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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校時代からの仲良しアラサー女4人組。コロナ禍で仕事や結婚など人生設計に不安を募らせ、バイブスでルームシェアを始め自分らしさを貫いていく、エキセントリックなシスターフッド小説。
イマジナリーシェアハウスにセックスハーバードなどの破天荒な言葉のコラボと、生身の左スワイプが最高に笑えた。
適当に戯れてるだけに見えて実は考え過ぎて何周もしちゃっていたり、受け付けないノリも多かったのに、彼女たちを知れば知るほど、彼女たちなりの「幸せのかたち」はこれなのか!としっくりきた。
人間の、それぞれの性別の、向かう先は一つではなくて、仕事にも結婚にも出産にも性にも、それぞれにマッチした形が存在する。それを証明すべく等身大の姿を赤裸々に晒し合い、ぶつかりながも絆を深める最強カルテットに嫉妬!
ちょっと癖が強めで好き嫌い分かれるかも
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女子高生時代のノリで、私たちこのまま一緒に暮らしたほうが男みつけて結婚するより、人生楽しいんじゃね? と思い立った女子四人が一つ屋根の下、シェアハウスのような形で生活を共にする物語。会話がぶっ飛んでいて、とても面白い。女性受けは間違いない。ただ一番社会との摩擦が生じるはずの子育ての期間を吹っ飛ばしているので、ただの妄想で終わってしまっているのが残念。
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女友達四人でのシェアハウス。
四人でいれば悩みも吹き飛ばせるような空気感、何とかなりそうなパワフルさを感じる。
「飲んで笑ってのバカ話」シーンは、軽快な会話が楽しい。
「諦めているのか」
「いろいろなものを掴みにいってるのか」
は、捉え方の違い。
それぞれに不安を感じて悩むけど、みんなでわちゃわちゃしながら道を切り開くべく突き進む!
性に対して明けっぴろげな描写がありちょっとビックリしつつ、こんなふうに何でも話せて一緒にいることで希望を諦めない、“最強”を目指せる友だち&ルームシェアは良いなぁ。
女の友情と、これまでにない新しい家族の在り方を描いたストーリー。
面白かったです。
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女性4人でいっしょにシェアして一生暮らすなんて言う発想はいまだかつてない不思議な感覚でした。そして結婚せず子供のみ欲しいそれぞれ4人の生き方に感動すら覚える。こんな奇想天外な摩訶不思議なストーリー展開にちょっとエッチな話もあり面白味も感じてしまいました。あなたもいまだかつてない赤裸々な作品を堪能して下さい。
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何かを選ぶということは、選ばなかった方を捨てる、選んだ未来を見ることはない、選ぶ前には戻れない…なぜかネガティブな思考に陥ります。この作品では「諦める」という表現も出てきました。
でもそうではない、選ぶということは「いろんなものを掴みにいってる」のだと「最強な私たち」は教えてくれました。元気が出ます。
悩んだり苦しんだりもあるけれど、幸福で満ち足りた瞬間も、何気ない日常の幸せも掴み取っていかなきゃ、誰のためでもなく自分のために楽しまなきゃ、そんなエネルギーに満ちた作品でした。
「一生最強」なところ、「絶対」最強だったよと笑って見届けたいです。
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知らない作家さんだけど
タイトルがほんとか確認したくて読んでみた
最強…なのか?もしれない
なんだかずっとセックスの話やな…
とは思った
世の女性は
ほんとにこんなにずっと
セックスについて思い悩んでんのか?
ちょっと信じられなかった
それはそれとして
語り口調はまさに!って感じで
とてもよかった
そして仲良すぎなのも
超絶うらやましくて悲しい気持ち
最後のえまちゃんの
自分、なんも特筆すべきとこ
ないっすから…なのが
一番しっくり身にしみた
わかるぜ…何者でもないし
伴侶もトモダチもいないし
共有したいけど
する相手がいない想い出だらけだぜ…
8割、セックスとは?だったので
苦手な人は苦手かも
でも4人のアホさとか
なんかもうよくね?な感じとか
そういうとこは割とよい
でも人に勧めることもないし
読み返すこともないし
記憶にも残らなさそうなので
星は3つ
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高校時代からの女友達4人が一生一緒にいようと暮らし始める。
私にはない発想だったけれど、彼女たちは突き進んでいく。
あけすけな彼女たちの会話は時として私には理解しがたいものがあったけれど、それでも個々の心情については共感できることも多々あった。
「…しなければいけない」
「…するべき」
なんていう社会からの圧に負けることなく、自分達は自分達の道を行くという姿勢を貫いていく姿は見ていて気持ちいい。
いろいろな事があるけれど、自分で選んだ道を歩いていれば最強でいられるのかもしれないな。
個でいる時と集団でいる時に見せる姿が真逆な事がある女性の集団(←私の偏見?)が女性でありながら苦手な私は女友達との集団生活には向かないと思うけれど、こういう生き方があってもいいのかもね、と思いながら読んだ。
人生一度きりだし、自分の人生は自分のものだし、私ってば最強!と思いながら日々過ごしていければ最高だろうな。
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ちょっと彼女たちがあけすけすぎて、私にはそのテンションについていくパワーがなかった…。
でも、親友4人が集まって一生を共に生きる選択肢はとても楽しそう!
同じテンションでふざけ合える友人って、人生をとても豊かなものにしてくれると思う。
4人の女性たちに育てられた娘・恵麻の話が一番好きだった。
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「女友だちと一生一緒に暮らしたいよね〜」はめっちゃ分かる〜〜!!のだが、最終章までは思想の違いを感じた。
欲しいものを一個一個手に入れて私の人生をコーティングすれば、最強で完全になるのだって結構危険というか辛い考え方だよなと思う。
けど急に最終章での娘の視点が地に足付いており、四人をちょっと遠巻きに見ている感じが「えっこれまでの話全部伏線?」ってびっくりした。
むしろこっからの話が読みたくなったな。
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うぉー、面白かった!
物語を読んでいるというよりも、4人が喋っているPodcastを聞いているかのように、会話のキレ・文章のテンポが勢いありすぎて、あっと言う間に読み終わってしまった。
本屋で偶々目に入って、タイトルと帯に寄せられたコメントで一目ぼれ。何と発売日当日だったみたい。
そしてプロローグだけで一瞬で心奪われた。
長年付き合った彼氏と別れた花乃子が「もう一生女だけで暮らして生きていきたい!」と宣誓し、
親友の澪・亜希・百合子が賛同。
やがて一人が妊娠して…
彼氏の裏切りを知って、でも情があるからスパッと切れない花乃子の気持ちも
女性疾患を抱えてしまった澪の不安も
百合子の性に関する悩みも
亜希の仕事・収入、ひいては自分が主役である人生についての心の揺れも
どれもこれも身に覚えがあることが散りばめられていた。
「女同士で暮らして、結婚はどうするの?」という外圧ストレスも。
20代の頃に経験したアレコレが「わかる、わかるよー」と思い返しながら、4人寄ればこんなに力強く跳ね返して幸せな暮らしを手に入れられるんだ!と大変羨ましかった。
一章の結婚式参加後の流れ、超よかった。
最終章で彼女らの子ども目線で、4人のその後を知ることができたのも面白い。
最強な4人の物語、最高だ。
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女性4人を視点に描かれてる作品を男として読んでまず驚いたのは、女性同士の会話ってこんなにも自分の事を赤裸々に話し合うのか!ってことです笑
仕事や恋人、性の話題や人生観などお互い本音で語り合い、そのうえ重くなり過ぎないように誰も傷つかない笑いも交える。
ホント最強の4人やん!って感じました!
自分にも一緒に暮らしいと思える人が、この先現れるのかなと一瞬考えました笑
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この作品は、右スワイプだ。
考える場面になったら考えて、考えなくてもいい時には、その時に感じた感情に寄り添うことが無敵かもしれない。
その時に感じた感情がなぜ起こったのかなんて、考えずに、心のままに楽しめだいいのだと、言い聞かされた気分だ。
そして、その感情を打ち明ける誰かがいることが幸せに繋がるのだろう。
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SNSで知って発売を楽しみにしていた小説。
正直期待が大きすぎて、第1章から不穏な気持ちを抱きながらも読み進めていきましたが、最後まで「これは私の物語だ…!」と思えることはなかった。
百合子や亜季の、恋愛や結婚や出産を分けて考えるという考え方はとても共感。
澪は花乃子のことが好きだったのかな?どちらにせよ拗らせた強感情持ってそうで、その辺りをもっと読みたかった。そしてそれを亜季が気付いてるのが良い。
4人が良いならいいのでしょうが、恋人作って朝ちゃんを連れてパリに移住とかよくわからなすぎて、読んでて「???」になった。
あと、全体的に26歳にしては考え方とか喋り方とかお金のこととか、落ち着きすぎてないか?と違和感があった。まあでも確かにJTCとか広告代理店ならそんな感じなのかな…強いていうなら亜季に一番共感できる。
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推薦コメントの並びから一種の確信がありましたが、間違いなかった。4人の会話が生み出すグルーヴ感はもちろん、物語の根幹を貫く性描写も濡れと渇きのバランスがまぁ絶妙で、男性の自分が読んでも終始ノレた。次世代への継承を祈るような終幕もグッときた。
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感想
どうしたら今の自分のまま最強でいられるか。ほしいものは欲しいし求めてしまうんだから仕方ない。社会が圧をかけたとしても。そんなの知らん。