☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/08/11 17:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
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【Karte.01 雑踏の腐敗】
宮城辰馬は、東京の専門学校に通うため上京してきた。大都会の人の波に眩暈を覚える、ふと右手に痛みを感じ指先を見てみると、どす黒く変色していたのだ。症状に興味を持った鷹央は、マンションに診察に行くことになる・・・
果たして、変色する原因とは?
【Karte.02 永遠に美しく】
母に恋人ができたと、島崎美奈子が統括診断部を訪ねてきた。ただ、その相手は、若返り治療を行っている鍼灸院の先生だ(胡散臭い)。
お金がかかる治療費のことも心配なのだが、母親自身が実際に若返っている。
見るからにして胡散臭いこの男の治療とは?
【Karte.03 聖者の刻印】
羽村里奈ちゃん(9歳)が、急性リンパ性白血病で入院している。骨髄移植すれば完治できる可能性があるのだが、母親が移植を拒否している。これまでの治療で二度再発しており、医療不信に陥っていたのが尾を引いているようだ。さらに、預言者から「骨髄移植を受けなくても娘は完治する」というお告げを受け、それを信じているようだ・・・
☆天久鷹央の推理カルテ☆
2024/08/08 22:54
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【Karte.01 雑踏の腐敗】
宮城辰馬は、東京の専門学校に通うため上京してきた。大都会の人の波に眩暈を覚える、ふと右手に痛みを感じ指先を見てみると、どす黒く変色していたのだ。症状に興味を持った鷹央は、マンションに診察に行くことになる・・・
果たして、変色する原因とは?
【Karte.02 永遠に美しく】
母に恋人ができたと、島崎美奈子が統括診断部を訪ねてきた。ただ、その相手は、若返り治療を行っている鍼灸院の先生だ(胡散臭い)。
お金がかかる治療費のことも心配なのだが、母親自身が実際に若返っている。
見るからにして胡散臭いこの男の治療とは?
【Karte.03 聖者の刻印】
羽村里奈ちゃん(9歳)が、急性リンパ性白血病で入院している。骨髄移植すれば完治できる可能性があるのだが、母親が移植を拒否している。これまでの治療で二度再発しており、医療不信に陥っていたのが尾を引いているようだ。さらに、預言者から「骨髄移植を受けなくても娘は完治する」というお告げを受け、それを信じているようだ・・・
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雑踏に紛れると変色してしまう体、異様な若返り、そして医療不信。
本作もまた、様々な症例が盛り込まれたミステリを堪能した。
本当に患者を救いたいと願った天久鷹央は普段の彼女とは違い、まさに鬼気迫るものを感じる。
これからもそんな彼女と、そしてコンビを組む小鳥遊医師の活躍を期待している。
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ニセ医療が多く登場している。作者は医師なので民間療法によって健康を害したり標準治療から遠ざかったりするのが許せないんだろうなあ。
一線保ってる例の詐欺師はいい味出してるし再登場するのかな?
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「雑踏の腐敗」
人混みの中で。
実際に症状が出た時と同じ条件にしたとしても、一つ残らず全く同じ状況を作りだせなければ見つけることは不可能だな。
色んな方法を試しても結果がでなければ、家から出れないどころか段々と精神のバランスが崩れていったかもしれない。
「永遠に美しく」
年齢より若く。
こんなに劇的に変わっていく様子を見ていたのであれば、普通ならば何が起きているのか心配になり病院へ行くだろうに。
医者にしか使用出来ないのは、学ばなければいけない知識が必要だってことぐらい誰だって少し考えれば分かるだろう。
「聖者の刻印」
全ては偽物で。
信仰心が揺らいでいる時に出会ってしまったからこそ、何も疑うことなく軌跡だと祭り上げてしまったのかもしれないな。
何度も治ると言われて再発したら信用はなくなるだろうが、生きれる可能性を高くするには嫌でも縋るしかないのにな。
「詐欺師と小鳥遊」
敵ではないが。
出会いの場を潰され続けている者からすると絶好のチャンスとはいえ、みる目がなければ出会いがあっても無駄だろうな。
もしも助けてもらっていなければ、警察沙汰になっていたのは自分であり尚且つ多方面からいいネタにされてただろう。
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短編が3編ほど入っている作品。
現代の医療のあり方が描かれていて面白かった。科学(医療)で救えない人間が宗教に助けられることはあるかもしれないけど、エホバの証人の事件のように親の宗教のせいで救えたはずの子供の命が救えないのはやっぱり辛い。
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シリーズ7冊目。
精神的にヘタレだった健太くん事件から再びの小児事案。今度はさらに前向きに、リベンジを込めて、うまく行って良かった。
にしても人混みで腐る手とか、若返り治療とか、挙げ句にはキリストの奇跡とか?しっかりと診断つけちゃうのは流石だわ。
小鳥遊センセに相変わらず春は遠いけど。。詐欺師の阿麻音さん、良くない?笑
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第一話だけで、おもしろいです。
第二話からも期待大!
読後。
医療もの好き。
ミステリ好き。
まとめて、知念実希人先生がお相手します笑!
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今回は、3編のお話し。どれもタカタカペアの絶妙なやりとりで、見事解決。聞いたこともない医療の症状が連続するさすがの一作。
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面白かったです
今回はショートストーリー3遍。最後の詐欺師の話は、前のストーリーを思い出させてなかなかよかった。あと、最後に母親が(ある意味)洗脳から解放されてきちんと治療を受けさせてあげられたところはよかった。鷹央先生の成長ぶりもよかった
詐欺師の子の名前が、別れた元嫁のところに置いてきた娘と同じ名前だったのには何だかなぁ、という気持ちだった。字は違うけど
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アクロバティックな症状(病気)は素人にはわからんけど、解けなさそうな謎を提示して、そを見事に崩していくストーリーテリングが毎度毎度楽しい。
就寝前の読書にぴったりの、一直線できれいな物語だなといつも思うな。ま、楽しくて目が冴えるのが難点だが。
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「天久鷹央の推理カルテ」シリーズ7
小鳥遊が赴任して7-10ヶ月
おおよそ「透明人間による密室殺人」の後くらいの話。
人混みに入ると身体が腐敗していく謎、
年老いた女性がみるみる若返りをする謎、
血の涙を流したり、聖痕を浮かびあがらせる預言者の謎、
この3つの真相を鷹央が白日の下に晒していく!
今回は短編集のため、読む間隔が空いても大丈夫!
読書苦手な人にもオススメです!
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身体が腐る病、若返る気、預言者。相変わらず面白い三本だて!そして再度登場した詐欺師、凄く好き。また出て来るといいな。
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死を何が扱うか
医療とは何のためにあるか
人は必ず死ぬ中で
生きるために何をできるか
提案することはできるし
確率を示すことはできるけど
絶対に大丈夫を断言することはできない
でも
不安な時って
「絶対」を言ってほしくなるのだけど
医者には「絶対」を言い切ることはできない
その中で
気持ちに寄り添いながら
当事者と話し合いしながら
気持ちのその先に
たどり着くために
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天久鷹央シリーズ第七弾。
「聖者の刻印」では、小鳥遊だけでなく、
盲腸から復活した鴻ノ池も、なぜか詐欺師の杠までもが鷹央にこきつかわれていて、
大変そうだった。
対決したのは、カルトではなくカトリック教会、
しかもバチカンとは大物だなーと思ったら、偽物だったとは。
最初の「雑踏の腐敗」は謎解き(症状?)の部分も面白かったし、
渋谷という知っている場所が登場したのが面白かった。
患者の姉はOLとして働いているのに、
渋谷のマンションに住んでいる?というところから、
どこら辺という設定なのか気になった。
マンションから歩いて渋谷センター街まで15分ぐらい、
その後スクランブル交差点に行っていることから、
駅の北西側、
寂れた感じの住宅街でスーパーがあるとなれば、富ヶ谷?
でも、そこまで行けば代々木八幡駅があるから、
最寄り駅が渋谷駅だけじゃないし。
まあ、そこらへんは突っ込んではいけないところかも。