旧版は万は出していないらしい
2025/01/19 11:27
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「週刊文春」での彬子女王のインタビューを読んでいると「赤と青のガウン」の文庫本で初めて万単位の部数が売れたそうだ。寛仁親王が自身の留学記を刊行した文春に持ち込んだのに拒否されたのでPHPに持ち込んで刊行されたが単行本は売れなかったまま絶版になった「赤と青のガウン」が文庫本として再版されてから紙媒体で売れるのを見たので装丁を変えて便乗して再版したわけだ。おそらく旧版は千部単位での初版絶版なのかもしれないが「赤と青のガウン」の文庫本を読んだ読者が買うのだろう。
京都好きにはびったり
2024/10/01 09:02
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
202409
京都で暮らしてらっしゃる彬子女王ならではの、生活にぴったり合ったエッセイ。
歩いて語るのが素敵だ。
来るので移動されるのかと思ったらバスで移動されることもあるとは、私の勝手な解釈だが、東京には住みたくないと思われるのもいたしかたないな。
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
京都に住まう彬子女王の街歩きエッセイ。歴史に関してお詳しい。長い歴史の積み重ねのある古都の様々な顔を優しい文章で紹介。
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京都は日本人にとって特別な町であることは、多くの人が共感できるだろう。歴史的背景、日本人の遺伝子に組み込まれたかのようにしてある寺社に対して尊ぶ気持ち。
彬子女王殿下も馴染み深い京都の道の由来や、殿下の日々の出来事や考えに触れることができる本書。皇族ももちろん人間で、私たちと同じく美しいものを見て感動し、体調が悪いときには暗くなり、そういった心の移ろいまでも書かれているので親しみやすい。
この国の大切にしている町、京都を今度は本書で得た知識をもとに巡りたい。
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文章が綺麗。
寝る前に一話ずつ読んでゆったりとした気持ちで眠ることができる。
仙台に住んでいた頃に、「あおば通」「広瀬通」「定禅寺通」「北四番丁通」と、東西をまたぐ通りの名前で「広瀬通近くの牛タン屋」「あおば通の一番町駅近くのお店」などで通じる感覚を思い出した。京都もそうなのだなと読みつつ、なかなか首都圏でこれだけ通りの名前に着目することもないので、なんとなく羨ましい気持ちになってくる。
神護寺の紅葉、飛梅、平野神社、在原業平の歌を考えながら散歩してみたくなってきた。
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京都の土地勘が無いためにイメージつきづらいけど
それでも町歩きをしているような感じをあじわえた
実際に京都へ出向くときはお供にしたい本
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本は著者と読者の交流というけれど、本当に話しかけてもらってるような優しい文体で書いてくださっているので、「へええ、そうなんや!」「そこは僕も行ったことあります!最高ですよね!」とか、思わず相槌を打ちながら読んだ。
気品と知性に満ちていて、尚且つチャーミングな人柄がにじみ出ていて、めちゃくちゃ楽しめせてくれた一冊。特に歴史への造詣が深く、平安以前から現代まで、京都の街に思いを馳せているのが素敵だった。
また自然を愛する描写がとても魅力的で、京都府庁の桜、堀川公園の銀杏、雪の日の洛北と洛中の景色の違いなど、見た時の感情を生き生きと書かれていて、情景が浮かぶとともに自分も行ってみたくなった。
市井の人々との交流、側衛の警察官とのユニークなやりとりも面白い。
最後まで読み終わると、Googleマップが「行ってみたい」のピンだらけになった。
気がついたら京都府警本部ビルにまでピンをさしていた。その理由は読めばわかると思う。
地図やガイドブックで情報を得るだけでなく、「誰かのエッセイを読んで、著者の感情とともにその地を巡ってみる」というのはこれからの旅の醍醐味になるかもしれない。
———紹介(公式より)———
彬子女王殿下が誘うひと味違う究極の京都ガイド。
「私が京都で暮らす中で、 感じ、経験した京都の街の魅力を、 ありのままに書き綴ったものである。」
「京都」という街は、「道」から成る。
京都に暮らし、日本美術研究者として活動する三笠宮家の彬子さまが、寺町通、四条通、河原町通など、歴史を刻む道と街並みの醍醐味を親しみやすい筆致で綴る。
通りの名にまつわる逸話から、神社仏閣の歴史、地元の人たちの季節折々の暮らしまで、知られざる京都の魅力が詰まった必携の一冊!
京のまち歩きに役立つ「ちょっと寄り道」や地図を掲載。
持ち歩きに便利な新書サイズで、新装版刊行!
コロナ禍を経た今、京都の街に思うことを綴った「新装版 おわりに」を収録。
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読みやすくてサラッと読めた。
私も昔は京都へ行った時は裏路地を歩くのが好きだったなあと思いながら。
今は人が多すぎてゆっくり歩くのも大変になってしまったのが残念。
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彬子女王の人柄にも触れられて、京都の街並みも知れて、とてもホッコリする内容だった。
京都がまた好きになる。
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先日京都に行く機会があったのに、どうして先に読んでおかなかったんだろう!
京都に住む方ならではの視点で、たくさんの街の魅力が語られていて、お散歩欲がぐんぐん湧いてきた。
自分の足で歩いて、感じてこそ見えてくる景色がある。
また行きたい場所がたくさんできたので、次のお楽しみに。
彬子様の文章はお初だったけど、親しみやすく、それでいてとても美しくて、読んでいて清々しい気持ちになれた。
他の著書も是非読んでみよう。
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『徹子の部屋』に出演されていた彬子女王を拝見して、彼女の書く文章を読んでみたい!と図書館で借りた。
テレビで見た彼女の印象通り、彼女の書く文章は簡潔で爽やか。皇族の方の書く文章って難しいのかしら?と想像したけれど、とても読みやすかった。なんだか読んでいてちょっぴり背筋がのびるような清々しさ。
現在お住まいの京都の道にスポットをあて、日常の出来事や、季節の行事などを語られている。中でも季節のうつろいの表現が情景が浮かぶようでステキだった。読んでいる間、私も一緒に京都の街を散策している気分になれた。
皇族というお立場のため、一人では出歩けないもどかしさなどがらあるかと思うが、彼女はマイナスとは捉えず、日々季節を感じ、人と触れ合い、京都生活を楽しんでいるようだ。
とてもチャーミングで魅力的な女性だ。
20241203
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帯に永久保存版ってあり。新書本サイズで持ち運びも便利かもとおもってたけどサラッと読めてしまい内容がちょっと期待していたものと違ってました。
京都の神社仏閣じゃなく通りに焦点をあてた感覚が歩き回るのによさそうに思ったのですけど・・・
とくに六角通りと蛸薬師通りに挟まったあたりが気になってたのですけど、5階建ての雑居ビルがないかって、ちょっとした路地が気になり入ってみたくなるw
京都に行くなら哲学の道や鴨川の飛び石は外せませんね。四条通りに千斗町もww
彬子女王はパン屋さんがお好きなようで書かれてましたが、みかけるのはスパイスカレーのお店がばかり多い気がする。バリエーションいろいろあって食べ歩きたくなりました。
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朝日新聞に連載していたのがきっかけで、この女王様のファンです。暖かい豊かな表現で読み手を魅力してきます。
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はじめに
京都 地図
始 起点の道(きてんのみち)
ちょっと寄り道
常 寺町通(てらまちどおり)
ちょっと寄り道
薫 哲学の道(てつがくのみち)
ちょっと寄り道
混 六角通(ろっかくどおり)
ちょっと寄り道
夏 新町通(しんまちどおり)
ちょっと寄り道
盆 お地蔵様の道(おじぞうさまのみち)
ちょっと寄り道
護 下立売通(しもだちうりどおり)
ちょっと寄り道
新 今出川通(いまでがわどおり)
ちょっと寄り道
紅 周山街道(しゅうさんかいどう)
ちょっと寄り道
灯 四条通(しじょうどおり)
ちょっと寄り道
飛 河原町通(かわらまちどおり)
ちょっと寄り道
雪 丸太町通(まるたまちどおり)
ちょっと寄り道
別 高辻通(たかつじどおり)
ちょっと寄り道
洛 北大路通(きたおおじどおり)
ちょっと寄り道
在 御池通(おいけどおり)
ちょっと寄り道
薬 二条通(にじょうどおり)
ちょっと寄り道
山 愛宕神社の参道(あたごじんじゃのさんどう)
ちょっと寄り道
迎 松原通(まつばらどおり)
ちょっと寄り道
仏 正面通(しょうめんどおり)
ちょっと寄り道
橋 三条通(さんじょうどおり)
ちょっと寄り道
彩 堀川通(ほりかわどおり)
ちょっと寄り道
市 錦小路通(にしきこうじどおり)
ちょっと寄り道
街 千本通(せんぼんどおり)
ちょっと寄り道
鬼 白川通(しらかわどおり)
ちょっと寄り道
警 下鴨本通(ひもがもほんどおり)
ちょっと寄り道
蛸 蛸薬師通(たこやくしどおり)
ちょっと寄り道
英 マートン・ストリート
おわりに
新装版 おわりに
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毎日新聞に連載されていたころから楽しみに読んでいました。
ご存じの通り京都の道は碁盤の目になっており、その通りには名前があります。
その通りを取り上げ、名前の由来だったり、その近辺の名所だったり、季節季節の移ろいだったり、またご自身の思い出話であったり。
また地域に根付く季節ごとの行事の紹介、そしてお住まいの近所の人たちとのかかわりなど。
エッセーであり、ガイドブックでもあるまことに味わい深い一冊です。