隠し子騒動
著者 廣嶋玲子(著)
「おとっつぁん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いて...
隠し子騒動
商品説明
「おとっつぁん! 会いたかった!」おまきと名乗る少女は久蔵に飛びついてそう叫んだ。目に入れても痛くない双子の愛娘の目の前での出来事に呆然とする久蔵。だがよくよく話を聞いてみると、母親はかつて一緒に暮らしたことがある芸者。ゆえあってのこととはいえ、まったく身に覚えがないわけでもない。それでも娘として迎え入れることはできないと、いったんはおまきを帰したが……。久蔵の隠し子騒動に端を発した事態は、千吉や玉雪、果ては大妖たちまで巻きこむ大事に発展する。好調、お江戸妖怪ファンタジイ〈妖怪の子、育てます〉第4弾!
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いくつか腑に落ちない点はありましたが面白いです。
2024/07/21 17:44
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編2つと、次巻への引きがある中編1つが入った巻です。
短編は、千吉が弥助に構ってほしいばかりにアホな事を考えるというものと、
イモリの化身の黒守が弥助に人間の少女を預けるお話。
黒守のお話は良かったです。浮気する理由を語る場面が少し説明くさかったですけど。
後半のお話は久蔵の娘だと言う少女がやってきたことに端を発した騒動で、気になるところで終わりました。
十郎はニセ十郎なのか?
妖怪達を操っている者は何者なのか?
ちょっと気になったのが、妖怪達を操っている者の事を誰かが「ヤツら」と言ってたこと。
複数犯なのか?(深い意味はなかったのかもしれませんが)
しかし、おまきは子どもとは言え、なかなかクズ寄りでしたね。
あれだけ性根が腐ってたのに、死んだ後でアッサリ改心したのがちょっと腑に落ちませんでした。