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一般書

悉皆屋康吉

著者 舟橋 聖一

呉服についての便利屋であり、染色の仲介業者でもある「悉皆屋」の康吉は、職人としての良心に徹することで、自らを芸術家と恃むようになる。大衆の消費生活が拡大する大正モダニズム...

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悉皆屋康吉

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税込 809 7pt

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商品説明

呉服についての便利屋であり、染色の仲介業者でもある「悉皆屋」の康吉は、職人としての良心に徹することで、自らを芸術家と恃むようになる。大衆の消費生活が拡大する大正モダニズム期には、華美で軽佻な嗜好を嫌い、ニ・ニ六事件の近づく昭和前期には、時代の黒い影を誰よりも逸早く捉える男でもあった。著者が戦時下に書き継ぎ、芸術的良心を守った昭和文学史上の金字塔と評される名作。

目次

  • 巻の壱
  • 巻の弐
  • 巻の参
  • 巻の四
  • 巻の五
  • 巻の六
  • 巻の七
  • 巻の八

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みんなのレビュー3件

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評価内訳

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失われゆく職業に宿った豊かな世界。読まないと損をします。

2008/06/30 13:52

7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:伊豆川余網 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 読んでよかった、そう素直に思える一冊。
『日本国語大辞典』で「悉皆屋」を引くと、「『悉皆』は一切の意で一切を引き受けることを看板に掲げたところから」と前置きした上で、語釈がある。そして、最後に次のような引用があって、それが何より分かり易い。「悉皆屋といふのは、昔は大阪ではじめた商売だという。大阪で、着ものや羽織の染模様、小紋又は無地の色あげ、或いは染直しもの、などを、請負って、京都の染物屋に送り、仲介の労をとって、口銭を儲けたのが、はじまりである」。実はこの出典こそが、本書の冒頭部分なのである。
 そもそも、この本に惹きつけられる人は、「悉皆屋」という商売を知っている人か、舟橋聖一に関心がある人だろう。自分は、辛うじて前者。辛うじてというのは、「知っている」というほどの知識も、実体験もないから。ただ、知人の知人が、かつて、都内の有名百貨店に出入りしていた「悉皆屋」さんで、永年蓄えたその道の知見はもとより、もはや文化財に等しい江戸言葉を駆使するその姿に、敬服してしまったという経験をもっている。
 そんな「悉皆屋」を描いた小説を、舟橋聖一が著わしていたとは、不覚にも知らなかった。昭和16年に書き起こし、昭和20年、空襲を逃れた熱海の旅館で脱稿したという。小説の舞台は、東京。時代は関東大震災を挟んで、2.26事件の前夜まで。いわば、日本がその伝統の殆どを失うことになる大戦争に突き進む直前、江戸以来続いてきた和装文化の、最後のきらめきを生きた下積みの商売人の物語である。……などというと、何か黴の生えた職人もの、芸道ものか、もしくは鏡花・荷風ら明治の大家たちが縦横に描いた花柳小説の亜種のように怪しまれるかも知れないが、意外にも古くさくなく、読みやすい。とかく明治の漱石・鴎外の文章より、昭和前期の(特に風俗を描いた)小説に、むしろ妙なテンポのずれ、文体への違和感を感じることは、ままあるけれど、本作は違う。明治37年本所横網町生まれ、しかも帝大出の父をもつ(当人も東京帝大卒)舟橋の環境と素養の所以なのだろうか。
 ことに、先ほどの冒頭部分から、主人公の康吉が日本橋に店をかまえるまでの前半部はもう、手放せない面白さ。江戸の古老が当然のように呼吸し、和装がまだまだ当たり前である一方、明治以来の新しい社会秩序と新たな経済活動が生み出した衣裳文化と、その贅沢が頂点にまで達した昭和時代前期までの時代相が、巧みな語り口で飽きることなく展開する。
 何よりも、登場人物がみんな生き生きとしているのが素晴らしい。意地が悪いと見えた同業の番頭の意外な推輓、お嬢様の優しさと我が儘、貧窮して露われた主人の性根の卑しさ、元芸者の女将の悪達者な開き直り、官吏に嫁いだ身内のひどい仕打ち、そうした窮状を支えてくれる、住み込みのばあやの心根、その嫁の心意気……。そうした人間関係の中で、丁稚から身を起こした康吉は、下請けの商人から、ひとかどの「芸術家」への夢を少しずつ実現していくのである。作者自身が旧制の高校を出た水戸や、京都の都ホテルなど、舞台を東京から移す目先の変え方も定石通りだが、間然とするところがない。
 後半は、お嬢様育ちの細君に手を焼きながら、時代の変化を見すえ、しかし、決して時代に迎合しない主人公の生き方に、自然に共感が湧き起こる。誰しも気づくように、戦時の統制下、贅沢を禁じられ、一方的な価値観を強要された作者の鬱屈が、そこに投影されているのは間違いない。
 舟橋聖一といえば、『花の生涯』くらいしか読んだことのない(自分もそうだった)方は、本書を読まないと損をする。1990年代に一度文庫化されたときは文春文庫だったから、今回の講談社文芸文庫より、遥かに安かった。しまったという後悔もあるが、今回は何と言っても、出久根達郎(茨城出身)という適任者の、味わいのある解説が付いている。

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悉皆屋康吉

2022/07/24 18:39

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る

悉皆屋の康吉は、大阪の小さい店から江戸一の悉皆屋に勤め、関東大震災で店を失ってからは水戸に移って再起する。職人でも商人でもない「芸術家」としての誇りを胸に、恩人や主人が情けない事になってからも懸命に仕事を続ける。
戦時下に書かれた作品ということで、悉皆屋と戦争というところまでは書けなかったらしく、2・26事件の朝らしい場面で終わっている。それでも戦前に本の暗い面や異常な華美、日本らしい美などをここまで描けるのはすごいと思った。

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2020/05/13 23:33

投稿元:ブクログ

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