれているという印象でした。しかしその中でも、いつもの「睡眠・運動・朝散歩」に加えて「感謝すること」がかなり重要視されているように思いました。
「睡眠・運動・朝散歩」で心身ともに調え、かつ「感謝」することで心の耐性を強くし、物事へのモチベーションが上がり、本番に強くなり、そして何より幸福を感じる。
本書を通して、根源にあるのはやはりこれかなと。
そんな中で自分の印象に残ったのは「失敗してもいいと考える」(チャレンジしただけですでに「成功」)「できた分を加点評価する」(最初から100点を目標とするのではなく、10点のところを目標にして、小さな成功をどんどん積み重ねていく)という言葉です。
自分は独学で語学学習をしていますが、どうしてもやる気が出ない日もあります。そんな時は1日のうちのどこか10分だけやって「0分じゃない!やればできるじゃーん!」と口に出していますが、そのおかげもあってか何とか挫折することなく継続はできています。そこに樺沢先生のお言葉も重なり、これからもステップバイステップで行ければいいかな、と感じました。目標設定は小さく。いきなり跳び箱8段でなく(自分なら)2段、3段から。
次に、「ニュートラルな視座を持つ」こと。主体(自分)の価値観だけで判断しようとせず、客体そのものを視る姿勢を大切にすることは、他者をリスペクトする姿勢を身に着けることであり、その相手を真似ることが自然とできるため、大きな自己成長につながりうる。
先入観を持たないのはなかなか難しいことですが、ニュートラルでいることは誰かを必要以上に祭り上げることもなく、また無下に批判することもなく、この人はどうしてこのような言動をするのかと考え、行動する、いわば共感する力にもつながるような気がします。
それから、「タイパより脳パを重視する」の章にあった「(動画の)倍速視聴は2倍に薄めたビールを1杯分の値段で2杯飲むようなものだ」という言葉。樺沢先生が考える倍速視聴の落とし穴に対する根拠自体もさることながら、こういう例え方があるのかと、心の中で思わず唸ってしまいました。
この本に限らず、動画でもそうですが、樺沢先生は例えが分かりやすい。相手に理解してもらうために様々な工夫をこらされ、そしてそれにはおそらく、疑問を抱える相手の目線で考えるという姿勢が常にあるのだろうと考えます。
少々話がずれましたが、日々生きていくうえで何か行き詰っているな・・・、と思った時に取り出して見直すために、手元に1冊あるといい本だと思います。