- 販売開始日: 2025/02/25
- 出版社: 吉川弘文館
- ISBN:978-4-642-06869-7
足利氏と新田氏 新着
著者 田中大喜
南北朝時代、対等な立場で覇権を争った足利氏と新田氏。しかし鎌倉期の両者には、圧倒的な経済・政治的格差があった。力の差がありながら、なぜ対決に至ったのか。政治・抗争の過程と...
足利氏と新田氏
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
商品説明
南北朝時代、対等な立場で覇権を争った足利氏と新田氏。しかし鎌倉期の両者には、圧倒的な経済・政治的格差があった。力の差がありながら、なぜ対決に至ったのか。政治・抗争の過程と足利政権成立後の関係を追う。
目次
- プロローグ 足利氏と新田氏の格差/格差のはじまり(頼朝挙兵の明暗/義兼と義重の思惑/御家人としての歩み)/広がる格差(義国流清和源氏の「足利一門」化/高氏・義貞登場前夜/鎌倉の足利氏、上野の新田氏)/連携から対決へ(打倒、鎌倉幕府/建武政権での日々/死闘のはじまり)/足利氏の時代へ(新田氏の苦闘/足利本宗家の源氏嫡流化への道のり/決着のとき)/エピローグ 対決の果てに/略年表
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
小分け商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この商品の他ラインナップ
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
名門校の3番バッターと3回戦進出がやっとのチームの4番の差
2022/06/02 10:03
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
足利氏と新田氏、ともに源氏の流れをくむ両者、我々は彼らを宿命のライバルのように考えがちだが、力の差は歴然としていたようだ。それは義貞の感じていたのではないか、尊氏を討てという後醍醐天皇の要求は彼には荷が重いものだったかも知れない
作られた構図
2022/01/18 15:37
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mt - この投稿者のレビュー一覧を見る
宿命のライバルのように思われる足利氏と新田氏。しかし鎌倉幕府内での差は歴然としており、新田氏が足利氏の傘下に入るような状況であったとする。全てが変わるのは建武の新政期。鎌倉陥落の戦功と足利氏への対抗馬として、あれよあれよという間に新田氏の地位は上がり、全面対決へと至る。「足利vs新田」という構図がいかにして作られたか。そしてそれが後世の源氏観にどのような影響を与えたかがわかる一冊。他にも不安定な当主交代が続いたことが、足利氏の家政機関の整備に繋がり、引いては幕府設立の布石にもなったというのも興味深かった。