ほのぼのしてて悪くない
2025/02/01 15:44
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投稿者:ミステリー好き - この投稿者のレビュー一覧を見る
パン屋を舞台にしたそこでバイトする女子大生が謎解きする連作短編集。
全5話。ひったくりに遭うという犯罪ものが1話だけ含まれるものの、日常の謎を扱うミステリー作品。
仕事の昼休み中に読んでて、あるシーンで思わず涙がこぼれそうになり一旦読むのを中断した「恋するシナモンロール」など、ほろっとさせられるものもあり、悪くない。
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
もともと、このミスって当たり外れが激しいけど、今年は特にレベルが低かったみたいだね。
バイトに商品焼かせるパン屋なんて行きたくない。
廃棄分が多いってことは、その分価格に反映されてるわけだし。
気になる描写はいっぱいあったけど、編集もレベル低いね。
「借して」ってなに?ありえない。
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感想書くの忘れてたけど
あんまり思い出せない
パン屋でおこる
ちょっとした謎を
なんとなく解決する話だった
読み応えのあるミステリーではなかった
パンとかパン屋さんが好きなら
楽しく読めるかも
読みやすかったのはよかった
でもたぶん
読んだことを忘れそうな本
でもそういうの嫌いじゃない
星はフツーの3つ
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このミス大賞、パン屋を舞台にしたミステリー、ということで気になって手に取ってみた。
伏線回収は度々あってスッキリ感はあるが、謎自体些細なものが多く、全体的に弱く感じ、物足りなかった。その分、読みやすさはあってすぐ読了できる。
舞台のライブビューイングに嘘をついてまで日が迫ってから断ったのはなぜか、は現実では友人関係に亀裂が入りそうな切り出し方で凄いな主人公と思ったが、真相もえ!?そんなうまい話ある!?と読んでいて声に出してしまった。
フランスパンに切り目を入れることになぜ抵抗があるのか、は思ったより深刻なことだったが、文章のせいなのか軽い話に感じてしまう。
コロナの後遺症ネタは今更感があってあまり謎にも思えなかった。
各章の冒頭や〆に、各パンを作る工程やそのパンにまつわる蘊蓄話があり、そこが1番印象的でほっこりする気持ちになった。
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表紙見て一目惚れした本。
パンもミステリーも大好きな私にとってはとても美味しい本でした✨
日常の中のちょっとした謎を、パンを交えながら解いていくーーー「漫画家志望だから細かいところに気がつき観察眼が鋭い」って設定はちょっと「ん?…^^;」と腑に落ちないものを感じたけど、それはさておき焼きたてのパンの香りが漂ってくるようなほっこり可愛らしいお話。
パン屋さんに駆け込みたい気持ちと闘いながら読みました笑
謎が解けた後、お話の最後のパンについての小噺も面白い。どういう経緯があって作られたパンなのかとかそのパンにどういう意味があるのかとか知らないこともあったから為になった!
「シナモンロール」が「尊い」のスラングってのが1番面白い!
そしてチョココロネ。子供が尻尾から食べるのを「変わった食べ方」といったり「太い方から食べがち」といったりしてたけど、私細い方から食べる派なんだけどあれ少数派なの⁉︎……と衝撃でした^^;
由貴子の話だけちょっとモヤっとする…
先にしていた親友との約束を嘘ついて蹴ってまで男優先にするような人私なら当分許せないかな…
でもずっと好きだった人との付き合い始めなんて楽しさしかないだろうし嫌われたくなくて予定合わせちゃう気持ちもすごくわかるけども…それでも私は恋人だからって無条件で最優先にしないで先にした約束を大事にできる人でありたいなと思ったり。
というかその男、ハセピーもハセピーで、来てるかどうか舞台中も気にするくらいならギリギリの土壇場じゃなくもっと前もってチケット渡しとけよっていう…(ー ー;)
パン屋ノスティモ、シリーズ化してくれたら嬉しいな^ ^
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みなさんは、クロワッサンの起源をご存知でしょうか?
クロワッサンは、17世紀、オーストリアがトルコ軍による侵入を防いだことを記念して作られました。そして、トルコ軍の侵攻に気付いたのは、翌日の仕込みをしていた街のパン屋さんだったのです。
と、いうわけで、このお話は、パン屋さんを舞台とするミステリーです。謎、ミステリーは、どこででも、パン屋さんででも、起こるのでした。
このお話の主人公 市倉 小春(いちくら こはる)ちゃんは、大学1年生。東京から大阪の大学に進学しました。小春ちゃんは、豊中市に住んでいて、アパートから3分のパン屋さん『ノスティモ』でアルバイトをしています。パン屋さんでアルバイトをしている一番の理由は、売れ残りのパンがもらえるからです。
『ノスティモ』のオーナー店長は、40代半ばの堂前(どうまえ)さん、フランスで修業を積み、各種の受賞経験のあるパン職人です。女性社員の福尾(ふくお)さんは、26歳、関西出身の小柄な人で、パンのうんちくをいろいろ披露してくれます。パンだけではなくケーキも製造している『ノスティモ』は、カフェスペースがあり、オープンキッチンになっていて、ガラスの向こうでパンを作っているところを見ることができます。
そんな『ノスティモ』で起こる、小さな謎の数々が描かれています。
見過ごしてしまえば、なんということはない日常の謎ですが、胸にちょっと引っかかることってありますよね。そんな謎を小春ちゃんが、繊細な観察眼で見つめ、緻密に解き明かしていきます。
『ノスティモ』で作られるパンの製造過程が丁寧に描写され、焼き立てパンの香ばしい匂いが脳内に満ちていきます。
焦げたクロワッサンとバターの香りが口いっぱいに広がる第1章「焦げたクロワッサン」に始まり、第2章「夢見るフランスパン」、第3章「恋するシナモンロール」、第4章「さよならチョココロネ」、第5章「思い出のカレーパン」と続き、大学2年生になった小春ちゃんと周りの人たちのことを描くエピローグで幕を閉じます。
甘酸っぱい青春の一コマに、芳醇なパンの香りが加わり、小春ちゃんの大阪での学生アルバイト生活が積み重なっていきます。マンガ家になる夢を持ち、新人賞に応募している小春ちゃん。そちらの先行きも気になるところです。
青春を懐かしむ年代の方にも、これから青春を謳歌していこうという方にもオススメします。新感覚 ブーランジェリー・ミステリーのはじまりです♪
作者の土屋うさぎさんは、現在、漫画家さんとして活躍しておられます。この作品が、第23回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した後、土屋さんが東京のFMラジオ J-WAVEのTokyo Morning Radioに出演なさり、別所哲也さんとお話しているのを聴いてから、本の発売を楽しみに待っていました。読みやすく気持ちの良い作品でした。読めてよかったです♡
『このミステリーがすごい2025年版』の巻末には、〈『このミス』大賞NEWS〉「土屋うさぎさん 一問一答」が掲載されています。その最後の質問は「読者の方々に一言!」で、土屋うさぎ��んの答えは「パン派の方も米派の方も、みんな笑顔にできたら幸いです!」とあります。
みなさんが本作を読み終えた時、お顔に前向きな微笑みがたたえられていることを願っております♡
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本格的なミステリー好きには物足りないかもしれないが、日常で起こるかもしれない謎を小春の観察眼で解決する様子や彼女自身の秘密など色々と感じられました。
欲を言えば、シリーズ化してパンを通して成長する姿や漫画家に致命的な弱点をどうやって克服するかを読んでみたいです。
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このミス大賞ということで手に取らせて頂きました。ページ数も200ページ少々と短く、話もテンポ良く進んでいくので一気に読了できました。
内容としては殺人事件が起きることもなく、穏やかな気持ちで読むことのできるミステリーです。登場人物のキャラクターに魅力があり、毎章ごとに鋭い閃きを見せる主人公。パンに対する哲学が強すぎる店長。中でもバイト先の先輩であるレナ先輩のマイペースっぷりが良かったです。5章の思い出のカレーパンの話は少しうるっとくるところがありお気に入り。
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感想
日常に転がっている謎。普段はスルーしている。だけど意外な真相が眠っているかも。あの人の気持ち、この人の行動。事実の積み重ね。
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Amazonの紹介より
クロワッサン、フランスパン、シナモンロール、チョココロネ、カレーパン…
焼きたてのパンの香りが広がる〈日常の謎〉ミステリー!
大学一年生の市倉小春は漫画家を目指しつつ、大阪府豊中市にあるパン屋〈ノスティモ〉でアルバイトをしていた。あるとき、同じパン屋で働いている親友の由貴子に、一緒に行くはずだったライブビューイングをドタキャンされてしまう。誘ってきたのは彼女のほうなのにどうして?
疑問に思った小春は、彼女の行動を振り返り、意外な真相に辿りつく……。パン屋を舞台とした〈日常の謎〉連作ミステリー!
第23回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作
殺人といった暗めな内容ではなく、日常生活で起きた疑問に思った出来事を解いていくライトなミステリーになっています。
ただ、推理を披露する場面では、意外と主人公の推理力が発揮されていたので、ちょっと驚きでした。今迄の相手の言葉を見逃さず、後に伏線回収として使われていたので、侮れませんでした。
全5章の連作短編集で、それぞれ一つの出来事が登場し、それを主人公が解決していきます。
第1章では、あらすじに書いているドタキャン事件が描かれているのですが、気楽な気持ちで読んでいた分、推理を発揮したときには、「これも伏線だったんだ」といったものが見事に回収されていたので、第1章を読んだ時には凄いものを読んだなと思いました。
それぞれの出来事としては、コーヒーをこぼしたり、フランスパンを作る時失敗したり、盗難に遭ったりと比較的軽めなのですが、主人公のパン屋のバイトが、調べていく中で集めた情報を元に、それらを駆使して、解決していきます。
物語の舞台がパン屋ということもあり、パン屋での仕事内容や登場人物のキャラの強さも魅力的でした。
各章には、それぞれの章で使用されたパンにまつわる一口メモが書かれています。直接、その情報が小説の内容と関係しているわけではありませんが、上手い具合に物語と調和されている印象があって、面白かったです。
クロワッサンやカレーパンなど色んなパンが登場するので、段々と食べたくなりました。
ミステリーの方も、読んだ後ほっこりとした気持ちになりましたし、登場人物みんな幸せな気持ちになるので、読んでいて心が温かくなりました。
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パン屋のほんわかした日常に、
ふと事件が起きる。
その事件を鋭い洞察力で解決する
主人公。
パンの豆知識も織り込んでくるので、
面白い。
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パン屋が舞台だからか全体的に優しい雰囲気で読みやすい。出てくる人たちも皆個性があって芯があって良い感じ。
続編希望
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シンプルに素敵なストーリー。日常だけでミステリーを書き切るのはすごい。世界観や複雑さを好むため、星は低めになってしまうが、十分面白い。
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いやー、舞台俳優と派遣のアルバイトがイベントで台本読み手伝わされる??
ないない。
あったとしても、やり捨てられそう。
それに、先に約束した方優先だと思うし、
わざわざバイトとか嘘つくところがすごく嫌だ。
謎のレベルや、話の内容が小学生や中学生の文庫って感じで読みごたえはなかった。
落ち込んでるな、何か理由あるのかな→最近パン食べてないな→そういえばこの前長期で休んでたな→コロナではないか→味覚障害起きたのではないか→味覚障害なら独立できないのではないか→落ち込んでいるのか。
こういう思考回路になるのかなー?と
結末のために無理やり締めにかかったような
そんな印象を受けました。
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このミス大賞を久しぶりに読んでみようと思って発売日に買って今日一気読みしました。
日常の謎、かつ短編集というのもあってミステリー要素は弱め。このミスの過去作品としては私の好きな「珈琲店タレーランの事件簿」に近いです。
連作ならではの章ごとにテーマと対応するパンがあって、それぞれのパンの由来に沿った展開など豆知識も得られるパン小説になっています。
本格的なミステリーをお求めの方には少し弱いかも…と思います。本格的なミステリーを読んで疲れたけど、箸休めもミステリーが良い!って人におすすめできるかなと思います。