神戸 ――戦災と震災
著者 村上しほり
1868年の神戸港開港後、1889年の市制施行で「神戸市」が成立する。以降、神戸というまちは、1938年の阪神大水害、1945年の神戸大空襲、1995年の阪神・淡路大震災...
神戸 ――戦災と震災
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商品説明
1868年の神戸港開港後、1889年の市制施行で「神戸市」が成立する。以降、神戸というまちは、1938年の阪神大水害、1945年の神戸大空襲、1995年の阪神・淡路大震災と、災害や戦争の影響を大きく受けながら発展していく。本書は、こうした危機からの復興を軸に、明治期から現代までの都市史を描く。貴重な図版を多数収録した、神戸都市史の決定版である。
目次
- はじめに 神戸というまちの魅力/第1部 近代/第1章 開港による都市形成/1 兵庫県の成り立ちと旧五国/旧五国と神戸(摂津)/2 神戸開港の前史──兵庫津のはじまり/近世の兵庫津/3 近世から近代へ──神戸港の開港/神戸港の誕生/4 開港に伴う都市形成/神戸外国人居留地の造成/神戸外国人居留地計画図/居留地の下水道布設とコレラの流行/雑居地の形成/5 神戸市域の成立と拡張/第2章 近代都市計画と水害の克服/1 地形とのつきあい方──河川改修の必要性/生田川の付け替えとフラワーロード/湊川の付け替えと新開地本通り/2 近代都市計画事業によるまちづくり・みちづくり/旧都市計画法による神戸の都市計画/神戸における鉄道敷設と街路事業/土地区画整理事業のはじまり/3 阪神大水害による被害と復興/阪神大水害と河川流域の被害/阪神大水害からの復旧・復興/湊川流域の氾濫と痕跡/戦後の水害と都市小河川改修事業の創設/第2部 1945~1995/第3章 戦時下神戸の市民生活と被災/1 防空啓発と市民の防空活動/開戦と言論統制下の地方紙/『神戸市公報』から『神戸市民時報』へ/『神戸市民時報』にみる防空のプロパガンダ/2 配給の滞りと食糧増産・農園化奨励/『神戸市民時報』にみる空閑地利用菜園/公有地の無断使用への注意/戦時下の戦災跡地利用と土地所有者の「協力」/戦後も続いた戦災跡地農園の終わり/3 戦争末期の都市疎開と神戸大空襲/都市疎開のはじまり/神戸市内の建物疎開事業/神戸大空襲の被害状況/第4章 闇市の発生と展開/1 走り出したそれぞれの「復興」/戦後の住宅難と都会地転入抑制/戦時下・戦後の移動と帰れない人びと/不作と配給統制の混迷による闇取引の発生/2 焼け跡の神戸に生まれた闇市/神戸の闇市と戦前三宮の場所性/大闇市「三宮自由市場」の生成と変容/神戸の闇市における経験/3 闇市からマーケット、商店街へ/中心市街地に定着した新興商業集積/拠りどころとしての戦時下の経験/鉄道高架下の商店街と料飲規制/元町高架通商店街の存続と業種/第5章 占領による場所性の喪失と発生/1 広域な連合国軍の駐留/占領のはじまりと神戸ベースの位置づけ/接収された土地・建物/ほか
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