- 販売開始日: 2024/11/15
- 出版社: 角川春樹事務所
- レーベル: 時代小説文庫(角川春樹事務所)
- ISBN:978-4-7584-4677-8
落としの左平次
著者 松下隆一
佐々木清四郎は、齢十八歳。定町廻り同心となり三年がたつが、まだ見習い同然の扱いだ。そんなある日上役に呼ばれ、左平次預かりの命を受ける。左平次は、優秀な廻り方で「落としの左...
落としの左平次
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商品説明
佐々木清四郎は、齢十八歳。定町廻り同心となり三年がたつが、まだ見習い同然の扱いだ。そんなある日上役に呼ばれ、左平次預かりの命を受ける。左平次は、優秀な廻り方で「落としの左平次」と呼ばれていたが、理由あって引退、今は町人の身分だという。どうやら亡くなった清四郎の父親の元同僚らしい。早速、娘の亡骸が運びこまれた番屋で清四郎は左平次に怒鳴られるが──厳しくも温かく鍛えられながら、清四郎は一人前の同心を目指して奔る! 鰻丼、錦糸丼など美味しいご飯も沢山登場するノンストップエンターテインメント時代シリーズ、堂々たる幕開け。
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見習いとベテランのコンビ。面白くなりそう。
2025/01/04 07:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
見習い同心と同心を辞めたとは言え『神様』といわれた元名同心とのコンビ。
見習い同心の跳ねっ返りさと元同心の突き放す様が面白い。
けれども、読み進めていくうちに見習い同心の中に素直さを、元同心の中に父親のような愛情を見ることが出来る。
話としても面白い。
これからの進展が楽しみ。次作が待ち遠しい。
凸凹コンビ
2024/11/23 11:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
若造の同心・清四郎が、元同心の町人・左平次預かりとなり、仕事の流儀を学んでいく。鮮やかな捕物劇からほろりと沁みる人情劇など、時代ものの醍醐味がこれでもかと詰まった、待望の新シリーズ。
程良く真面目で、程良く生意気で、程良く世間知らずで、そんな清四郎と周りとのちょっとした齟齬が、空気を和ませ面白い。合間合間に出てくる美味しそうな料理とも相まって、心地好いリズムが生まれて読みやすい。
食という誰もが必要としている物を通して見えてくる文化の違いなど、あらゆる所に今と昔との比較が鏤められていて、とても考えさせられた。法における情状とは何か?一時の感情や一定の規則だけに流されない、先を見据えた洞察力を清四郎と共に鍛えられた気がした。
謎解きに、グルメに、恋に、早くも2巻が待ち遠しい凸凹コンビの捕物帖。