- 販売開始日: 2024/03/15
- 出版社: 吉川弘文館
- ISBN:978-4-642-05932-9
明暦の大火
著者 岩本馨
ローマ大火とともに世界史上最大級の惨事といわれる明暦の大火。その後の「都市改造」が新たな江戸を創り上げたとされるが、果たしてその通説は正しいのか。裏付けのないエピソードを...
明暦の大火
商品説明
ローマ大火とともに世界史上最大級の惨事といわれる明暦の大火。その後の「都市改造」が新たな江戸を創り上げたとされるが、果たしてその通説は正しいのか。裏付けのないエピソードを避け、信頼性の高い記録から災害時の天候や焼失範囲などの事実関係を確認。江戸図類の記載情報をデータ化して空間的な変遷も読み解き、大火と復興の実像に迫る。
目次
- 「都市改造という神話」―プロローグ/大火の日(大火前後の江戸と絵図〈江戸の実測図/大火前の江戸図〉以下細目略/明暦三年、正月/三つの大火/大火の被害)/「復興」の実態(焼け跡から/大火後の被災地/郊外へ)/大火以前・以後(江戸のスプロール/始まっていた「改造」/「改造」は前進か)/神話化する大火(『むさしあぶみ』の功罪/「都市改造」幻想)/大火がもたらしたもの―エピローグ/明暦3年元日時点の大名一覧
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明暦の大火
2021/09/28 16:59
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
明暦の大火によって廃墟と化した江戸の町を幕府が計画的な都市設計でより良い街に生まれ変わらせた、という言説があるが、そもそも大火前の江戸の町並みがよく分かっていないため、その言説は確かではない、という前提を元に、近年発見された大火前の江戸の町並みを記した資料を検証する。また、どういった経緯で復興神話ができあがったのかについても、「むさしあぶみ」への批判もあわせて記されている。
目次
2022/03/14 22:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:tak - この投稿者のレビュー一覧を見る
「都市改造という神話」―プロローグ
大火の日
大火前後の江戸と絵図
明暦三年、正月
三つの大火
大火の被害
「復興」の実態
焼け跡から
大火後の被災地
郊外へ
大火以前・以後
江戸のスプロール
始まっていた「改造」
「改造」は前進か
神話化する大火
『むさしあぶみ』の功罪
「都市改造」幻想
大火がもたらしたもの―エピローグ
明暦3年元日時点の大名一覧