とてもまじめで真摯な本だと思いました
2024/12/19 09:22
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投稿者:とらとら - この投稿者のレビュー一覧を見る
何か解決策を提示したりしているわけではありませんが、こういうことがある、よくあることであるということを、まじめに真摯に取材して世の中に出した本だと思いました。いろんな意見なんかにも配慮して、慎重な表現で語られています。この本のきっかけになった、イスラエルの人の「母親になって後悔してる」という本も読んでみようかと思います。
後悔と名付けられる感情
2025/04/03 15:46
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投稿者:名取の姫小松 - この投稿者のレビュー一覧を見る
就職氷河期にやっと職を得たのに、出産・育児で退職や長期の休暇を余儀なくされる。赤ん坊の命を守り育てる責任の重さに恐れを感じる。やりがいがあると見付けた仕事や趣味が育児でできなくなる。
行き場のない感情の解決は?
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世の中には母になったことを後悔している人がいる。ただ決して子どもを産まない方が良かったと言っているのではない。必ずしも母親が母性があると思わないこと、世の中にはさまざまな価値観があるということ、価値観の正しさではなく否定しないことを学びました。
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母親になって後悔してる
なんてひどい言葉なんだと思う人もいると思う
ただこの言葉を間違って捉えられたくない
子供がいなくなればいい
とは言ってない
子供が生まれた瞬間から、〇〇さんではなく
母親として生きることになる
それから解放されたいと思っている、でも解放されないジレンマを表した言葉なのに、少しでも母親らしくない事を言うと非難される
・母親はやって当然
・母親ってなんで都合のいい言葉なんだろう
・できなければ任せればいい父親、必ず問題を解決しなければいけない母親
・この社会で母親になったことに後悔がある
・男性は努力義務
この本の中に出てきた言葉です
わたしも子供が1歳から仕事を再開しました
久しぶりに一人で歩いた時に、一人ってこんなに身軽だったんだ!と思ったのは忘れないと思います
そして、子供が熱を出して仕事を休むのはいつも私なのは不公平だと思っていたし
子供の前で「もう私ばっかり仕事休めないよ、困る!!」と言ってしまったこともある
2人の子供なのに、わたしばっかりと不満が溜まっていたことも多かった
子供は大切だし、宝物だけど
子供の母親としてだけの人生は嫌だし
子供にもそうなってもらいたくない
自分のためだけに生きる人生は長すぎると思う
だからこそ、人に貢献する 育てることで自分が成長できる子育ては人間にとってとても良いことだと思う
ただ孤独の子育てはしんどい
私は恵まれた環境で子育てできたけど、それでももう無理!!って思うことたくさんあったし
素直に子供が可愛いと思って子育てできない時期もあった
なんの修行なの
私悪いことしたの
って何度思ったことか
だから、2人目は考えられなかった
今いる子供だけで、わたしのキャパはいっぱいだと
周りになんて言われようと、私は「そんなに子供好きじゃないんで、、一人で十分です」と言える性格だったから良かったけど
言えない人、気にしちゃう人は堪えると思う
もっと感想書けるけど、長くなるのでもうやめます
母親をしながら、自分に戻れる時間を過ごせる居場所を作れたらいいなと思っています
そして子供のことはとても大切で、宝人だと言う気持ちは本物です!
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2022年3月、オルナ・ドーナト氏による『母親になって後悔してる』が日本でも刊行された。
率直なタイトルに衝撃を受けてさっそく手に取ったのだけれど、どうしてか途中で挫折してしまって、自分の中ではわだかまりというか、なんとなく消化不良になっていた。
本作はその『母親になって後悔してる』を受け、日本国内で同様の思いを抱えている母親を対象に、本歌取りともいえる形でまとめられたノンフィクションである。
全編を通して、彼女らの後悔につながってしまう大きな要因は「ワンオペ育児」のようだった。社会から取り残されていくかのような焦燥感と、自由を失い縛り付けられたかのような絶望感、思い出すだけでも酸素が薄くなったような息苦しさを感じる。
他にも「責任、役割、業務量」「固定化された母親イメージ」「アイデンティティの喪失」「キャリアへのマイナス影響」「子育てしにくい社会環境」「父親との不均等さ」など、子育て中の母親を取り巻く環境は厳しさであふれている。
どこかで暮らしている母親たちの、心当たりがある悲痛な言葉に共感しているうちにあっというまに読み切っていた。そして、私はずっと誰かとこういう話をしたかった、この気持ちを誰かに聞いてもらいたかったのだと気づいた。
娘たちを愛していて、娘たちの笑顔のために、娘たちを立派な大人にするために、身を粉にして必死で子育てをしている。だけど、それでも、母親になって後悔してる。
ここ数年はその気持ちも落ち着いて(長い長い産後うつだったのだとも思う)、ゆっくり自分の人生を取り戻しつつあると感じる日々が送れているけれど、その気持ちは依然としてこびりついたままだ。
もっともっと時間が経って、子どもが成長して、そのときにどう思うのかはわからない。
でも一度母親になってしまえば、これまでもこれからもその事実からは逃れられず、つまりその気持ちを一生抱えていかなければならないのかもしれない。
作中でインタビューを受けた母親たちも述べていたことだが、それを認めることはある種のスタートでもあり、そこから考えていけること、歩んでいける先があるのだとわかって、初めて自分を認めてあげることができるような気がした。誰よりも自分自身が、「母親」というペルソナの呪縛に囚われていたのだと思う。
本作が出版され、母親のこうした後悔が広く知られていくことには、大きな意義があると信じたい。少なくとも「母性」なんていうあやふやなものよりも、現実の問題として理解され受け入れられていってほしいと強く願う。
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神聖な母性愛、で母親に全てを担わせることに疑問を投じたルポ。感情を排して伝える事が難しい、母親の苦悩を、最大限淡々としたレポートにまとめたことに大きな意義がある。
出産行為は、「鼻からスイカを出すようなものだ」と聞いて娘時代は恐怖を感じていた。この表現は、当事者になりうる女性にはリアルに、なりえない男性には「関係なくてよかった、こわ〜」としか感じないフレーズだと思う。私自身現在母親だが、実際は出産行為そのものでなく、その後が大変だ。その部分をリアルに書いたのが本作。だが、受け止め方は「スイカ」のフレーズと同じになるのではないかとは思う。著者、登場する人々全てが女性で完結する。それはそれで、大変意味がある(とても意義がある!一人一人、普通の女性がにっちもさっちも行かない状況である事がリアルに取材できていて素晴らしかった。当事者だけでは声を上げられない。よく抽出したと思う)し、まずはそれを意図されていると思う。しかし、そこで完結していては解決できないことが考察されており、今後男性にリアルに響く切り口での続編を期待する。
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2024年12月22日、グラビティの読書の星で紹介してる人がいた。私自身が子育てを経験しない人生を選択した理由付けとして読めたら。
「イスラエルの社会学者ドーナト氏が執筆した「母親になって後悔してる」を発として、日本の母親たちに取材して配信したNHKの番組とその後を書籍化したもの。
それぞれ後悔の仕方は違うが、母親になったことで失い、それが二度と手に入らない状態になったことが後悔の共通項。母親が子育てするという価値観のまま社会労働力の負担が増え、今後、父親にも負担を押し付けていくのが子育てだとしたら、あまりに理不尽。
子育てに自己犠牲の気持ちが必要なら、それをを選ぶ人々は居なくなるだろう。子育てが自己責任なら、少子化も社会の自己責任だね。#読書 」
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母親になって後悔している
なんて難しいテーマなんだ。私はとっくに母親を
終えていていいはずなのに、未だに母親から祖母にジャンブアップできないままだ。今更ながら、好きな仕事を退職まで続け、私なりの人生を歩んで来られたことを周囲のたくさんの方々に感謝したい。
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オルナ・ドーナト氏「母親になって後悔してる」の読了後、
ついにこのようなことを世界で表明する人が出てきたかと衝撃でしたが正直、日本ではその意見の表明は難しいのではと思っていました。
ドーナト氏の著作読了後2年半で、日本でも意見が取りまとめられ本が出るとはこれもまた衝撃でした。
しかも、本書になる以前にNHKの番組でこのテーマをとりあげていたということもさらに驚き。
かなりの人が実はあからさまにできなかっただけでそう思っていたということが判明したということですね。
ドーナト氏の著作に登場されたお母さんたちと同じように、本書に登場する
お母さんたちも「母親になったことへの後悔と子どもへの愛情は関係ない」
とはっきりと言っておられます。
母親になることへの疑問を持ったことのない人には(老若男女問わず)この
区分けが理解できないんだろうなと思いました。また、他人に理解を求め
られないほど苦しんで子育てをされた母親である人の中でもそれを乗り越え自分を明るく肯定してくることができた人の中には、後悔する人がいるということを認めると乗り越えてきた自分を否定されるように感じ、「後悔してるなんて言っていいと思うな!」という怒りを感じる人もおられるんではと想像。(ややこしい言い回しでわかりにくいですね)
「母親が話していい言葉(p267)」という表現がそういう人の感情についてきっと的を射ていると思うと同時に大変痛い。
どの章に登場される方も本当に辛い。読んでいて胸が苦しくなりました。
どれほど辛かったか、どれほど孤独を感じていたかと想像すると言葉をなくしてしまいます。そして夫のいる人には「夫!(怒)」とも。
第1章に登場する方のお子さんの答え(p40)がすごかった。子どもってすごいなと思わされた言葉でした。子どもに生かされる、ということをたまに聞きますがこのお母さんはこの子のこの言葉で生き延びることができたのだなと感じました。
P236お姉さんに守られて子供時代を乗り切ったお母さんの話が壮絶。
自分がお母さんになる前に自分が自分のお母さんにされたことというのも、
自分の人生を決めるうえでかなり大きなものがあるのは確かですね。
どんな母親になりたいか、母親になりたくないか、自分の母親の影響は生き方に
影響します。
私は悩んだ末、子どもを持つことをしない方を選びましたが持たない人は持たないなりにまた全然違う悩みがあります。(わがままだねとか、大人になってないね、とか気楽だねとか平気で傷つけてくる人がたくさん)
そして持てないと持たないの違いもこれまた断絶感があるほど大きい。
子どもを生んで「いい経験したなぁ」で終われるんだったら自分も一度くらい体験してみたかったなと思いますが、子どもを生むって生んで終わりではなくてむしろそこから永遠に始まるものだから「経験してみたい」では済まされない。
そのことで悩み続ける人生でしたがもう産むことはありえないので「産まない」が確定してからかなり楽になりました。
第9章に登場されるお子さん二人がすごいです。達観しているというか大人というか。
このように育つような子育てをされたお母さんを尊敬しました。
しかしこれはかなり例外の方のお子さんだと思います。なかなかこんな風に考える子どもは育たなくて普通なのではと思いました。
p251「発想がすごすぎて逆にイノベーティブだと思う」その発言が出ることがすごい。
このお二人のお子さんがどんな大人になるのか見てみたい気がしました。
こんなにも責任の重い母親という立場をもっとどうにかして社会問題
としてみんなで支えられないものかと切実に思います。
(p168 行政に頼っても仕方ないという諦めの気持ちを抱くことにつながっていった。)
「このような気持ちを世の中の表明してしまう人が増えたら、もっと少子化が加速していくのではないか」というような意見が本書の中に出てきましたが、私は逆だと思いました。
正直な気持ちを表明できず心を押し殺して生きる母親たちの辛そうな姿を見て育つ子供たちが、子どもを持ちたいと将来思えるわけがない。
楽しそうで心も行動もオープンで、困ったときには助けを求めやすい人や場所があり辛いときには辛いとはっきり受け止めてもらえる人や場所がある社会を子どもに見せることが、少子化の打開策になるかもしれないとさえ今は思います。
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図書館でタイトルを見て読みたい!となった一冊。
母親になって後悔してるか、と聞かれたらすぐには答えられない。でも、もし今ひとりの時間を過ごすことができたら。自分軸で動けたら。自分の荷物だけ持って誰に遠慮するでもなく出かけられたら。そういうことは良く考える、かなあ。
成長と共に負担は減るかもしれない、でも死ぬまで責任は続くと語っている方がいて本当にそうだよな、と。親って本当に想像していたよりも責任重大なことを日々やってるよなあ、と。それでも母親か何か発信したらケチをつけてくる輩はいるし何をしても生きづらさはある。
こんな感想を書いたら望んで妊娠出産したんじゃないですか?とか言われそうだけど、なんて言うかそういう次元じゃなくて。子育ても、母親でいることも、見えてる部分だけが全てじゃない。見えない部分で傷付いたり疲れたりやめたくなったり後悔したりしてる。
それを誰かに言っていいことなのか分からないし、言ったとして共感してもらえるとも限らない。手元に置いて都度読み返したいな。自分の心の状態によって感想も違ってきそう。
ドーナトさんの本は未読なのでこれから読もうと思います。
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衝撃的なタイトルと思うでしょうが、三人三様に育っている我が子を見ているので、どの方の気持ちも『わかるな〜』と。
だって、子どもッてビックリする位、思い通りにはならないし、つくづく人間って動物なんだなぁと、日々実感するもの。
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“もう夢はないし、輝かなくていいと思うんです。自分にできる仕事があればするし、子どもだけではなくて私の存在を求めてくれている人もいるから、生きられる間はとりあえず生きていこう、それくらいの気持ちです。”
“今はそれなりに楽しく過ごしています。だからといって、社会への怒りみたいなものが消えることはありません。”
(p.47)
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子供を持つことについて考えていたら巡り合った本。経験者たちの思い、気持ちを知りたくて読み始めた。
印象的だったのは、母親になるべきじゃなかった、と、子どもたちを産まなければよかった、は切り離して考えられるということ。「後悔」を分解していくと「理不尽に重い責任を背負わされることへの怒り、自分らしく生きられない悲しみ、キャリアを諦めなければいけない悔しさ、良い母親でいられない罪悪感」になる。これがクリアになっただけでも、語ってくれた女性たちに感謝したい。
と同時に、父親に課せられる負担と、親が共通して持つ困難にも焦点を当てなければならないとの記載にも頷いた。
将来、子を持つことができたとき、従来の「母親像」に囚われず、のびのびと子供とともに生きられたらいいなと思う。自分を追い詰めず、周囲の人・環境と肩を組みながら。
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結婚して子どもを持つことを考え始めて早3年くらい?私がずーーーっとモヤモヤしていたことに見事にフィットした本だった…!
絶対子育てって大変だし、自分が子ども第一優先で生きられる人間じゃないってなんか明確にわかるし、みんな母親になったら変わるの?まじで?と思い続けてきた。その答えがドンピシャで触れられていて、本当にすっきりした。
やはり母親になったことを後悔してる人はいる。
一般社会では、子どもを持つことのポジティブな面しかフォーカスされてないじゃんか!!
後悔する人もいるよって初めからわかっている方が、絶対にいいと思うんだよなー。期待値調整大事。
人を産むって不可逆すぎるので、後悔とかって本当にタブーなんだろうなぁとは思う。
後悔の仕方や要因は人それぞれだけど、社会のあり方もやはり大きな要因のひとつだ、よね。
子どもがいたら働き口が見つからないとか、旦那が全然子ども見ないのは会社から高いハードルを課されているとか。
自分の選択の結果でしょ、自分で責任とりなさいというのもわかるし、私自身自責で考えがちなタイプなのでそう思ってしまうけど、実は個人の責任だけにしきれないケースもたくさんあることが改めてわかった。
親が自分を産んで後悔してるって子どもが聞いたら悪影響なのはわかる。でも、だからってその声に蓋をするのはおかしくないか?その人たちの気持ちはどうなるの?そういう気持ちをオープンにできる場所、やり方、相手がいたらいいのかな。
今って子どもを産まない選択肢を選ぶ人もちょっとずつ増えてきて、だからこそ産んで後悔する人もいるんだろうなと思う。
逆に、産まないことを選ぶこともできたのに、自分で選んだんでしょ?という声が出てくるのもわかる。産まない選択は、それはそれで勇気がいるし、何かを諦めてることにはなるから。
そうなんだけど、後悔してる気持ちをオープンにする場はあってほしいし、そういう気持ちを受け入れる場所はあってほしいんだよなー。
結論、日本人はみんな優等生ぶりすぎだし、頑張りすぎでは???別にネガティブに思うことは普通で、だけどみんなで頑張ろうぜってなったらいいのになー。
正直、この本を読んですっきりクリアになったから前向きに妊活しようとはならないけど、もし万が一子どもができたら、この本をお守り代わりにするんだろうなぁと思う。
そして、今からでも、子どもがいるお母さんを助ける何かしらに携わりたいなぁと思ってしまった。
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この本の元となった「母親になって後悔してる」を読んでいたので、手に取った。
日本の母親から聞こえる声はより一層リアルだった。
私は、元となった本の「関係としての母」という言葉にものすごく救われたので、この本で新しく得たものは少なかったけど、「子どものファンになる」という言葉で救われた方の紹介がされていて、ああこれは、まさに「関係としての母」の解釈に合致するなと思った。元の本を読んでいない方には、こちらの本をおすすめしたい。日本の現状に合っていてわかりやすい。
私は2017年に第一子を産んだのだけど、IT業界の総合職ということもあって、産休育休は当たり前の環境にあったため、恵まれていた方だと思う。それでも復帰後は、長時間労働できないことによる皺寄せを肌で感じ、子を持つ母が能力を発揮することの難しさに唇を噛む生活をしていた。
私としては、長時間労働の是正が急務だと考える。「なぜ男女の賃金に格差があるのか」という本でも焦点になっていたが、女性は一時間あたりの給料でも男性に劣る。それは、男性が、長時間労働ないしオンコールに応えられるという点で重宝されているからだった。
長時間労働がなくなれば、みんなも私と同じだけしか働けない。母親であるデメリットがなくなる。家に父親が帰ってくる。家族団欒。良いじゃないか。
それをかなえるために、まず、私が職場復帰したらなにをするか。なにができるか。少しずつで良いから、半径10mから変えていきたい。