- 販売開始日: 2024/01/17
- 出版社: 誠文堂新光社
- ISBN:978-4-416-52351-3
ワイルド・クエスト-ネイティブアメリカンのフルサバイバル術
現代人が忘れてしまった原始の感覚とは? ネイティブアメリカンには、「サバイバル技術とは自然と戦うことではなく、自然に生かしてもらうことだ」という教えがありました。自然に...
ワイルド・クエスト-ネイティブアメリカンのフルサバイバル術
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商品説明
現代人が忘れてしまった原始の感覚とは?
ネイティブアメリカンには、「サバイバル技術とは自然と戦うことではなく、自然に生かしてもらうことだ」という教えがありました。自然に生かされるためには、自然から発せられるさまざまな情報を受け取るために、感覚の感度を大きく高める必要があります。彼らはそのため普段から感覚トレーニングを行い、ハンティング、寝床の確保、病気の治療など、生活のありとあらゆるものにその感覚を利用していました。
本書は、最終的には道具のいっさいを持たずにサバイバルができるようになることを目標に、最低限のフルサバイバル術を紹介しています。しかし、本書やサバイバルに関する多くの書物から技術的な知識をいくら得たとしても、その技術のベースとなる感覚の力を高めていなければ、なんの役にも立ちません。そのため、本書は感覚トレーニングの紹介にも多くのページを割きました。トレーニングといっても、普段の生活やアウトドアアクティビティの隙間に取り入れられるものばかりで、どれも楽しく、同時に気持ちを楽にさせてくれるものばかりです。
本書は、普通に生活を送っていると見過ごしてしまうようなものに、実はものすごい情報や価値があるということに気付く力を養います。原始的な生活をしていたネイティブアメリカンが、なぜ自然を大切にして、自然と共に生き、自然と対話することでさまざまな学びを得られたのかを、本書を通じて共有できたらと思います。
目次
- CHAPTER1 感覚トレーニング
- 現代人が忘れてしまった感覚とは?
- 感覚トレーニングの重要性
- ベースラインとは何か?
- ベースラインにアプローチする
- ワイドアングルビジョン
- アウェアネストレーニング・ベーシック編
- アウェアネストレーニング・アドバンス編
- 自分の聖地を見つける
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普通のアウトドア本とは一線を画す本
2024/02/23 12:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:R_D - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者は米国で高名なトム ブラウン ジュニアに師事し、その技術を伝える著書である。
内容はフルサバイバル(ナイフも持たない状況)において、アウェアネス、石器の作り方、火の熾し方、水の入手方法、獲物の追跡と獲り方などが書かれている。
これらの技術は自衛隊にも著者が教えており、その内容は二見龍の「自衛隊最強の部隊へ―偵察・潜入・サバイバル編」に書かれている。
内容は専門的だが文章は平易かつ分かりやすく書かれているものの、普通のキャンプしかしたことの無い人々には理解は難しいかもしれない。
それでも、できるだけ多くの人に手にとって貰いたいと思える本である。
ナイフ無し、身一つで生き抜くための技術とスピリット
2024/11/20 14:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
レジャーを超えた野生のライフスタイル、フルサバイバルというアウトドアを紹介する。
のっけからスピリチュアルな話題を出されて正直引いたが、「風が吹けば桶屋が儲かる」要領できちんと現実的な仕組みとして説明できている。なので、スピリチュアル懐疑派の私にも抵抗の少ない導入になっていた。ネイティブアメリカンの生き方を知る上では欠かせない哲学も、現実性を伴っていると思うと非常に興味深い。
フルサバイバルの実践には膨大な訓練と事前学習が必要である。全てを網羅しては大変なためか、本書では、何を学ぶか見極めるためのアプローチになるような情報と、著者の体験を基にした役立つサバイバル術の紹介とに焦点を絞られている印象がある。単なる知識の紹介にとどまらない、血の通った実感が根底にあるためか、説得力に富んでいる。
終章あたりのヒーリングの段は眉唾な部分が多かったが、総じて異文化に触れられる良書であった。