- 販売開始日: 2024/06/24
- 出版社: 毎日新聞出版
- ISBN:978-4-620-32807-2
黴の生えた病棟で
著者 神戸新聞取材班
精神科病棟の看護師たちは、夜な夜な患者をもてあそび、笑っていた。彼らはごく普通の「いい子」たち......のはずだった。2020年3月、兵庫件神戸市西区の精神科病院「神出...
黴の生えた病棟で
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商品説明
精神科病棟の看護師たちは、夜な夜な患者をもてあそび、笑っていた。
彼らはごく普通の「いい子」たち......のはずだった。
2020年3月、兵庫件神戸市西区の精神科病院「神出病院」の看護師や看護助手ら6人の男が患者への虐待容疑で一斉に逮捕された。看護の道を志して集まった彼らは、なぜ卑劣な犯行に手を染めたのか。閉ざされた病棟ではいったい何が起きていたのか。全国で相次ぐ同様の事件の背景には何があるのか? 地元紙神戸新聞の取材班が事件とその背景に迫る!
目次
- プロローグ 押収したスマホから事件発覚
- 第1章 逮捕後も晴れない疑惑
- 第2章 虐待を育んだ負の連鎖
- 第3章 精神科病院で何が起きているのか
- 第4章 “普通の人”が虐待加害者になる時
- 第5章 誰も正義の味方にはなれない
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小さな病院から日本社会を照らす
2024/11/27 20:07
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投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸新聞の連載に加筆し、一冊にまとめた労作。
おぞましい虐待事件が起きた病院の事件が題材だが、事件そのものを詳細に描くと言うより、その背景にある、もうけ主義の病院経営や精神医療に対する社会の見方など、より大きな問題について問いかける一冊。
こうした問題をどう解決するか、識者インタビューなども踏まえて、ヒントは述べられているが、精神疾患の患者の家族や、働く人たちへの待遇なども含め、社会の価値観やシステムが変わらない限り、きれいごとになってしまうのだろう。