- 販売開始日: 2024/11/12
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- ISBN:978-4-7664-2992-3
恥と運命の倫理学
著者 バーナード・ウィリアムズ(著) , 河田健太郎(訳) , 杉本英太(訳) , 渡辺一樹(訳)
・20世紀を代表する哲学者、バーナード・ウィリアムズによるカリフォルニア大学の名講義。・西洋哲学が見落としていた「倫理」をギリシア古典に発見し、近代道徳の呪縛から解放する...
恥と運命の倫理学
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商品説明
・20世紀を代表する哲学者、バーナード・ウィリアムズによるカリフォルニア大学の名講義。
・西洋哲学が見落としていた「倫理」をギリシア古典に発見し、近代道徳の呪縛から解放する〈反道徳的な倫理学〉。
・解説=納富信留(東京大学大学院教授)
近代以降の進歩主義的な見方では、古代ギリシア人は未開の心性をもち、より洗練された道徳が人間性を陶冶してきたと捉えられてきた。
ウィリアムズはこのような道徳哲学の提示する人間が、生きられた経験から切り離された、無性格な道徳的自己であるとして批判する。それとは対照的に、具体的な性格と来歴をもつ人々を描く、ホメロスの叙事詩やアイスキュロス、ソポクレスらの悲劇作品を読み解き、そこに流れる豊かな倫理的思考を明らかにする。
道徳哲学やプラトン、アリストテレスらの哲学を批判的に参照しながら、恥と罪、必然性(運命)と義務、運命と自由意思、責任と行為者性といった概念をめぐる議論を通して、古代と現代を通じてこの現実を生きる人間の生の姿を描き出す、カリフォルニア大学の名講義。
目次
- はじめに
- 二〇〇八年版への序文 A. A. ロング
- 第一章 古代の解放
- 第二章 行為者性のいくつかの中心
- 第三章 責任を認識すること
- 第四章 恥と自律
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