いつしか癖になる鼻歌かも
2025/02/27 16:32
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投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書の普及の推進によって文化の向上と社会の進展に寄与する
読書推進運動協議会という団体があります。
そこから毎年9月には「敬老の日読書のすすめ」、
1月から3月には「若い人に贈る読書のすすめ」といったコンパクトな読書ガイドが
出されています。
大島梢絵さんの『読書は鼻歌くらいでちょうどいい』は、
2025年の「若い人に贈る読書のすすめ」に載っていた一冊です。
そのガイドにはこう説明があります。
「読書インフルエンサー大島梢絵さんの初著書となる読書エッセイ。」
昭和30年代や40年代の親世代からよく「本をまたいではいけない」と叱られたものです。
多分その当時の本というのはどこか高尚で、乱雑に扱ってはいけないものという思い込みがあったのでしょう。
そういう気分で育った世代にとって、読書が鼻歌なんて信じられない、
読書はクラッシック音楽、襟を正して行うもの。
って、まさかそんな風に思っている人はもういないのでは。
そんなこといってると、本当の読書の愉しみを知る以前に、本なんか手にしなくなる。
一年間に本をまったく読まない人だって増えているのに。
この本の著者大島梢絵さんだって、幼い頃から本好きだったわけではありません。
むしろ、本好きになったのは数年前。
そんな彼女だからわかる、気軽な読書スタイル。それが「鼻歌くらい」。
彼女が提唱(これも固い言い方ですね)、思っているのは、
堅苦しいルールにはまらない読書。
実際この本だって、目次を見て、興味のあるページを開くといい、
どうせ、読書は鼻歌。でも、気にいったら、ずっと口ずさんでいることになります。
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投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
気軽に楽しみながら読書している様子が、すばらしくてうらやましく感じました。鼻歌くらいでちょうどいいんだと、納得できました。
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この本はまず、読書初心者向けに書かれた本だと思いました。
私は自分が読書上級者だとは全く思っていませんが、一応ブクログで1200冊余り読書記録を書いているし、初心者ではないので、知っていることを確認する読書だったと思います。
この本に出てくる著者が読まれたという読書論の本はほぼ全部ブクログで読んでいました。あまりに知ってるタイトルばかりでてくるので自分は読書論オタクかと思いました。
でも、この本に紹介されている本は今までの私の本棚にない本が結構ありました。
その中で読んでみたいと思った本を自分の記録として書かせてください。(図書館で借りている本なので)
ーーーーー
『パリのすてきなおじさん』金井真紀
『ボールのようなことば』糸井重里
『シンプルだから、贅沢』ドミニック・ローホー
『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる』林伸次
『日々憶測』ヨシタケシンスケ
『夢をかなえるゾウ4ガネーシャと死神』水野敬也
『幸せについて』谷川俊太郎
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押し付けたりせず、緩く軽く読書って楽しいよーと進めてくれる。イラストも可愛くて、パラパラめくるだけでも気分が上向く。カレーは食べたくなる。本や読書についての本のなかでは近寄りやすく、読みやすい。何回か読み直すだろうな。オシャレな雰囲気に少しだけ気後れしたのは内緒。
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読書は勉強のためだけのものじゃない。もっと気軽に肩の力を抜いて楽しめるもの。
だから、読み方だって最初から真面目に読み通す必要はなくて、好きなところから読めばいい。何なら合わないと感じれば、閉じて寝かせてみてもいい。
他にも複数の本を並行して読んだりするなど、著者の大島さんの読書は自由で風通しのいいイメージ。
少し大雑把に思えるかもしれないけど、実際には丁寧に読んで、本から何かしらを得て生活を豊かにしてる印象でした。
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少なくとも、息をしたりご飯を食べたりすることと並列に読書の存在がある私に向けた本では無かったな
読書の入口に立つ人に向けた本なのかな
特に前半は読んだことのある本からの引用が多くて「うーん…」という感じ
本を読んでいて心に残る一文というのはもちろんある
引用されていた文も覚えているものが多かったし
でもそれって、一冊の本を最初から最後まで読んでこそ輝くというか
こうやってたくさん切り貼りされた文だけを読んで何かを分かった気にならないように気を付けようと思った
うまく言えないけど自分への戒め
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●読前#読書は鼻歌くらいでちょうどいい
僕にとって読書は日常習慣なので、自分なりの見つけ方や読み方は確立されている。すでに鼻歌レベルだが、著者の考えに参考になるところがないか読んでみたい
https://mnkt.jp/blogm/b240510a/
●読後#読書は鼻歌くらいでちょうどいい
多読の人はやはり同じ悩みを抱えるんだ、とわかり安心した。そして、その悩みに対しての著者の解決案、「そっか、そう考えればより読書を楽しむことができるよな」と納得できることが多く救われた気持ちになった
https://mnkt.jp/blogm/b240510a/
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何度も読みたい本!!!
何度もAmazonのカートに入れ、ネットで買おうか、本屋さんで手に取って買おうか決めかねていた梢絵さんが書かれた一冊。
わたしも本は読み始めたら読みきらないと…と考える1人でグサっと刺さる。
なにもマークせず、ただひたすら読む。
そんなのがいまの私の読書の仕方。
だから、印象に残った場面も読み終わった時には忘れている( ; ; )
文章を作る(まとまった感想を書いたり…)ことが
苦手なわたしは、読み終わっても皆さんが記録されてるような感想を書けない。あんな風にまとまった感想を書かれる方たちが正直とても羨ましい。
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インスタで知った本。何気に本を開くだけでいい。本を開けば作者の思考に触れる。そこで感じることがあればいい。文字情報で味や香りを感じたり、感情を揺さぶられ、泣いたり、吐き気を催したりということもある。自分が自由に読んで愉しめばよい。ところで、この本でドッグイヤーという言葉を知った。私はページの角を折ったり、マーカーを引いたりするのは嫌なので、気に入った箇所にココフセンを貼るようにしている。本を読むときは必ずカバーをかけ、そこにココフセンをつけたクリップを取り付けている。読み終えた後に付箋を辿ることで、ここに付箋を貼った自分を再確認している。
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【きっかけ】
「読書をもう一度始めよう」「読書記録をつけよう」と思うきっかけとなった、私の読書の原点!であるインスタグラマーのこずえさんが出した書籍。
とっても嬉しくて発売日に読んでしまった!!
【あらすじ】
「活字だらけの本は、わたしには読めない」と思い続けた著者が、今では年間150冊読むほどの本好きインフルエンサーに。
そんな彼女が綴る、本が好きになる読み方がたっぷりつまった読書エッセイ。
【心に残ったところ】
◉"本は、忘れるおかげで何度も楽しむことができます。小説好きのわたしの友人は、「この本、もうそろそろ忘れた頃かな」なんて、忘れることを待っているくらいです。…(略)…わたしの夫も、忘れること前提にどんどんと本を読むタイプ。彼の言い分はこうです。「そもそも人間は忘れる生き物。それなのに抗って、読んだものは覚えておかなきゃもったいないなんて思考でいると、それこそ読書の弊害になるのではないか」。"
◉"おもしろくなかったから無駄だった、ということは決してなく、それはきっと自分と向き合えるチャンスだと思います。どういうところがおもしろくないのか、どうして共感できないのかに向き合ってみると、自分の大切な価値観が見えてくる気がするんです。"
【感想】
この本を読んで、私はこずえさんの「考え方」が好きなのだなと再認識した!
特に好きなところは2つ。
1つめは、「読んだ内容は忘れたっていい」。
私は忘れるのは怖いと思っていたし、なんなら今でも正直怖い。もったいないと思ってしまう。
でもこずえさんは、「忘れるおかげで何度でも楽しむことができる」と前向きに捉えている。
ご友人など、「忘れることを待っている」だなんて…なんと強い心(?)の持ち主!!!
本当に本が好きなのだとひしひし伝わってくる。
2つめは、「本に対する意見が違うのはおもしろい」。
私は人と意見が違うことがやはり怖いと思ってしまうし、意見が異なると自分の読み方が間違ってしまったのではと自信がなくなってしまう。
でもそもそも解釈に違いがあっていいし、正解なんてないはず。
また、「おもしろくない」と感じてもいいということに、私は目からウロコが落ちる思いをしたのである。
実は、読んで「物足りない…」と思った本が本屋大賞を取った本だったことがあり、地味に傷ついた経験をしたばかりだった。
私は読みが浅かったのだと思い込んでいた。
実際そうだったのかもしれない。でもとりあえず棚に上げて、そう思った理由を深掘りしてみた。
すると、以前に読んでいた本の内容が重すぎたからだということが分かった!!目の覚める思いだった。単に読んだタイミングが悪かっただけだった。
おもしろくないと思った本の出合いは「自分と向き合えるチャンス」。なんて素敵な考えなのだろう。
好きなポイント2つを挙げてみて、陳腐な表現だけど、こずえさんって本当にポジティブだなって思った。そのポジティブさが魅力なのは間違いない!!
これからの��躍にワクワクしつつ、自分も読書をさらに楽しみたいなと思った!
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もともとインスタをフォローしていたので、まさか書籍が出るなんてと驚いた。
装丁のデザインもお気に入り。なんだかほっとするような。中身も読書について大島さんの語りが心地よい。
あまり読書できてないけど、また読書したいなぁって人におすすめ!
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いつも小説とか挫折しがちだけど、もっと気楽に、気になるものから始めようと思えた!
全部読み切る必要はない、今合わないのは積んどくのもありという言葉がとても良かった
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まず表紙で惹かれ図書館で借りた一冊。
「人それぞれどんな読み方をしてもいいんだよ」と
優しく語りかけてくれるような内容でした。
・本も読むというのは、ひとつの「体験」 (P15)
これからもっと様々な体験をしたいと
思いました。
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大島梢絵さんの人柄が文章に表れていて読みやすく、本好きならではの共感できることも⋯うんうんと頷きながら心地よく読めました。
本が好きで良かったな、と改めて感じることができる一冊でした。
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感想
読書は神聖な営み。本は尊重すべき。なんてことはない。大事なのは自分の知識が増えること。人生を豊かにすること。だから。本はあくまで手段。