- 販売開始日: 2023/10/10
- 出版社: 白桃書房
- ISBN:978-4-561-96141-3
経済大国インドの機会と挑戦
著者 佐藤隆広
2021年刊行の『図解インド経済大全』は大変好評を得て、版を重ねている。複雑な歴史を持ち、植民地化もされたインドは、独立後も経済成長が長らく他の新興国・発展途上国から劣後...
経済大国インドの機会と挑戦
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商品説明
2021年刊行の『図解インド経済大全』は大変好評を得て、版を重ねている。複雑な歴史を持ち、植民地化もされたインドは、独立後も経済成長が長らく他の新興国・発展途上国から劣後してきたが、1990年代の資本自由化や自律的な金融政策を取るなどの施策が功を奏し、近年は高い経済成長を続けている。今年、人口で世界最大となり、さらに、中国への対抗として、地政学的な重要性も高まっている。
同書編著者の佐藤隆広氏はインド経済研究の第一人者で、インドに関するコメントをしばしばメディアに寄せている。本書は、佐藤氏を編著者として迎えた、日本における最先端のインド政治・経済研究の集成である。
3部からなり、第1部は、インドをめぐるグローバル・バリューチェーン(国際価値連鎖)の構図、そしてインドを取り囲む地政学的な状況を整理する。第2部は、第一次産業から第三次産業まで幅広く、自動車産業のように日本でもよく知られた産業だけでなく、酪農や金融システムのような、あまり知られていない産業まで、10の産業の実情を描き出す。第3部は、インド経済成長の前提条件となる雇用制度・地理・政治について掘り下げる。
メディアではインドを「チャイナ・プラスワン」の候補として一方的にほめそやす論調も多いが、本書で描き出されるインドは、必ずしも前途が約束されているわけでもなく、むしろ多難である。しかし、そのようなインドだからこそ機会はあるとも言える。そのリアルを知るのに最適!
目次
- 第1部 国際価値連鎖と地政学的リスク
- 第1章 インド経済と国際価値連鎖(佐藤隆広)
- 第2章 南アジア諸国と中国の政治経済関係(深澤光樹)
- 第2部 インド産業発展論
- 第3章 インドにおける酪農業協同組合の歴史的意義と自由化後の課題(下門直人)
- 第4章 ダイヤモンド研磨産業とエビ養殖業(絵所秀紀)
- 第5章 インド繊維・アパレル産業のサプライチェーンと地域的特性(宇根義己)
- 第6章 大手下着メーカーの下請け生産と家内労働者(長田華子)
- 第7章 インド製薬産業の競争優位の構築(上池あつ子)
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