【期間限定　試し読み増量版　閲覧期限2023年9月28日】淑女の顔も三度まで！【電子限定特典付き】

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婚約者のラウルと幸せになるために、３回も人生を繰り返したアウレリア。何をしても一緒に幸せになることはできない。そう確信できてしまうのは悲しいけれど、吹っ切れたのは良かったと思う。ラウルと関りを持たずに幸せな人生を送ろうと思えたのも。無駄のようにも思える時間だったけれど、４回目の人生に前の３回の経験が活きてくるのが努力が報われたようで嬉しくなる。今まであまり好きになれないと思い込んでいたユーリスと仲良くなるうちに、お互いにかけがえのない存在になっていくのも嬉しくなったし。誰にも言えない辛い経験をしてきたアウレリアには、今度こそユーリスと幸せな人生を送って欲しいな。と思った。

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結局、三度やり直せたのは、何の力が働いてのことだったのだろう。
アウレリアの後悔のなせる業なのか。
本来の運命の人と結ばれるまで繰り返す宿命だったのか
その辺りの説明やら必然性やらが分からないままだったので、気になった。
三度やり直さないと報われなかったのかと思うと、居たたまれない。
三度人生やり直して自分を磨かないとダメだったのかなと。

やっと出会えた相手のユーリスは彼女と出会わなかった場合、自暴自棄の、流れに身を任せる感じのやけくそキャラになるようなので（それゆえ、アウレリアは当初嫌っていた）少なくともユーリスにとっては、アウレリアはまさしく運命の人だろう。
アウレリアも、彼と結ばれた方が幸せいっぱいそうで何より。
6年間の遠距離も何のその、手紙のやり取りも微笑ましくなるほど。
苦労した分、本当に三度も人生やり直して苦労した分、幸せになってほしい。
まあ心配いらないほど、ユーリスの溺愛ぶりは凄かったので大丈夫だと思うが。

できれば、アウレリアがやり直した三度分のときのユーリス視点も見てみたかった。
それほどまで、前三回分と本番ルートの彼の性格が違うので。