ルポ 大阪・関西万博の深層 迷走する維新政治
著者 朝日新聞取材班
2025年4月、大阪・関西万博が始まるが、その実態は会場建設費が2度も上ぶれし、パビリオンの建設が遅れるなど、問題が噴出し続けた。なぜ大阪維新の会は開催にこだわるのか。朝...
ルポ 大阪・関西万博の深層 迷走する維新政治
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商品説明
2025年4月、大阪・関西万博が始まるが、その実態は会場建設費が2度も上ぶれし、パビリオンの建設が遅れるなど、問題が噴出し続けた。なぜ大阪維新の会は開催にこだわるのか。朝日新聞の取材班が万博の深層に迫る。
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飲み食い政治で決まった万博の限界か
2025/02/27 10:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:雑多な本読み - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪・関西万博の開催が目前である。万博そのものを否定する場合は別として、普通は祝福されるであろう。なぜ、否定的な声が満ちているのだろうか。万博を前に本書が出された。万博を支持する、あるいは批判するのはよくあるが、開催される経過をまとめたものは少ない。「維新政治と民主主義」という本ぐらいか。万博を推進してきた維新の政治について、大阪において、身を切る改革や二重行政の解消には支持が多いが、都構想や万博という件については支持が少ないことが明らかにされている。行政の無駄遣いが多く、信頼性に欠けると思う人が多いのだろう。それにメスを入れたことが受けたものの、今度は既成政党、既得権層と思われ、混迷してきたのだろうか。本書は維新の混迷から入る。本書の目次を見ると、
はじめに
第1章 維新混迷
第2章 膨らみ続けた経費
第3章 海外パビリオン騒動
第4章 夢洲が招いた危機
第5章 万博への直言
おわりに となっている。
以上のように展開されている。2度の会場建設費アップ、運営費も膨らみ、警備費も別枠が用意され、万博の魅力もよくわからない。本書でその経過が分かりやすく書かれているので、ここであれこれする必要はないだろう。廃棄物の最終処分場であるから、メタンガスが出るのは当たり前、有害物質が出てくるのも当たり前。十分期間を置かずに万博会場に使用するには無理がある。行政組織を上から押さえつける手法を取ったので、下から問題点を指摘する声がでないのも当たり前だろう。万博で税金を使い、基盤整備を行い、カジノ・IRを呼び込みやすくするというのも見えている。夢よもう一度という古い手法、当時の政権と飲み食いで万博がゴーとなれば、盛り上がりが欠けるのはどうしようもない。最後の「万博への直言」は価値がある。今回の万博に何が欠けているのかがわかる。一般的に万博は始まってから参加者が増える傾向にある。学徒動員よろしく参加者を水増しすることなく、私たちの税金を生かしてほしいと思う。一読されたい。
おもしろい
2025/03/12 11:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
大阪、関西万博について、興味深く読むことができました。大阪維新の会の真相など、綿密な取材で、わかりやすかったです。