- 販売開始日: 2024/02/28
- 出版社: 小学館
- ISBN:978-4-09-386710-8
君を守ろうとする猫の話
著者 夏川草介
お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。 幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を...
君を守ろうとする猫の話
商品説明
お前なら、きっと本を取り戻せるはずだ。
幸崎ナナミは十三歳の中学二年生である。喘息の持病があるため、あちこち遊びに出かけるわけにもいかず学校が終わるとひとりで図書館に足を運ぶ生活を送っている。その図書館で、最近本がなくなっているらしい。館内の探索を始めたナナミは、青白く輝いている書棚の前で、翡翠色の目をした猫と出会う。
なぜ本を燃やすんですか?
「一番怖いのは、心を失うことじゃない。失った時に、誰もそれを教えてくれないこと。誰かを蹴落としたときに、それはダメだと教えてくれる友達がいないこと。つまりひとりぼっちだってこと」
ようこそ、新たな迷宮へ。
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大切なものは、いつも心の中にある
2024/08/30 15:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
喘息のせいで、家と学校と図書館が居場所のナナミ。
ある時、図書館の本が少しずつ無くなっていることに気がついて…。
本を中心に巻き起こる、冒険と親子や友達、仲間とのの絆の物語。
「本を守ろうとする猫の話」の続編です!
前作はここで完結なのか?と思いきや
続編が出てくれました!
今回の主人公、ナナミちゃんの
本への愛はすごいです!そしてどんな問題にも
まっすぐに立ち向かっていく、心の強さもすごい。
前作の猫さんも顔負けの行動力でした。
ただ、心は強くても、喘息のせいで体が思うようにいかない。
ラストスパートまでドキドキでしたが
お父さんとの絆も深まり
誰かを頼ること、そして、誰かが助けを求めている時は
助けてあげること。
その大切さが描かれた、心温まる物語でした。
"「忘れるな。目に見えるものがすべてではない。大切なものは、いつも心の中にある」210頁"
猫と少女と不思議な書店
2024/06/01 20:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館から本が無くなることに気が付いた少女が、本を消している灰色の男に対峙し、本を取り返そうと奮闘。
幼くして母を亡くし身体の弱い少女が、灰色の男の脅しや甘言に惑わされず、大切な本を通して、誰かに助けられ、いずれそれを返せる人になれる希望を抱きます。大人ななり社会に出ると忘れてしまう気持ちを見つめなおせるお話。
喘息の中2女子
2024/12/04 02:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
図書館で読書ばかりのナナミは、ある日、本がなくなっていることに気が付きます。言葉を話す猫が出できたり、ファンタジーかな、前作の主人公も登場するし。盗んだ本を燃やす灰色の男というのもやや異常な感じ、ただ、ラストは落ち着きましたが。
今作は中学生
2024/03/25 13:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作は高校生男子が主人公で、
今作は中学生女子か。
本の内容や対象年齢を勘案したのかな。
書籍とか図書館とか、時代とともに役割が変わるのかなあ。