☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/08/11 16:54
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【Karte.01 迷い込んだ呪い】
結婚を意識するタイミングで必ず腹痛が起きてしまうと訴える大山秋恵。しかし、それは緊張ではなく、元恋人が原因の呪いだと言う。さらに、秋恵が太鼓判を押す霊能力者に300万もの大金を払って治してもらうつもりでいることを知り、鷹央はその霊能力者に会うことになった・・・
【Karte.02 ゴミに眠る宝】
付近に住む沼田という男が家にゴミをため込み、悪臭等で迷惑していると、アパートの大家さんが現状を嘆いている。さらに、その男の家はただのごみ屋敷ではなく、殺人事件の疑いもあるらしい・・・
【Karte.03 瞬間移動した女】
今度の依頼は、天医会総合病院のナースである相馬若菜。若菜の看護学校の同級生で親友だった関原桜子が、先月、港で遺体として見つかったのだ。ただ、この事件は奇妙なもので、桜子と同じマンションに住む知り合いから聞いた話では、状況からして遺体が瞬間移動したとしか思えないらしいのだ・・・
☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/08/01 18:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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【Karte.01 迷い込んだ呪い】
結婚を意識するタイミングで必ず腹痛が起きてしまうと訴える大山秋恵。しかし、それは緊張ではなく、元恋人が原因の呪いだと言う。さらに、秋恵が太鼓判を押す霊能力者に300万もの大金を払って治してもらうつもりでいることを知り、鷹央はその霊能力者に会うことになった・・・
【Karte.02 ゴミに眠る宝】
付近に住む沼田という男が家にゴミをため込み、悪臭等で迷惑していると、アパートの大家さんが現状を嘆いている。さらに、その男の家はただのごみ屋敷ではなく、殺人事件の疑いもあるらしい・・・
【Karte.03 瞬間移動した女】
今度の依頼は、天医会総合病院のナースである相馬若菜。若菜の看護学校の同級生で親友だった関原桜子が、先月、港で遺体として見つかったのだ。ただ、この事件は奇妙なもので、桜子と同じマンションに住む知り合いから聞いた話では、状況からして遺体が瞬間移動したとしか思えないらしいのだ・・・
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新潮文庫から出版社が変わって、推理カルテⅣを持っているのに、気付かず買ってしまった。
完全版で最後に書き下ろし掌編がつくが、ほんの数ページ。
新潮文庫のは読んでだいぶ経っていて内容をほとんど忘れていたのでまた読んだが、天久鷹央シリーズはこのような短編集より、長編の方が面白い。
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切ない。ただただ切ない。
すれ違いが起こした事件がここまで大きくなるとは。という感じ。鷹央先生の気遣いにもグッときた。小鳥遊先生なかなかいいことする。かっこいい。
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今回は天久鷹央とコンビを組む小鳥遊医師が大活躍をする回だった。
空手三段の腕前を何度も披露し、仲間の命を救う。
これまでの作品とは違うスリルを味わえた。
今回は、こんな病気があるのかと驚く症例が登場した。
自分はそのような人間に出会ったことはないものの、存在するのならきっと、辛い思いを経験したことがあるのだろう。
自分が何かできるとも思わないし相手もそれを望まないかもしれないが、いざ出会ったら寄り添えるような人間でありたいと思った。
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短編3本どれも一捻りありで面白かった。最初の腹痛&喀血はオチがよくてクスリ。こういう緩めのオチ好き。
あとの2本はちょっと切ない読後感。今まで副題はあまり気にしてなかったけど「悲恋」になるほどなあと。書き下ろしらしい掌編も本編にマッチしててよかった。
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面白かったです。
「悲恋」をどのように捉えるか、それはそれでまたいろんな受け止め方があるかと思いますが...
頑張れ、小鳥遊先生!
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「迷い込んだ呪い」
呪いにかかり。
どれだけ検査しても異常はないというのに、重要な場面で毎回症状が現れれば大金を払ってでも縋り付きたくなるだろう。
能力の有無は結局分からないままではあるが、これだけ人の心に上手く入り込む事が出来るのは才能としか言えないな。
「ゴミに眠る宝」
本物はどこに。
もしかしたらと音が聞こえただけで冷静さを失い現物を手放してしまったら、どれだけ普段は有能でも終わりだったろうな。
壊れてしまった心を埋めるように造り続けた作品たちと眠る場所へ、最悪な形であったとしても帰れて良かったのかも。
「瞬間移動した女」
元恋人の存在。
罪を背負いたくないがあまりに勝手な行動をとったからこそ、事件は複雑化し重要な部分が消え去ってしまったのだろ。
身体の性別が違うと知った時に受け入れることが出来ても、心の底から全てを受け入れて生きるのは難しいことだろう。
「想いよ届け」
手紙に託した。
あの場面で気付いた瞬間に取り乱す事なく、冷静に答えを口にした後に傷ついた心のケアまでしたのだから十分だったろ。
どれだけ頑張って講座を続けたとしても、本人に変わりたいという想いがなければ少しも成長しないままではないのか。
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今回は遺体が瞬間移動した!?という謎。今回は純粋な医療ミステリー色は薄く、本格探偵推理ものの感覚で楽しめました。
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シリーズ5冊目。
霊能力者にゴミ屋敷、瞬間移動の死体ですか!?
コールドリーディング、聞いたことある。でも、ある意味それは能力で、彼女の言い分もわからなくはなかったけれど。。。
ゴミを漁る沼田さんは悲しかった。
で、短編集でありながら、通じて出てきた小鳥先生の想い人、相馬さん。そんな秘密が。。。でも鷹央先生との計らいにより無事に小鳥先生の思いが通じて(?ある意味ね。。)良かったな。
にしても鴻ノ池に踊らされるてる鷹央先生、ちょっと、ヤバい笑
世の中にはいろんな病気がある。実はお勉強にもなるシリーズだ。
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「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ5
小鳥遊が赴任して8ヶ月を過ぎた頃の話。
今回の謎は3つ!
①結婚を意識し出すと激しい腹痛と喀血を訴える女性の謎
②突如として消えた大学生とゴミ屋敷に住む男性が見つけたお宝とその隠し場所の謎
③部屋で襲われたはずの女性が10km以上も離れた港で発見されるという瞬間移動の謎
天久&小鳥遊コンビが真相を突き止め、そこに隠された疾患を診断する!
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安定の安心感というような、面白さを約束してくれる想い!シリーズが進むにつれて主人公の凸凹「タカ」コンビの活躍を楽しめた。著シリーズでいつもの感想、アニメを観ている様にサクサク読めるお手軽さ、重すぎずさりとて、軽すぎず最近は「殺人」の要素も増えているものの何処かユーモラスな二人の謎解きも冴えている!次作も購入済みいつでも読めるように準備をしておく。
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元彼の呪い、ゴミ屋敷の謎、テレポーテーション。やっぱりこれも凄く面白かった。でも最後のテレポーテーションはしんみり。いつか小鳥先生にも春は来るのか楽しみ。
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謎を解いた
その先に控えている
本質
人を人たらしめているのは
一体なんなのか
人に惹かれると言うのは
どう言うことなのか
言葉を費やして
心を伝える
何ができるのか
自分が気になる相手が
自分を気にしてくれるとは限らない
それを超えて
言葉を伝えることが診断につながる
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天久鷹央シリーズ第四弾。
「私には解決できない」と鷹央。
犯人の病気を診断し、遺体の「瞬間移動」の謎も解いた。
だが本当の解決、
すなわち事件のきっかけとなった「犯人」にせまり、
その告白を引き出し、心を解きせるのは小鳥遊しかいない…。
ストーリーとしては良かったが(失恋した小鳥遊には良くないが)
超絶空気が読めない鷹央がした心遣いとはちょっと不自然。
今回は謎解きとしてちょっと面白かった。
ごみ屋敷の事件では、
犯人が被害者であるごみ屋敷の住人に化けて、
鷹央達に応対していたというトリックに全く気が付かなかった。
犯人にとっては苦肉の策だったが、
自分だったらごみ屋敷の中に長時間いることに耐えられそうにないという、
無意識での拒絶だったのかもしれない。
ただ単に洞察力不足と言われれば、それまでだが。
鷹央に「妖怪サトリ」と言われる鷹央の兄が登場するのは、
いつのことだろうか。