女難戦記Σ 壱

〈あらすじ〉
光速の壁を乗り越える技術が生まれ、国家が当然のように星々をまたぐようになった未来。天の川銀河の覇者となったのは、ヴルド人とよばれる極端な男女比を持った種族だった。
地球軍の至宝と呼ばれた若き天才用兵家、霜月善哉は、軍産複合体の御令嬢といざこざを起こしてしまったばかりに軍を追放される。
一念発起して運輸会社を始める善哉だったが、彼のセカンドライフは僅か一歩で躓いてしまう。初仕事で訪れた紛争地で、購入したばかりの輸送船を拿捕されてしまったのだ。
しかも、相手は女性優位種族のヴルド人。彼は部下の前でチンピラ女兵士たちに犯されそうになってしまう。
仕事の依頼主、リンティア同盟軍盟主シャルロッテ・ヴァン・リンティアの助勢もありなんとか窮地を脱する善哉だったが、一難去ってまた一難。今度は敵の大艦隊が善哉らを取り囲んだ！
絶体絶命の危機に覚悟を決めるシャルロッテだったが、そこで善哉の智謀が冴え渡る――
この事件を機に、シャルロッテの雇われ軍師に転職することになった善哉。腕っぷしは弱いが頭脳は無敵の天才軍師は、はたして四面楚歌の同盟軍を救うことができるのだろうか？

──人気シリーズ「女難戦記」新編“Σ”ここに開幕！