方舟
著者 夕木 春央
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の...
方舟
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商品説明
極限状況での謎解きを楽しんだ読者に驚きの〈真相〉が襲いかかる。
友人と従兄と山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った家族と地下建築「方舟」で夜を過ごすことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれ、水が流入しはじめた。
いずれ「方舟」は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。タイムリミットまでおよそ1週間。
生贄には、その犯人がなるべきだ。――犯人以外の全員が、そう思った。
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淡々と読んできたストーリーが最後に逆転する
2024/10/23 11:22
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
淡々とした雰囲気の割に、読者の気を引く事件は多いな。という平坦な印象のまま辿り着いたラストに震撼する。逆転の軸はノア。もうこれ以上は言えない。
傑作ミステリ
2025/07/31 20:49
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なのはな - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題のミステリですが噂以上のとんでもなく素晴らしい作品でした。閉ざされた空間での連続殺人を描いたミステリですが、誰か一人だけを犠牲にすればみんなが外に出られるという極限のクライシス状況が克明に描写されていてまずそれが良かったです。恐怖の臨場感が伝わってくるのですが、決して過度にパニックにならないのも逆にリアルな感じがしました。そしてラストの衝撃は確かに唸るものがありました。読みながらこの結末はあり得るとは予想していましたが、その手法が見事としか言いようがない。完全に納得のいくもので、それが動機と密接に関連している点が特に素晴らしいです。過去にも『閉鎖空間ミステリ』の名作は幾つかありますが、この作品はそれらを越える最高傑作ではないでしょうか。論理的推理にはいろいろと穴もあるかもしれませんが、その推理自体がかすれてしまうほどの魅力的なミステリに仕上がってると思います。これは間違いなく名作。
特殊なクローズド・サークル
2025/03/29 20:09
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
クローズド・サークル物のミステリ。人物描写は淡々とした印象を受ける。犯人当てよりもオチの方が印象に残る、あまり他では味わえない内容。著者の他の本も読んでみたくなった。
ゲーム的にしてもよく作られています
2026/01/23 05:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にっくねーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る
何より読んでいる人を楽しませようという思いが伝わってくるように感じ好感が持てて、とても楽しめました。
舞台にしても人物にしても、リアリティより語りたい話のための装置、そのための設定として、作り物めいているのは確かです。あり得るかと言えばあり得ないし、人物への感情移入もイマイチ。行動へのツッコミどころも多くあります。
しかし、それを補う丁寧な描写や細かい仕掛けの数々で、場面場面では部分的に現実感を出すことに成功していると思います。探偵役が地味な事実を元に推理を重ねていくのも、現実の証拠や立証はこんなものかもな、と妙な納得感がありました。
この作品の特に良いところは、語り方や情報の出し方が誠実だと感じたところです。推理に必要な情報はすべて出ているし、重要な情報は何気なく何度も繰り返す親切さです。ミステリーは推理しながら読むタイプなのですが、それまでの情報をきちんと拾って読んでいれば、状況への違和感を感じますし、告白内容がおかしいことにちゃんと気付けます。
もし小説でなく主人公を操作するようなアドベンチャーゲーム、体験型の作品であったなら、俯瞰な感じが減り、色々なツッコミ所もさほど気にならずもっと楽しめそうだなと思いました。
しかし、小説でもとても楽しめました。読んで良かった、おもしろかった作品です。
どんでん返しどころじゃないクライマックスにやられた
2026/01/03 18:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きのこごはん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終わった今、とんでもないラストに心のザワザワ感が止まらない。
推理から最後、ほんと解説の有栖川有栖さんも仰ってる通り、こんな(嫌な気分じゃない)コケにされるのは空前だと思う。
真相を知ると、あのときの台詞はそういう意味だったのか、
だからああいう場面があったんだと思ったりも思うけど、
一番驚くのは、この絶望的な環境で冷静に、1つ1つの行動に無意味のない殺人トリック。
真相を含めて殺人事件も凄かったけど、
この究極絶望的環境の中での空気感というか気まずい感じも
読んでる自分にも伝わってきて手に汗握った。
いつか再読したいし、夕木さんの他の本も読みたい!!
吃驚!
2025/05/03 00:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かじかじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
しっかり論理的な謎解きも楽しめるクローズド・サークルものミステリ。そして噂に違わず、まぎれもなく驚愕の結末。たしかに、これは裏切られた…。
人間の汚さ、弱さ、狡猾さが存分に感じられる作品でした。
衝撃に
2024/10/09 04:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直、終盤になるまで、ここまで話題になってるのが不思議だなぁなんて思ってたのですが、エピローグでの衝撃には「えっ」と声が出かけたほどでした。真相がえぐい…。
犯人は、本当に冷静で恐ろしいけど、他の人たちもわりと浅ましいというか生に貪欲で、きれいごととか存在しない感じがリアルでした。
しばらく地下とか行きたくないです(苦笑)
ラストは衝撃的
2024/10/04 00:15
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:キレイな富士山 - この投稿者のレビュー一覧を見る
地下建築の方舟で次々と殺人が起こるが、なんとなく淡々と話はすすみ・・・ラストにガツン、と衝撃が走る。
コミカライズから。
2024/10/09 21:25
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:氷狼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コミカライズの一巻と二巻を読んで、原作へ。
コミカライズ最終巻発売前日に読了。
大学時代のサークル友達で訪れた地下にある怪しげな建築物。
見つけるのに時間がかかり、仕方なく泊まることに。 そこにキノコ狩りをしていて迷ったという親子も加わり。
夜半に発生する地震。
彼らは閉じ込められ、脱出を模索するが、誰か一人を犠牲にする必要に迫られる。
そんな中、転がり出る一人の絞殺死体。
誰が殺したのか、殺した犯人を生贄にすれば良いのではという考えが、彼らの脳裏をよぎり...
物語は従兄弟と一緒に来た柊一視点で語られる。
探偵風な従兄弟の翔太郎。
学生時代に淡い恋心を抱いていた麻衣とその夫で暴力的な隆平。 彼らはなぜ結婚したのか?
ヨガ教室の受付嬢のさやかと事務職の花。
お調子者の裕哉。
どこか行動が怪しい矢崎親子3人。
最初に殺されたのは...
そして、犯人とその動機は。
淡々と進むタイムリミットまでの時間。
翔太郎と柊一は犯人を探すが...
最後に明らかになるそう来るかと言うオチ。
人間の恐ろしさを感じる。
最後のオチまで読んで完成だと。
途中で脱落するのはちょっと勿体ないか。
しかし、解説にもありましたが、他にやりようがあった様にも思いますが。
なるほど、面白かったわ
2024/09/20 18:37
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:papanpa - この投稿者のレビュー一覧を見る
なるほど、そう来たか。オチは面白かったし、納得や。
でも、あとがきで有栖川さんがチクッといってるが、キャラ描写があまりにも浅いので、感情移入がしにくいわ。だから最後のオチにも、ええっ!っていう驚きが薄味や。
びっくり
2026/01/22 21:42
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Jung - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯人か誰なのか悩んだ上に、最後の最後で、とんでもない大どんでん返しが待っていようとは思いもしませんでした。
衝撃が凄い
2025/07/21 22:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:HIDETO - この投稿者のレビュー一覧を見る
柊一達はとある地下建築に閉じ込められる。
リミットは1週間。
それ迄に一人の犠牲者を決めなければならない。
知人に勧められて読みました。
何日かかけて読もうと思ってたのに惹き込まれて過ぎて一日で読了してしまった。
どんでん返しを色々みてきたけど、コレは凄い。
犯人の勝利とは、本当に驚愕です。
「じゃあ、さよなら」
が読み終わった後に怖すぎる…
有栖川有栖先生の言う通り、計画以上ですね。
少しのめりこめなかった
2025/01/30 23:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:lucky077 - この投稿者のレビュー一覧を見る
閉ざされた山荘のパターンですが、閉じ込められたのは地下の建築物でその名前が「方舟」です。
いままでこの手の本は、結構のめりこんで読んだのですが、今回はどこでどんでん返しが仕組まれているか疑いながら読んだので、あまりのめりこめなかったです(登場人物の疑心暗鬼を味わえなかった)。
ただ、最後でやられたと思いました(しかし、後味は良くなかったです)。
この状況はいや
2024/11/17 17:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
単行本の時から読みたいなぁと思っていた本です!たしかにこれは騙されますねぇ。ストーリーは、水が下から迫ってくる閉鎖的な空間に閉じ込められた10人。その中で殺人が。よくある設定だけに、シンプルで読みやすくて、この点も良かったです!自分が当事者だったら、この状況は絶対に耐えられないなぁと思いました。
今年イチの「おお!」
2024/09/18 10:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:amami - この投稿者のレビュー一覧を見る
クローズドサークルの設定にワクワク、1人また1人と被害者が増える展開、なぜ犯人はこんな状況なのに殺人事件を起こすのか?
最後の謎解き後、犯人の動機に今ひとつ頷けずモヤっとしていたらエピローグで今年イチの「おお!」が出た。
こんな状況だからこそ起こった殺人事件だった。きっと元々みんなの事をそんなに好きじゃなかったんだろうな、人の本能って凄いな、こんな思考と行動力のある人が近くにいたら怖いなと思う。
有栖川有栖さんの解説もとても良かった。