沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)
著者 内田樹
物価上昇にステルス増税、政財界の癒着、そしてマスメディアの機能不全……激動の国際社会の中で、沈みゆく「祖国」に未来はあるか!?ウチダ流「救国論」最新刊!!ここ数年で、加速...
沈む祖国を救うには(マガジンハウス新書)
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商品説明
物価上昇にステルス増税、政財界の癒着、そしてマスメディアの機能不全……
激動の国際社会の中で、沈みゆく「祖国」に未来はあるか!?
ウチダ流「救国論」最新刊!!
ここ数年で、加速度的に「冷たい国」になってしまった日本。
混迷を極める永田町、拡大する経済格差、税の不均衡、レベルが落ちた教育界など問題が山積となっている。
また、アメリカの新大統領がトランプに決まり、国際情勢も先行きが不安定である。
生活苦しい国民に手を差し伸べることのない冷たい国で、生き抜いていくためにはどうしたらいいのか……。
この「沈みゆく国」で、どう自分らしく生きるかを模索する一冊!
目次
- 第1部 冷たい国の課題
- 第1章 衰退国家の現在地
- 第2章 世界の中を彷徨う日本
- 第3章 温かい国への道程
- 第2部 冷たい国からの脱却
- 第4章 社会資本を豊かにするために
- 第5章 教育と自由
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水路
2025/06/02 23:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
内田樹さんの本は結構読んでいますが、印象に残る一冊です。いつもながらタイトルもキャッチー。しかし2008年出版は「こんな日本でよかったね」だったのが、2010年は「沈む祖国を愛せますか?」、2025年は本書と、撃沈の方向に行っています。
しかし、あとがきの「水路」の例えにも、内田氏の希望の烽火が感じられます。やはり日本は良い国であってほしい。
すでに泥舟状態の日本国。
2025/05/02 08:13
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者の、昨年書いたものを集めた一冊。
時事的な事を書き続けていたが、危機感が募ってきているとの事。
日本は「泥舟」で、加速度的に沈んでいるのを悲しんでいます。
まえがきで、本書は「快刀乱麻を断つ」書き物ではなくて。
同じ難問の周りを、視点と言葉を変えて回っている本だとか。
現在の日本という国の課題から始まり。
衰退国家の、「組織マネジメント原理主義者」の危険性を。
「食料自給率」が低い要因。
マスコミの新聞社の、加速する落日について。
第二期トランプ政権が、我が国にもたらす最悪のシナリオ。
地方の大学存続は、国家にとって大切なことの意味。
無道はスポーツなのか?。
この冷たい国からの脱却の方法。
社会は弦を豊かにする為にする事色々。
「知性」と「教養」を持った大人を増やす事。
失われた農業を基幹産業にして、食料自給率を上げていく試み。
そもそも「農産物」は商品なのか。
最後に、「教育と自由」に関する記念公園のお話しを掲載。
「人口減少」ではなくて、「人口分配」に動き出す事。
「教育資源」と「医療資源」こそ、地方に分散する意味がある事。
その資源の分散は、政治主導で無くとは実現して行かない事。
「囲い込み」は「資本主義」の本質。
「危機体制」に強い国を作り、この国を豊かにして行って欲しい。
色々、考えさせられる一冊でした。