100年後の九州山奥
2024/07/01 19:55
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投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
融合手術を受け25歳のまま歳をとらない女性による、家族語りで進む物語。歪んだ家族の関係、一人になってやっと気が付く後悔や自分の気持ちなどが少しずつ明らかになっていきます。
100年後が舞台のSFなのに、社会問題は現代と変わらず、ジンワリ不気味さが漂うお話。
読む人を選ぶかな
2024/05/11 12:17
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分には合わなかった。
内容はともかく、ひらがなばっかりで、句読点も適当で、改行もいい加減で読みづらい。
その辺が普通だったら、多少イメージ違ったかも。
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なんか、スゴいものを読んでしまった…という感じ。
人が人間らしく生きるってどういうことなんだろう。
終盤はなぜだかわからないけれど涙が出てしまった。
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サクッと読めて、なんだかすごいものを読んだような、そんな気になる。SFだけど、メインは大人になりそこねた人が大人になる話なのかな。自分自身とちゃんと友だちになる話。過去と向き合うことと見つめることは、少し違うかもって話。
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死にたかったのに、死なない身体を手にしてしまった子。
愛とは何なのか。
生きるってどういうことか。
すごく深い物語だった。
科学や技術が発展した世界で、人が人らしく生きるにはどうすればいいんだろうと考えさせられた。
というか人らしさって何だろう……
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ちょっした衝撃を受けました。ひらがな文章は読みづらいですが、我慢して読み進めて欲しいです。哲学のようなSF!主人公の名前を明かさない意図を想像したい。いや、理由を知りたい。
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SFマガジンで読了。
ドーン!とくるというよりは、読み終わってもどこか片隅がジンジン痛むような、後を引く作品。
永遠に老化しない、ゆう合う手じゅつを受けた主人公。
親も兄姉も先に亡くなっていく。オムツを替えた甥、恋人のシンちゃんも。
平仮名が多くて主人公の独白のようだったので、「ミシンと金魚」に似てるかなぁと冒頭は思ったが、読後感は「ふがいない僕は空を見た」に何故か似ていた。
気持ちの持って行き場がないというか、どうにもならない感じとか、どこかをギュッと掴まれたような感じというか。
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するりと読めるけど内容は重めでどんな結末になるか分からなくて、でも惹き込まれてあっという間に読み終えた。
物語を消化するのに時間がかかりどんな感想を書いたらいいのか悩み、上手く言葉に出来ないがとても凄い作品を読んだ。
わたしの最後の思いに晴れやかな気持ちになり、なんだか救われた。
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自分を見つめ、自分がしたことをなかったことにしない、ということはとても大切だけどなかなかできないことで難しく辛いことだと思います。
それを主人公の『わたし』は成し遂げていてすごいなぁ、強いなぁと思いました。
主人公の名前をあえて表記されていない点が、自分に置き換えて考えられるので良いかな、と感じました。
読み終わった感情が、何とも言えない…
自分を見直さなければ、と思える作品でした。
読みやすい本で、こんなに考えさせられる内容の本は初めてでした。
また読み返したいと思います。
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機械の体になった女性の話。
100年後、本当にこうなるかも、と考えるといろいろ怖い。最後にでてくるトムラさんの未来型思考。カウンセリングでも解消できない悩みなら、記憶を消すか改竄すればいい、なんて。あれが当たり前になっていくんだろうか。寂しいね…。
あと、やっぱり平仮名が読みづらいよね。
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ひらがなの始まりがアルジャーノンを思い出した。ので、純粋、無垢な気持ちで入ることができた。シンちゃんの人生を壊した、と言ってるけどそうなのかな?と感じた。案外シンちゃんはとても幸せで、大好きな人と一緒にいて、看取られたのなら幸せなのでは?と思う。その考え方が交差しないのが切ない。アスノヨゾラ哨戒班は昔よく聞いていたので、より感情移入できた。懐かしい。
壊してくれって願って足宛いたって
『願ったんなら叶えてしまえや』
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最近読んだ本の中で一番かなしい物語。記憶をいじくる結末も見てみたかって気もするけど、この了もしっくりきました。おもしろかったです。
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評価が高い作品だったので気になり手に取りましたが、ひらがなで稚拙な文章が続き嵌まらないまま読了しました。私の読み手としてのセンスの無さか、先進的過ぎて理解出来なかったのかわかりませんが、一般受けしにくい様には思いました。
ただ不死の手術は私には不要です…
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ひらがな読みにくいと思いながらも
ふわふわと読み進めるにつれて独特の世界観に入り込んであっという間に読了
融合手術を受ける前から ちゃんの思考には怒りや悲しみがなく、諦めが根底にあったのはお父さんからの虐待で心が壊れちゃってたからかなと思った。心が壊れたまま生き続けて、シンちゃんも死んじゃって、漸く色々気がついた ちゃん。どうか友達ができますように。誰かに愛されるよりもいいこと、みつけられますように(わたしもみつけたい)
I need to know that I have done one thing right with my life.
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SFなのだけれどにんげんであるってとか、いきることってとかかんがえてせつなくなったり、とてもおそろしくなったり、さいごにはなぜかなみだがぼろぼろこぼれてきたり。こころをえぐられるとてもすてきなものがたり。おなかいっぱい。