子育ての実践的なガイドブック
2025/06/08 00:14
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投稿者:金賢守(キムヒョンス - この投稿者のレビュー一覧を見る
感覚や常識に頼らず、科学的データに基づいた子育ての方法を提案する実践的なガイドブックです。教育や子育てに関する多くの通説を再検証し、効果的なアプローチを提示しています。子育てに悩む親御さんや教育関係者にとって、非常に参考になる一冊です。
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『「学力の」経済学』はとても良かったが、こちらはそこまでではなかったかな。
エビデンスに基づく、教育や子育てに有益な情報。
非認知能力の大切さ。
別学と共学どちらがいいのか。
子どもに対して行う時間投資。
もうちょっと早く読みたかったが、読んだとしても現状は変わらないだろうな。
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子育てに関する疑問に対して、データに基づく
結果と仮説で、補助線を引いてくれる本
また読み返したい内容なので、
中古本で買うことを考え中。
特に記憶に残る内容は、以下の通り。
・別学の影響は性差がある
・第一子の方が第二子より将来高収入
・ 女子は別学の方がステレオタイプからの隔離には効果的
その他は、そーだろうなの域。
・スポーツは将来の収入を高める
・スポーツしても学力への負の影響はない
・教育の時間投資は、幼少期の方が効果大
・親からの能動的な時間投資に比例して学力は上がる
・将来収入を上げる非認知能力3つ
1.忍耐力 2.自制心 3.やり抜く力
・学力向上の才がある教師は10%
非認知能力向上の場合は30%が該当する
・勉強する子にするには
目標:自分で定めた目標に向け行動させ、
習慣:初動の負荷を排除する報酬を与え、
チーム:適度な社会的プレッシャーを与える
ことである。
・チーム内の教師的立場も利益を得られる
・小学校内の順位が中学の学力、ひいては
最終学歴や将来の収入に影響する
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子供の頃にやっておくべき事、スポーツ、リーダー、非認知能力をのばすこと。
切磋琢磨は同じくらいのレベルでしか起きない、ギリギリで入った学校よりも1つレベル下げた学校に入った方がいいことも。
機会費用の観点では何をやらないかを決めることが大切。
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Amazon、Yahoo、楽天は在庫なし。
書店3軒回ってやっと購入できた。
恐るべき…学力の経済学作者。
タイトル通り、全てエビデンスに基づいているので、信頼できるというマインドで読み進めることができたからか、ほぼ止まることなく読み進めることができた。
はじめの方は「たしかに!」と頷いてばかりだったが、途中で「ん?ほんまに?」となることもあり、読みながら色々と考えさせられた。
以下、本書の内容+個人的見解。
①将来の収入を上げるためには、スポーツ、リーダー、非認知アップ→◎
これは納得。リーダーシップも習得できるスキルだという意見も含めて共感。ただリーダーシップって非認知能力の一つとも言えるよね…。
②将来の収入との関連が明らかになっている非認知能力は忍耐力、自制心、やり抜く力→○
特段驚くことはない。しんどいことでも最後まで粘り強く取り組むことができる人は、強い。
③家の蔵書数が多いと非認知能力が高まる。→○
これは家庭環境の良さが影響しているということ。
④生まれ月による格差は明らかにある。→◎
やっぱりか!となった。複数の研究で示されているので、おそらく間違いないといえる。
⑤教師が生徒に与える効果のうち、学力は5分の1以下しか説明できていない→!!
これは驚き。そして認知/非認知を共に伸ばすことができる教師も少ないらしい。また、どちらかというと非認知の部分に影響を与えているとのこと。そうなのかー…
⑥成長できる!と信じることが成長につながる。→○
病は気から的な感じ。プラシーボ効果やったかな?そんな感じ。信じれば効果が現れる。偽薬効果ともいう…?
⑦子どもの年齢が小さい時ほど、母親の時間投資の効果(認知、非認知の伸び)が大きい。→◎
妻が来年度から転職するのに朗報。金じゃない。時間的余裕。それを取らねば。ちなみに父親の時間投資はあまり効果ないらしい…ほんまかなー?
⑧1人目2人目より出来が良い→?
これはそこまで言い切れない気がする。僕のとこも兄がいるが、おそらく兄よりも僕の方が要領が良い。これは少し疑いあり…
⑨習慣づけするなら、きっかけづくり+継続の工夫(知り合いと一緒にやる)が大切→○
これも既知。確認のため。
⑩井の中の蛙効果により同じ学力レベルでも難関校下位より中間校上位の方が将来収入や非認知的に良い→△
これは異議あり。別の本に書いてあったのは、「難関校下位でも、下剋上的なやる気があればその方が良い」ということ。たしか最高の勉強法やったかな…。となると、これは一概には言えない。
11幼児期では「今、ここ」の年齢に応じた関心や経験こそが発達に重要→◎
すごく納得。早期の英語教育に対するアンサーだと個人的には思っている。まずはひらがな。まずは日本語。
本書の前半部分に対する内容ばかりだが、まぁざっとこんな感じに考えさせられた。
でも科学的根拠に基づいた…となると、考えがいがあるなと実感。面白かったし、今後の教育実践���参考にしたい。
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良くも悪くもダイヤモンド社の本という気がしており、個人的な好みで言えば著者の解釈や展望、実体験などがもう少し含まれているとより良かったように思う。科学的(主として行動経済学的)な根拠を持たせた場合「◯◯であるから◯◯すべし」なんて言えないことがほとんどで、傾向を肯定出来るかどうかである、というところが大切だと感じる。研究紹介として興味深く読んだが、子育てや教育のハウツー本ではないので、そこを求める人には不向き。
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科学的根拠に基づいた望ましい子育てを明確に示した良書。非認知能力(忍耐力、自制心など)はスポーツやリーダー経験で大きく伸び、学業や将来の収入にもプラスに影響するのは知らなかった。成功者や両親から聞いた教育論を鵜呑みにしたり、学歴競争に疲弊するのではなく、具体的な根拠に基づけば、親も子育てに自信が持てそうだ。
AIの進化が続けば今ある事務的労働の多くは機械化され、人間は非認知能力をより重視するようになる、と思われる。学歴や就職先だけに捉われず、我が子の人間らしさを存分に伸ばしてあげたいと感じた。
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待ちに待った、「学力の経済学」の中室牧子氏の新作。前作ほどのインパクトはないが、論文ベースの内容には説得力がある。エビデンス大いに参考にすべきだが、それを鵜呑みにせず、大事な決定の判断材料として使っていくことが大切だと改めて感じた。
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ピボットでお話されてるのが印象に残り気になっていた。
子育てがテーマではあるが内容が次から次へと変化していくので途中で置いていかれる気もある。
ただエビデンス根拠なのは理論が明快で納得しやすい、また、最後にエビデンスとなるものを全面的に信頼しているわけではないのがいい。
完璧なデータを取るなら一卵性の双子を1000組使って環境を変えてテストするとかでないとできない気がする。
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知人からの勧めで購入
普段、読書の頻度は少ないが読みやすく最後まで読むことができた
①稼ぐ力を身につけるために
1.スポーツをする2.リーダーになる3.非認知能力を高める
②親の時間投資は非認知能力向上、とくに年齢が小さい時ほど効果大!一緒に読書、スポーツをする。能動的な関わりが大切である。
とても納得した。まだ、幼少期の我が子。普段受動的な関わりが多いため、能動的な関わりを増やすよう時間の使い方を考えるようになった。子どもとの時間はとても大切であることは間違いない。その中身をどう過ごすのか、どう関わるのかが大切。それ次第で非認知能力の向上につながる。
③「幼児教育」先取り勉強はムダ、今この瞬間、年齢に応じた関心経験が発達に重要
納得。これを読んで少しハッとした。親は将来に向けて学力をあげてほしいと重視してしまいがち。私自身も当てはまる部分がある。子どもの立場だと、全く興味のないものを教えられても楽しくない。子どもの好奇心こそが発達の上で重要であるため、今この瞬間を大切に過ごそうと思った
全体的に読みやすく、とても面白かった。
大切な子どもとの時間。親ができることは可能な限り実践したいと思う。
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実験や統計などのエビデンスに基づき書かれていて、幼児期の先取り学習よりも幼児教育自体に力をかけた方がその後の学力が伸びるなどは勉強になった。あとは教員としての知見が子育てよりは多かったかな?
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子育てや進路選択において都市伝説的に語られるようなトピック(第一子は出来がいい?共学か別学か?etc.)に対して、総説的な構成で研究状況を提示してくれる良書。
感覚的に思っていたことが腹落ちする。
一方、具体的な行動策(幼児教育機関の選び方など)に繋げにくいところもあり、たちまち子育てに活かせるわけではない点には留意する必要あり。
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学力の経済学を書かれた作者ということで、気になり購入。世界のあらゆる調査から得られたエビデンスを基にまとめられてました。これを読んで、子育てにすぐ活かすというようなものはそんなに多くないので、そこを分かって読む方がいいかと。
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教育に対する費用対効果は、世界中のエビデンスを集めても正解を導き出せないだろう。なぜなら、時代や文化により同じことを行なっても結果は異なる事が多く、感じ方も人によって違うからである。
これまでの日本教育において、科学的根拠に基づく指導や支援はあまりなく、前作「学力の経済学」に続いて期待とともに読み始めた。期待通りの内容ではあったが、インパクトに少々欠けた感じが否めない。読み手は必要以上に期待してしまうものだ。
時代、文化に対応できる学校、常に進化し続ける学校を目指し、脳科学や、科学的根拠を教育現場に活かしていきたい。
私も筆者のお父様同様「教育の価値を信じて疑わない」1人である。
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https://www.nikkei.com/article/DGKKZO89186500W5A600C2MY5000/