無関係な死・時の崖(新潮文庫)
著者 安部公房
自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、試合中のボクサーの意識の流れを、映画的手法で作品化した『時の崖』...
無関係な死・時の崖(新潮文庫)
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商品説明
自分の部屋に見ず知らずの死体を発見した男が、死体を消そうとして逆に死体に追いつめられてゆく『無関係な死』、試合中のボクサーの意識の流れを、映画的手法で作品化した『時の崖』、ほかに『誘惑者』『使者』『透視図法』『なわ』『人魚伝』など。常に前衛的主題と取り組み、未知の小説世界を構築せんとする著者が、長編「砂の女」「他人の顔」と並行して書き上げた野心作10編を収録する。(解説・清水徹)
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無関係な死・時の崖
2024/06/09 17:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
安部公房の短編集。『人間そっくり』へと発展していく短編もあり、そこに『箱男』のようなモチーフもあるところが面白い。「人魚伝」など表題作以外にも面白い作品も収録されている。
無関係な死・時の崖
2001/10/04 19:54
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あんぱん - この投稿者のレビュー一覧を見る
安部公房の短篇小説集。
「時の崖」はボクサーの心理描写によるなかなか画期的な短篇小説である。
無関係な死は知らぬ間に見知らぬ死体が部屋に放置され、それを発見した部屋の男性が邪推により自らの存在をも失ってしまいそうになってしまうという安部公房お決まりのパターンの短篇小説。
他に8篇の短篇小説が収められている。