- 販売開始日: 2023/12/15
- 出版社: ボイジャー
- ISBN:978-4-86385-583-0
起きられない朝のための短歌入門
対談に耳を傾けながら短歌の作り方/読み方がよくわかるストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書<扱われるテーマ>「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作の...
起きられない朝のための短歌入門
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商品説明
対談に耳を傾けながら短歌の作り方/読み方がよくわかるストレンジャー(よそ者)のための短歌入門書
<扱われるテーマ>
「最初の一首」のつくりかた/スランプののりこえかた/連作のつくりかた/歌に使われがちな語彙
推敲のしかた/テーマ詠の難しさ/いい批評とは何か/破調/虚構の歌/口語と文語
わからない歌/歌集をつくること/学生短歌会/新人賞/同人誌と歌集/短歌と夢/詩的飛躍
速い歌と遅い歌/「人生派」と「言葉派」/作中主体とは何か/信頼できない語り手 ほか
【目次】
はじめに(平岡直子)
第1部 つくる
第2部 よむ
第3部 ふたたび、つくる
おわりに(我妻俊樹)
著者作品二十首
【著者】
我妻俊樹
1968年神奈川県生まれ。2002年頃より短歌をはじめる。2016年、同人誌「率」十号誌上歌集として「足の踏み場、象の墓場」を発表。2023年に第一歌集『カメラは光ることをやめて触った』(書肆侃侃房)上梓。平岡直子とネットプリント「ウマとヒマワリ」を不定期発行中。2005年「歌舞伎」で第三回ビーケーワン怪談大賞を受賞し、怪談作家としても活動する。著書に『奇談百物語 蠢記』(竹書房怪談文庫)などがある。
平岡直子
歌人。1984年に神奈川県に生まれ、長野県に育つ。2006年、早稲田短歌会に入会し、本格的に作歌をはじめる。2012年、連作「光と、ひかりの届く先」で第23回歌壇賞受賞。2013年、我妻俊樹とネットプリント「馬とひまわり」( のちに「ウマとヒマワリ」)の発行をはじめる。2021年に歌集『みじかい髪も長い髪も炎』を刊行、同歌集で第66回現代歌人協会賞を受賞。2022年には川柳句集『Ladies and』を刊行。現在「外出」同人。
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内容は面白い。が、
2024/02/15 18:28
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投稿者:雨宮司 - この投稿者のレビュー一覧を見る
どこまで短歌のタの字も知らない人に向けて編まれた、対談形式の入門書だったのか、という点が、最も気になった。通読してはみたが、最も参考になったのは、最近隆盛になりつつある、テーマ詠の難しさの質についてのやりとりだった。この入門書は、もう短歌を詠み始めているけれど、結社や同人に属さずにどうやって短歌を発表していこうか、という人に向けて記されている比重が大きい。ズブの素人が一から短歌を詠もうとするために読もうというのなら、俵万智や穂村弘の入門書の方が役立つかもしれない。この本は、その段階は過ぎたが次にどうすればいいのか分からない、という人の為の入門書と受け止めるべきだろう。そうした目で読めば、この入門書は、今の時流への入門書という別の側面を見せてくれる。この本だけでは素人は道に迷う。