後宮の検屍女官7
著者 小野はるか(著者) , 夏目レモン(イラスト)
大きな嵐が近づく宮城では、帝が崩御間近にあるという噂がささやかれていた。玉座の交代が起これば自身の身にも危険が迫る延明(えんめい)は、ひとまず宮中にひそむ間諜の捜索を急ぐ...
後宮の検屍女官7
商品説明
大きな嵐が近づく宮城では、帝が崩御間近にあるという噂がささやかれていた。玉座の交代が起これば自身の身にも危険が迫る延明(えんめい)は、ひとまず宮中にひそむ間諜の捜索を急ぐ。「桃花(とうか)の父・羊角莽(よう・かくもう)に、桃花以外の『子』がいる――」調査書から判明した事実。この人物こそ間諜なのではないか・・・・・・。桃花を傷つける可能性に揺れる内心を振り切り、延明は調査を続けていた。そんな折、嵐の去った後宮では二つの死体が見つかった。一つはかまどの中で発見された女官の焼死体。もう一つは古い作業場で自死した宦官の死体――。事件性はないと判断されたが、その死体には不審な点も多く・・・・・・?互いに特別な絆を深める延明と桃花が向き合う先は――。不穏な政権の影も渦巻く、大人気中華後宮×検屍ミステリ、第7巻!
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「正義とは何だ。正義とは何処にある」後味悪い鈍色の選択で真相を炎に投じた嵐の翌朝後宮女官焼死体発見騒動顛末+一人の男が命を捨ててまで実行しようとした復讐劇の背後の悲しい真相顛末⇒次の騒動勃発…な第7巻
2025/01/06 05:28
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:♂猫Junn-Junn - この投稿者のレビュー一覧を見る
今巻内での懸案事項は…潜んでいる間諜特定捜査と、
ある嵐と落雷の夜の翌朝に発覚した2つの事件…と、帝の後継者争いを巡る不穏な空気感…。
…読み終えてみれば、今巻内で起こったのは、
「誰かを傷付けない為に、無かった事にする」という決断をした結果派生して起こった事件×2
だったんだな、と。
間諜特定捜査の件は今巻内では進展無し…そして巻末で、
夜空に鳴り響く警鐘と上がった火の手…で、次の緊急事態発生?!を告げて次巻へ続く形。
…まだまだ作品を続けようと、話を引っ張ってるな…という印象もするけど…
まぁ、それなりに面白いし…
もう暫くは、読み続けて、成行きを見守ろうかな、と…個人的には、そんな感じです。
跳梁跋扈の後宮
2024/12/26 17:02
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
皇帝の健康状態悪化で不穏な空気が漂う後宮。
息子の体調不良より自身の誕生祝いを気にする皇太后、蒼皇子に接近する魚中常侍、皇子の暗殺を企む者たち…まさに跳梁跋扈。
才里が言うように代替わりが平穏にいかないであろう現状
そして権力の行方によっては処刑されてしまう延明…
虞美人も愛玉も優しいがその優しさが報われないの後宮というところ。
特に愛玉は真実を伝えるというもうひとつの優しさを示せなかったのが悲しい。
謎の密偵は桃花の父の子なのか、まだわからない。
桃花のように検屍の技術のある密偵はまだ後宮に潜んでいる。
ラストはまた波乱。
本当にどうなるんだろうか。
二つの事件
2025/01/25 17:38
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:マツモトキヨシ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回の巻は二つの事件が起こるんだけど
私は個人的に一つ目の闘鶏の事件が好き。
後宮モノの醍醐味って何といっても「閉鎖的な女の争い」だから
宦官の事件ってのめり込みが浅くなってしまうのよね(汗)。
とは言え、ラストは次巻への期待高まる展開で
また楽しみが増えました。