沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う(新潮文庫)
著者 山舩晃太郎
最新技術を武器に、謎を追え! なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代船に、正体不明のカリブの「...
沈没船博士、海の底で歴史の謎を追う(新潮文庫)
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商品説明
最新技術を武器に、謎を追え! なぜか竜骨が見つからないクロアチアの輸送船、水深60mのエーゲ海に沈む沈没船群、ドブ川で2000年間眠り続けた古代船に、正体不明のカリブの「海賊船」。そして、ミクロネシアの海にのこる戦争遺跡――。英語力ゼロで単身渡米、ハンバーガーさえ注文できずに心が折れた青年が、10年かけて憧れの水中考古学者になりました! 深くて魅力的な海底世界へようこそ。(解説・河江肖剰、対談・丸山ゴンザレス)
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素敵な仕事だ。
2024/05/10 23:24
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ら君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
沈没船の考古学があるなんて、デジタルデータを駆使しているなんて、全く知りませんでした。新しい世界がひらけました。
研究現場での人間関係や食事のことなどの堅苦しくない話題も満載で楽しく読みました。
海底考古学の技術論入門には楽しい本
2025/11/29 12:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
書名と目次を見て「海底の竜宮城でお宝を発掘するような冒険談」と「発掘物がなぜそこにあるのかを通して当時の世界の繋がりを推測するような文化交流論」を期待して読み始めたのだが、後者に関連する記述もあったが大半は著者が海底考古学者となる自身の半生を綴ったエッセイと一般向けに平易に書かれた古代からの船舶構造史、近時の3Dモデルを駆使した海底の考古学的発掘技術の説明が中心の書であった。どちらかと言えば技術的方法論の本である。語学でいえば「●●語圏の歴史的文化や暮らし」ではなく「●●語の文法とその習得方法」を綴った本とでも例えられるだろうか。
ただし堅苦しい技術論ばかりでなく、発掘現場の衣食住や集った学者・学生たちの人間味溢れる生活談なども織り交ぜて肩の凝らない読み物にはなっている。著者は「楽しみを語ることで将来一緒に働く若者がでてくることを期待する」と仰っているとおり、技術論のごく初歩の入門書として期待されていることがわかる。
その分船舶の構造や考古学的発掘の技術革新に興味が薄く、そこで見つかったものの来歴や推測される文化の伝播経路に興味が向いている私は、読んでいて途中から活字に目が泳ぎ、溺れて沈没してしまった。
海底の神秘を解き明かすことに魅力を感じる読者には興味ある本であろう。