- 販売開始日: 2025/01/24
- 出版社: 新書館
- レーベル: モノクローム・ロマンス文庫
- ISBN:978-4-403-56060-6
花にして蛇シリーズ(1)アンヒンジ
著者 著:オンリー・ジェイムス , イラスト:市ヶ谷モル , 訳:冬斗亜紀
子供時代何者かによって父親を殺されたノアは、苦労の末に犯人に辿り着いた。その殺人者アダムは元モデルで、大富豪マルヴァニー家に集められた七人のサイコパス兄弟の一員だった。ア...
花にして蛇シリーズ(1)アンヒンジ
商品説明
子供時代何者かによって父親を殺されたノアは、苦労の末に犯人に辿り着いた。その殺人者アダムは元モデルで、大富豪マルヴァニー家に集められた七人のサイコパス兄弟の一員だった。アダムは父親の本当の姿をノアに伝える。受け入れ難いその事実をノアは受け入れ、アダムは急速にノアに惹かれてゆく。そんな時、ノアが子供の時の記憶を少しずつ取り戻し、もう一つの闇を思い出す――。サイコパスは人を愛せない。ならばこの衝動はどこからくるのだろう。モノクローム・ロマンス文庫ディープ・エッジライン始動!!
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「かもしれない」
2026/07/24 06:37
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
花にして蛇シリーズ1作目
作者さんのブログでこのシリーズの存在を知ってから
翻訳刊行してくれないかなぁ~って願っていた作品
こうして読むことが出来てとても嬉しいです。
サイコパスの7人Aの頭文字が着く名を持つ兄弟(血のつながりは双子をのそいてなし)
彼らを養子にした大富豪の父
読む前はその一家にとても興味があったのですが
読み始めたらノアの方に心持っていかれました。
彼の生い立ち、受けてきた虐待、それを内包しながら生きてきた日々
アダムと出会うことによって封印してきた記憶が蘇ってくる
サイコパス兄弟の末っ子アダムとノア
名前からして運命なのかと思ってしまった。
でも明らかに「運命の番」的な二人の関係
どちらも何かが欠けているというよりは歪んでいて
その歪みがぴったりとはまってしまった感じがすごい。
肉体的にもそうだけれど(エロな場面多いです)
精神的な歪みがぴたりとはまった感が読み手にも感じられる
アダムが評するとおり「柔らかだけれど芯があるキャンディー」のようなノア
打ちのめされるばかりの記憶を抱え、それでも生きていく彼に賞賛です。
なのでサイコパス一家が彼を受け入れるのも道理だし、納得
(色々あるでしょうが)
彼(また他のたくさんの子供たち)を酷い目にあわせた奴らの処遇は
思ってもいないくらいの派手さです
(これありかと思ったけれど、アメリカだからなの妙な納得感)
そのサイコパスの加減さ故にノアの最後の行為が際立つのも確かでした。
とにかく児童虐待の話だったので、悪人たちには一片の同情の余地もなく
サイコパスの異常さよりもそちらの下衆加減が際立っていた作品と言わざるを得ないです。
つけたしのようになるけれど、アダムが末っ子な感じはなんか作品全体で感じられるなぁと。
(サイコパスな感じよりも・・・末っ子だねぇみたいな感じです)
このシリーズ兄弟7人分ということなので
さくさく刊行していただけると嬉しいです。
(すでに2巻も出ていて、3巻も予定に入っているそうですけれど)
サイコパス7人と多分父トーマスのこと。
どんな様相になるのかとても期待してます。
そして、ノアとアダムの「かもしれない」を積み上げていく人生も
見ていきたいなぁとしみじみ感じます。
