うれしくなります
2024/11/28 16:12
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投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりになって、頼る人もいなくなったときのことを思うと心細いです。不安定な世の中だし、いつどうなるかもわかりません。そういう気持ちがで本書を手に取りました。
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一応、日本は性善説で、国民は世の中の法律や仕組みは承知している前提で行政してることになっているから、待っているだけでは公的な機関は何もしてくれない。
国民の権利は主張しようという本。
生きるための様々な社会制度を数多紹介した1冊です。
2024/04/07 20:52
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投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
人生、どうしても金銭的に困る事態に陥る可能性があります。当書はそういった状態になっても生きていくために頼っていい様々な社会制度を著者が調べ上げ、余すことなく紹介している1冊です。
当書で紹介されている社会制度を知っているだけで、人生は辛いものからちょっとでも快方に向かうと思います。やはり知恵を持つことは大切で強いことです。当書でぜひ社会制度を学んでください。
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この本があれば、もし身体を壊したり仕事を辞めたりして困ったことがあっても、なんとか生きていけそうと思って心強かった。がん保険くらいは一個入っておこうかと検討したけど、自分的にはあまりメリットがない(貯金した方が良い)と思ったので契約までには至らなかった。ちょうどずっと気になってたボランティアにも参加して、頼れるNPO法人があることも知った。それを知っているかいないかで、生き死にが左右されるように思う。あとは国のセーフティネット(生活保護や健康保険、高額医療制度など)がこれからも維持してくれることを願うのみ。生活保護に反対している人たちって、自分がずっと健康で生活に困ることはないという自信があるのだろうか。それかよっぽどの大富豪?すごい謎。
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前作の「学校では教えてくれない生活保護」と比べてより広範囲に社会資源を知ることができた。
知識は身を助ける。そして正しい場所へつながることで明日への活路を見い出すことができる。
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困ったとき、相談できる場所を知ってると知らないとでは、こんなにも安心感が違うものなんだなと思いました。
制度等はそのときの情勢により変化していくと思いますが、知識を得る努力しようと思いました。
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「ネットカフェ難民」という言葉が出始めた頃、東京に行った序でにネットカフェの超狭い空間で1夜を過ごしてみた体験を労働組合の機関紙に寄稿したら、(大袈裟ではなく)数十人から「どうだった?」と聞かれた事がある。それ程までに、2000年代初め、若者が一挙にホームレス化を始めて、年寄り活動家はその動きについていけてなかった。その頃の私の「ロスジェネ」事情の師匠は雨宮処凛だった。「生き地獄天国」は、1人の若者がフリーター化し、貧困化し、右翼化し、市民運動家に化ける過程を描いて激オモだった。
あれから20数年、今年彼女は49歳だという。この間彼女は、ホームレスや非正規を助ける活動をする事で、自らも助けてきたと言う。
今も彼女はフリーランスのライターそして独身、つまり非正規である。ふと思う。働けなくなったら。お金がなくなったら。親の介護が必要になったら。それで仕事を続けるのが難しくなったら。そして自分が病気になったり入院したとき、頼る人もいなければどうしたらいいのだろう。
‥‥そうならない為に俺は大変な仕事をし家族も持っているんだ、という貴方(?)、そんな心配全然ないという貴方は、この本をすぐに閉じて次に行けば良い。私は残念ながら、多くは彼女の事情と被るから、この本の情報を得て図書館にいの1番に予約した。幸い予約3人待ちで1番に借りることができた。読了して後悔した。読むのに時間をかけてしまった。直ぐに返さなくっちゃ。これは1日でも長く図書館に「常備」しておかなくてはいけない本だ。これから図書館で買うという図書館司書の皆様、この本は2冊買って1冊は閲覧専用にしていただきたい。「お金がなくて、入院できなくて、仕事に就けなくて、明日死ぬかもしれない」という人に、必ずその日に必要な「情報」を届けなくてはならない本だからである。今は「情報」こそ命だ。例えば‥‥
今や携帯が無ければ就労もできない。実はブラックリスト入りしていても契約できる携帯がある。
奨学金のローンで、身も回らなくなっている若者は多い。2020年にできたばかりの制度に、返済の必要ない奨学金に加えて、授業料と入学金の負担が軽くなる制度がある、ということを私は初めて知った。
不幸はいつも、ありえない方向から、個別的、具体的にやってくる。それらを具体的に助けてくれる、役所の福祉課、福祉協議会、労働相談、NPO法人たちという処がある。けれども、彼らは全ての有用な情報を持っているわけではない。「万能選手」はいない。そして不幸の人を行政は見つけ出して助けてはくれない。いつも「申請」が原則。ここには、もうちょっと深掘りしてほしいところはあるにはあるけど、それ以上に大切な、だいたいどんな処に行って相談すれば良いか(役所や警察は「相談」すると、「窓際作戦」で追い返される事もあるので、その対処法も書いている)だいたいわかる様になっている。
金のない人たちにも、健康で文化的な生活を送るためにはこんな道があることを教えてくれる、正に「死なないノウハウ」なのである。
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これは一家に一冊。
親がいる人は、親の介護が必要とか亡くなったときにためになる。子がいる人にはカタミ?として子に渡しておけばよい。
日本は貧しく、持たぬものに、冷たい。さまざまな制度を見せない見えにくくすることで、使いづらい、申請しづらい、世間の目とか気にさせるようなさらなる冷たさと、人権や人命や人間性への無知と無恥がある。
なので、大金持ちで社会的なセーフティネットなんかいらんよという人以外は、とにかくこれは買っておいて、好きなところ気になるところ必要なところから読んだら良い。雨宮処凛さんの、サバサバとテキパキとこのような現場にどんどん入っていく様がよい。
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書店で気になり、イワケンのブログで見て、それなら読んど子ってことで入手・読了。特に独り身の方に有用な情報が盛りだくさんだけど、誰しもその可能性はある訳だし、知っておきたい内容ばかり。何かのときのため、本書の存在は心に止めおきたい。
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クマさんのレビューを拝見し、諸事情によりこれは読まねば!!と図書館で予約した本です。
クマさん、目の治療の最中でいらっしゃったのに、本当にご親切に有難うございました!
クマさんも仰っていましたがこれは図書館に常設をしておかねばならない本だと感じました。
現在18人もの方が予約を入れてらっしゃるので急ぎ読み終え、メモも取りましたので明日には返そうと思っています。
現在、反貧困ネットワーク世話人としてライターをされている雨宮さんが、ご自身の身も守る為に現場で得た生きて行く知識を惜しみなく提示して下さっています。
就職氷河期にぶつかりフリーターとなった雨宮さんは、49歳になられた今も非正規雇用で独身です。
貰える年金の予定額は月に4万円。年金に関しては更に受給資格年齢が上がるのではという不安の声もあります。
「これほど時代が様変わりしたというのに、社会保障制度だけが経済成長の時代のまま。昭和の忘れものが幅を利かせているような状況だからこそ、現実と大きな乖離を生んでいる。」
自己責任と突き放される今だからこそ、用意されている保障をフル活用して生き抜かねばならないのに、国は大切な事は何一つ教えてはくれません。
以前、またまた諸事情により困っていた私に、たまたま詳しい年上の方が色々ご親切に助言を下さったので乗り切れた事があり、私は本当に幸運だったと思います。
本書は本当に色々な場面で助けになる保障制度が実例を混じえたりなどしつつビッシリと紹介されています。
読む方によってお困りの件もそれぞれ違うと思いますが「ここは要らない、ここは必要だ」と選んで参考に出来る逆引き辞典のように使えます。
例えば、保険証が無くて病院に行けない、仕事を探そうにも携帯がない、学費の負担が大きい、というお金の困り事から、癌になってしまった時や、高齢で賃貸物件が借りられない時の対処法まで載っており、連絡先まで書かれてあります。
実際に困っている知り合いにこの中のいくつかを伝えた所「こんなの知らなかった。めちゃくちゃ良い制度!」と驚いていました。
私自身もこんなに生き抜く方法があるとは目から鱗です。
実際にこのセーフティーネットを利用出来ずにこぼれ落ち、悲しい決断をされてしまう方が多いと書かれていました。
これもクマさんが仰っていましたが、読み終えて共感しか無かったのでこちらにも書かせて頂きます。
全国の図書館に2冊は購入して頂き、1冊は閲覧用に常設して欲しいです。
どうか多くの悩んでいる方々にこの本が届きますように。
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はい、雨宮処凛さんだす
著作を読むのは初めましてですが、昔よく「朝まで生テレビ!」に出演されてたのを見てました
ゴスロリの人ですよね
そしてとにかく必死な人っていう印象
ザ論客って感じの人ではなくやり込められてむぅってなってる絵が浮かんでくる
けどめげない、闘う
中身は命を守るために、社会保障を使いこなすコツや困りごとの相談先を紹介する一冊
ほへー、社会保障って実はいろいろあんのねーと思いました
知らんかったなー
つか知らせようとしてないんやな
アリバイ作りで一応作ってはあるけど、使われないようにしとこって感じか?
でも、まぁ色々あって参考にはなったけど、とりあえず今のわいには必要ないかな
将来どうなるかは分からんけどね
それにさー、この本はすごく有用で図書館にあったらいいと思うけど、いざ生活の危機に直面した人が「うわー困った!そうだ、図書館(本屋さん)に行って調べてみよう!」ってなるかなーって思うんよね
行政は隠そうとしてるしさー
うーん
( ゚д゚)ハッ!
そうか!これってもしかしてあれじゃね?
むしろわいみたいな人に向けて書かれた本なんじゃね?
わいが教えてあげればいいんじゃん!
困ってる知人や友人に、「あーなんかそんなときいいのあるって前読んだ本に書いてあったなー。ちょっと一緒に調べてみっかー」って言ってあげればいいんじゃね?
もっちろん現実の困りごとに対処するための情報満載なんだけど、筆者本人があとがきに書かれているように、人が人にやさしくなれるように書かれた本なんじゃね?
雨宮処凛さんみたいにがっつり困ってる人を救う活動はできないけど、せめて自分の周りにいる人にはちょっとしたお手伝いができるようなミニ雨宮処凛を作るための本だったんよ!
よーし、わいも今日からミニミニ雨宮処凛や!(しれっとミニ1個増やしてスケールダウンしてますけど)
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収入が労働力のみであれば想定外の傷病、親の介護などによる就労継続差し支え、避けられない老い、死など、知恵と備えは必要だと認識しました。相談、情報収集の照会先が役所ではなく、民間団体であることにこの先の不安があります。社会保障制度のわかりにくさや不備不足を民間団体が補う現状もよく分かりました。
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現代の様々な個人的な問題を解決するためのバイブル。様々な公的支援の紹介、それでも公的支援では賄えないお困りごとへの対処方は、今は困っていなくてもこの本を軽く読んでおくことで安心感が増す。
自分に関わっている人達との関係を大事にし、あるいはこの本で得た知識で友人を助けることもできると感じた。
結局、人生においてお金にまつわる問題が大きいと感じるが、このような本を読んでおくことで不慮のトラブルへの対処が出来ると思う。生活貧困者への支援制度がことのほか多いですね。病気になった場合の対応や終活に関することも参考になった。
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20年の国政調査によると、この国で一番多いのは「単身世帯」で38.1%。単身世帯は一貫して増加傾向にあり、1985年は20.8%、5世帯に1世帯だったものの、今や2.5世帯に1世帯。
また、65歳以上の高齢独居世帯は20年に672万世帯。2000年の303万世帯から倍増している。
そんな中で増えているのが、身内がいても弔う人がいない死者。日本では年間約150万人が亡くなるが、弔う人がいない人の数は近年だけで約10万6千人。うち無縁遺骨は6万柱にのぼると言う。
そしてこの国の貧困率は15.4%だが、突出して貧困率が高いのは単身高齢女性。一人暮らしの65歳以上の女性の実に46.1%が貧困ライン以下の生活を強いられているらしい。
日本国憲法第二十五条で、(1)「すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」 (2)「国は、すべて の生活部面について社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」 と、規定して いる。 つまり国民には生存権があり、国家には生活保障の義務があるということだが、これだけ貧困者がいて、孤独死が増えていると言うことは、国が冷酷と言うことかな。
しかし、意外といろいろな制度があることが分かった。
とある元首相が、まず自助と宣うたが、(なかなか自分でみつけることは難しいとしても)、簡単に死なない方法(ノウハウ)があるのだ。
お金、仕事、親の介護、健康(重い病気の時など)、いろいろなトラブル、死に際して、と章ごとに、どんな制度があり、どこに相談したら良いかなどが書かれてある。
ほとんどの国民は、章にある事柄で、何らかの悩みがあると思うが、これを参考にすれば、何か役にたつだろうな。
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生活に困ったとき、日本には様々な制度があるんだ、と感心してしまった。
しかし、知らない制度がいっぱい、情報弱者だ、私は。
以前同世代の同じような環境の仲間との会話の中でも色々な行政サービスの話が出た。私は知らないことが多く、みんなの情報量の多さにびっくりしたものだ。
行政サービスは自分からアクションを起こさなくては行政からは教えてくれない。待っているだけでは何も無いのと同じだ。この本を読んで改めて納得した。
そしてスマホが人々の生活に深く深く入り込んでいることも改めて思い知らされた。スマホが無くては生活が成り立たなくなっているようだ。何はなくてもスマホ、って感じか。
差し迫った老後と、自分の人生の後始末に大いに参考になる書だった。