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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
地震なんて、そうあるものではないが(日本は数年に一度、大きいのがくるけど)その地震が、ミステリーを作ったようなものです。元探偵の飛鳥井光流が、芸術家一家が住む黄土館に葛城たちを招きます。そこで地震が、という……。
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四作のシリーズなんて、知らなかった…
何かがグルっと回ったり、釣り天井とか、隠しエレベーターとかてんこ盛りなのに、偶然に翻弄される犯人とは
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単体で一回読んだけどなんか微妙だったので紅蓮館、蒼海館も読み直してから再読。
読み終わって大量に防災グッズを買ったのは言うまでもない。
全部通して読むと、葛城って最初そういえば結構合宿抜け出すとかビビってたなぁとか、田所くんがいるからそういう壁みたいなのも徐々になくなって黄土館のコミュ力高め葛城になったんだなぁと感慨深い。
元探偵の飛鳥井光流によばれ、天才芸術家家族が住む黄土館にやってきた葛城たち。タイミング悪く地震による土砂崩れが発生し、田所たちは館側、葛城は一人で館の外に取り残されてしまう。
田所たちは館内の連続殺人の調査、葛城は外で別の殺人計画を防ぐという2段構成。
飛鳥井の推理手法は結構気味が悪かったが面白かった。
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前作までの設定をすっかり忘れていたので、読み進めるのに時間がかかったし、葛城側の事件ショボくね!?と思っていたら、館サイドで人が死んだところから一気に加速した。おもしろーい。有栖川有栖の双頭の悪魔を思い出した。
動機は何だろうと思っていたから、事件の真相を知っておおっとなった。いいですね、こういう真っ直ぐな憎しみは。
名探偵ふたりはすごい鼻に着くキャラなんだけど、田所と三谷のふたりは好きだった。
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大学生となった田所信哉はある人から手紙を受け取り、葛城・三谷とともに、世界的芸術家・土塔雷蔵の屋敷である黄土館にやってきた。到着早々、地震により土砂崩れが起きて黄土館は孤立。「名探偵」の葛城とも離れ離れになってしまう。翌日には雷蔵が遺体となって発見され、土塔家の家人が次々と殺されていく…。
シリーズ一作目『紅蓮館の殺人』から繋がる話。作中で3年の時が流れており、田所くんは高校生の頃と比べるとだいぶ大人になった感じがする。進学先がばらばらなのは少し意外な感じ。
分断された葛城サイドと田所サイドでそれぞれ年末年始の4日間が描かれ、それぞれで起きていることが最終的に繋がる。黄土館は田所の視点だが、もう一つは葛城視点じゃないのも面白いところ。
あとがきによると、このシリーズを館四重奏と名付けているようなので、次は風と春がテーマの本が出る模様。次はどんな本になるんだろう。
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新作を楽しみにしていました。
あまり何も考えずに読む私でも犯人は分かってしまった。ただ、いつも思ってしまうのは飛鳥井は性格悪い。助けを求めておいて殺人事件が起こってもその態度?!と。
偶然が重なりすぎる事やライフルって上手い人はそんなことできるの?と疑問は多々ありましたがなんだかんだ言いつつも楽しめました。
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のっけから交換殺人が出てきて、これ一体どこに着地させるんだ???って思ってたらちゃんと着地した。しかも序盤のプロバビリティーの殺人方法が後半にもちゃんと効いているのが良い。地水火風シリーズで後一冊刊行されるらしいので、いまから楽しみです。
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館ってやっぱり最高〜吊り天井出てくると興奮するよね、好きだ〜。
年始に毎回出てるイメージで、今回はすごいタイミングでの出版だったんだなぁ。無事発売されてよかった。毎回金色の帯なのいいよね。
名探偵は神の如く傲慢であってくれよ〜〜〜のわたしvs名探偵だって人間なんだよ!!!!のわたしvsダークライ。名探偵ってこねくり回されるほどいい。
秒で終わりそうな倒叙が始まった時は何事かと思ったけど女将の交換殺人の提案動機意外性あってよかった。
田所くんがんばった。
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殺人を企む一人の男が、土砂崩れを前に途方にくれた。
復讐相手の住む荒土館が地震で孤立して、犯行が不可能となったからだ。
そのとき土砂の向こうから女の声がした。
声は、交換殺人を申し入れてきた――。
同じころ、大学生になった僕は、
旅行先で「名探偵」の葛城と引き離され、
荒土館に滞在することになる。
孤高の芸術一家を襲う連続殺人。
葛城はいない。僕は惨劇を生き残れるか。
大学生になった葛城くんと田所くんと三谷くん。第1作で知り合った飛鳥井さんの依頼でとある屋敷へ向かう。飛鳥井さん懐かしいなぁと思っていた私。三谷くんは、2作目から合流してるから飛鳥井さんのこと知らなかったんだっけ?と思いながら読む。
葛城くんと田所くんが別れてしまい、田所くんは孤立した屋敷で連続殺人に遭遇。葛城くんは、避難した旅館の若女将を付け狙う殺人者に遭遇。
しかし、屋敷の中で起こる凄惨な事件。屋敷の主が不可解な死に方をし、探偵をしないという飛鳥井さんは、言葉ではそう言ってるけど自然と探偵行為を行う。まぁ、染み付いてしまったものは仕方ない。
でも、飛鳥井さんは本当に可哀想だったな。昔の事件で相方を亡くし、今度の事件でもやっと出会った信頼できる人を亡くしてしまい、もう絶望だらけだよなぁ。本当に辛い。助け出されて、もう探偵はしないって言い切ったけど、それでも葛城の言葉で最後の探偵をやり遂げる。飛鳥井さん、本当に引退しちゃうのかな。
事件の真相は、なんだかすごかった。そして、こんなにも偶然に助けられた殺人者はいなかったのではないかと思った。でも、よくよく考えてみると殺された屋敷の主人は自業自得感があるような気がする。他の家族には罪はないけど。
今回は第3作目ということは、次の4作目が気になる。4作目までぽいけど、それでも気になる4作目!今度はどんな事件になるのかな。
2024.3.17 読了
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葛城は相変わらず癖あるな〜
前作から3年作中の時間が経ってることもあって葛城も田所もいくばくか精神的に大人になってたね
次作でシリーズは一旦完結だと思うけど後味良く終わりそうで一安心
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装画: 緒賀岳志
発売日に本屋さんでゲット!
地震がおこる内容なのは本の後ろに記載があったのですが…びっくり
名探偵と助手は離れ離れになってしまう
今回は名探偵が現場から離れて推理する羽目に。
現場にいる助手が頑張って推理していくけどやっぱり名探偵には敵わない
今回もおもしろかった〜
予想の斜め上を行って、何回も目を丸くしている自分がいた(゚o゚;;
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第一章が少し不完全燃焼感があったが、最終章に繋がったときは、このための話の流れなのかと納得しました。
殺人トリックは少し現実離れしたところはある気がしたが、最後まで結末がわからない感じで楽しめました。
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火災、水害と来て今回は地震に見舞われ、とある館で連続殺人が起こってしまう。また別の場所では交換殺人を持ちかけられた男が殺害計画を練っていき、、実行しようとするが偶然居合わせた名探偵に阻止される。この二つの別の場所で起こった出来事から真犯人を暴いていくストーリーが面白かったし、「なんとなく犯人はこいつだろうな。」という予想はついたものの、犯人が仕掛けたトリックを論理的に推理していく過程や犯人の隠された動機、それらを踏まえた上で地震による災害により計画通りにいかないことも物語のアクセントになっていて一気読みだった。令和の館シリーズとしてもっと多くの人に読んでもらいたい作品の一つ。
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「災害」+「クローズドサークル」から始まるシリーズ三作目の本格ミステリー。
本格ミステリー好きには、たまらない一冊だと思います。「交換殺人」「館もの」「閉鎖空間」「不可解な殺人現場」「仮面の人物」「名探偵」と、これでもかと本格ミステリー要素が詰まってます。
600ページ超えの大作で、どっぷりこの世界観に没入できて、大満足でした。
本作〈館四重奏〉シリーズとのことで、次は「風」をテーマにしたクローズサークルのようです。火事→洪水→地震ときて、次は台風?竜巻?落雷?とかでしょうか、予想するだけでも楽しいですね。次回作にも期待大です。
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読了!読み応えたっぷり!お腹一杯になりました〜。初めて葛城・田所コンビが分断されどういう展開になるの?とワクワク感が止まりませんでした。トリックも秀逸、奇想天外です。館は4重奏らしく、残りは風。復活した飛鳥井にも次回注目していきます。ここからはネタバレ含む感想〜、小笠原と満島は登場一覧に年齢記載有り、早い段階で双子の片方とは分かったけど、地震で分断されており、どう絡むのかがさっぱり分からずドキドキしながら読みましたよ。流石阿津川先生。あと黄来が読めず、一度フリガナ出るとそれ以降は無いみたいで、こうらい?きらい?きく?おうらい?何だっけと。登場人物一覧にフリガナ欲しかったなぁ。最初はp96にフリガナ有りました。
一つ分からないことも有ります。p399で飛鳥井は雪絵と月代を連れて戻りました。そこから雪絵が離れた描写が無いのですか、p403で月代が雪絵を部屋から呼んでいます。何処の部屋へいつ雪絵は行ったのかさっぱり分かりません。どなたか教えて下さい。
小説発売時期が能登半島地震と重なりすごく悩まれたと思いますが、読み終えて発売ありがとうございますと阿津川先生や出版関係者の皆さんにお礼が言いたくなりました。次回作も期待してます。