沙林 偽りの王国(上)(新潮文庫)
著者 帚木蓬生
1995年3月20日月曜日の朝。東京の地下鉄は突然、阿鼻叫喚に包まれた。複数路線での同時テロ。車内では正体不明の液体が異臭を放ち、通路で地上で人々は次々と倒れた。毒物はサ...
沙林 偽りの王国(上)(新潮文庫)
商品説明
1995年3月20日月曜日の朝。東京の地下鉄は突然、阿鼻叫喚に包まれた。複数路線での同時テロ。車内では正体不明の液体が異臭を放ち、通路で地上で人々は次々と倒れた。毒物はサリン。その治療法を熟知していたのは九州大学医学部だった。九大チームは、前年の松本サリン事件でいち早く毒物を特定、捜査方針に大きな疑問を呈していたのだ……。医師で作家の著者にしか描けないオウムの全貌。
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オウム真理教の全貌はあきらかになるか
2023/10/01 15:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
ノンフィクションのようなフィクションである。30年前、日本社会をいろいろな意味で揺るがしたオウム真理教を取り扱い、衛生学教授を主人公に、時代の流れと一連の事件の詳細とを語る。ペテンと欺瞞に満ち満ちている宗教の教祖が、なぜ国家権力を嫌い、自らの王国を創ろうとしたのか、いまだ持って理解できないまま、過去のこととしてやり過ごしてしまう自分に気づき、読み進める。