金利を考える
著者 翁邦雄
住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎...
金利を考える
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商品説明
住宅ローンや消費者金融、銀行預金に個人向け国債。私たちの身の回りには「金利」があふれている。「低金利だから円安になる」「金利を上げると不景気になる」といったニュースも、毎日のように聞こえてくる。これらの「金利」はお互いにどんな関係があって、それぞれの金利はなぜ/どうやって決まるのか。金利が動くと私たちの生活に何が起きるのか。金融政策の第一人者が、身近な事例をもとに根本から解き明かす。お金と社会を見る目が変わる、実践的経済学の書。
目次
- 第一章 金利を上げ下げする力はどこから来るのか/1 プロローグ/2 「金利」とは何か・どう決まるのか/「もうけ」の対価としての金利/中央銀行は金利を「なぜ」・「どのように」動かすのか/中央銀行は「物価安定」のために金利を動かす/金利の上げ下げに人々が反応すれば経済活動が調節できる/中央銀行が金利を動かす伝統的出発点は「資金決済」/日本銀行は貸し倒れのないコール市場の超短期金利を動かす/〈コラム〉コール市場で安易に貸し倒れを起こさせてはいけない/金利を上げ下げする伝統的手段は国債などを売買する公開市場操作/量的緩和後は日本銀行が払う預金金利水準で金利を誘導/3 いろいろな金利はどう関連しているのか/満期の異なる金利の関係は投資家の期待(予想)に左右されるはず/〈コラム〉国債はどういう意味で「安全資産」なのか/中央銀行は市場参加者の期待(予想)に働きかけて満期の長い金利へ影響を与える/金利が変動することで生じるリスクの対価としてのリスク・プレミアムもある/イールドカーブは満期の異なる金利の関係を示している/異次元緩和のイールドカーブ・コントロールは例外的政策/中央銀行の金融政策は金利体系を上げ下げしたりイールドの傾きを変えたりする/完全雇用と物価安定をもたらす金利(自然利子率)と金融政策で決まる金利の関係/自然利子率から長期間・大幅に離れた金利誘導はできない/補論 金利政策の理論的支柱としての現代マクロ経済学/第二章 金利はなぜ「特殊な価格」なのか/1 ミクロ経済学からみた金利の特殊性/貸し倒れリスクの存在/缶ビールを購入する取引と消費者金融取引の違い/金利の価格機能に欠陥をもたらす「レモン問題」/「隠された情報」が欠陥品を跋扈させる(逆選択)/隠された行動で貸し手を欺く(モラルハザード)/ヒトに「明日の自分の行動」を見誤らせる「現在バイアス」/自分をコントロールできなくなるギャンブル依存症
- ほか
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