私ならだれを好きになるだろう
2025/07/22 16:09
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ねたばれ
第167回芥川賞受賞作品、私は半年ほど前に受賞後の作品「うるさいこの音の全部」を読んでいる、文学賞を獲ったからといって急に態度を変えてくる周辺への嫌みが心地いい作品だった。この作品には、主人公が3人いて、「食事に情熱を傾けるなんて考えられない」と常日頃から思っている二谷、そしてその食事に情熱を傾ける家庭的でか弱い芦川さん、サバサバ系でそんな周りから気を使われるか芦川さんのような弱い女性キャラが苦手な押尾さん、私が二谷と同じように若かった頃なら、押尾さんと芦川さん、どちらを好きになるだろうか、どちらと結婚したいと思っただろうかと考えてみた、一緒に酒を飲んだり冗談を言い合ったりするのは押尾さんがいいけれど、やっぱり二谷と同じように、結局は芦川さんかなあ
こういう人達はいるかもしれないけれど
2025/11/22 14:42
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投稿者:kisuke - この投稿者のレビュー一覧を見る
多様性や個人の事情を認めよう、ということに対する反発なのか?身体が弱く、仕事もあまり得意ではない女性を庇う人達もいれば、それに不満を抱く人達もいて、薄寒い感じがずっと続いていく物語。
体調不良で早退や欠勤はするのに、とても手間のかかるお菓子を作って、頻繁に職場で配るというのも不思議。気を遣っているつもりかもしれませんが、そんな余裕があるなら仕事したら?体調を良くする努力をしたら?あるいはお菓子関係の仕事に転職したら?…となるのが普通では。ひ弱さと容姿の良さを武器にした、したたかな策士にも思えて怖い。
その女性と恋人にはなるものの、本音は決して言えない男性の、彼女に対する冷めた視線も鬱屈した感情も、更にラストの決断はなぜなのかも、全く共感も理解もできませんでした。
意地悪い同僚の女性、一見「良い人」のパートの女性、まぁどこの職場にも似たような人はいますが。
何というか、作者の登場人物に対する冷たさがしんどかったです。多分私には芥川賞の凄さが理解できないのでしょう。
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面白かった。ずっとモヤモヤを抱えつつ、それでも面白くてグイグイ読めました。
「わかるけど分かりたくない」な登場人物たち全員のどこか一部分に、自分にもこういうとこあるわ…って思ってしまうのが嫌なんだろうと思う。
それをまざまざと見せ付けられるのが…
(体調悪くて定時で帰るのに、お菓子作る時間はあるのかよ…)
お菓子作りで職場に貢献してるつもりなのかもしれない、そういうところを見て見ぬふりされてるのにも気付いた上でやってそうなところが……!!という訳で、わたしも芦川さん嫌いです。
でも、芦川さんが「一番出来ない人」ポジションでいてくれることで救われる気持ちもある。「この人よりマシ」というのは甘美な毒です。冷静な時は、出来ないやつと比べてどうするよ!ってなるけど…解説の一穂ミチさんの、「ごまめでない側が歯ぎしりさせられることのほうが多いような…」に深く共感しました。
おいしいごはんを人と食べるのは好きだけど、「おいし〜!」を大げさに求められるのが嫌。
「美味しいねぇこれ」、と時々ハッと気付くくらいで、後は関係ないことくっちゃべっていたい。
食を楽しむも楽しまないも、みんなで一緒に同じように〜でなくて良いのでは。。。
卵や牛乳、小麦のアレルギーの人とか、グルテンフリーしたい人とか、持病で糖質やカロリー制限してる人がいるかも?というのは考えないんだろうから、芦川さんはなかなか図太いと思いました。
でも頭痛いときは帰りたい!自分の身体を労れるのは自分自身しかいないので…潰れたら元も子もないので「無理しない」ラインを自覚して、何があろうとサッサと帰れるところは芦川さんのえらいところです。
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世の中にいる「芦川さん」みたいなひとへの良くない感情って自分だけじゃないんだ、とびっくりした。
か弱くて守られるひとに対して、自分自身が抱く思いに驚いて、自分は性格のねじ曲がった人間かもしれないと思っていたから、ちょっと安心した。
私は「ごまめ」の権利を行使するひとは苦手。
芦川さんみたいなひとには、絶対出会いたくない!
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第167回芥川賞受賞作品。初の高瀬 隼子作品。
何処にでもありそうな微妙な人間関係を、おいしくなさそうに食を通して描く不思議な小説。
本当においしいものを食べた時は、感想等も言わずに黙々と食べるもんじゃないかなぁと個人的には思います❗️素材のウンチクやレシピを詳しく解説されても、おいしいものがおいしくなくなるような気がします。
本書に登場するメインキャラは主に3人で、個人的に1番気持ちが近いのは、押尾さんかなぁと読みながら思いました。二谷さんや押尾さんの思いが描かれている半面、弱者の芦川さんサイドの心理描写がないことで、読む人によっては様々な思いに掻き立てられるのではないかと感じます❗️
『むらさきのスカートの女』ほどのゾワゾワ感はなく、どちらかと言えば、『コンビニ人間』に近い作風の作品だと思います。芥川賞作品は余り沢山読んでいませんが、割りと素直に受け入れられる小説です❗️
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すごい共感するけど、これに共感する自分大丈夫か?とも思う。「そういう時代だから」では納得がいかないことが多すぎる。不満爆発寸前ですよ。
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職場の人間関係を食べ物で描写された小説です。
食事とは、誰でも毎日行わなければいけない行為で、どのような境遇や場所においても必要不可欠ですね。
「どう、美味しいでしょう?」という半ば脅迫じみた感想を促されつつも、手作りを差し出す方に対してどのように受け流すかに労力を要しています。
職場という狭い空間。基本仕事をする場所でありながら自己欲求を満たす為に行う手作り料理はいかがなものか‥。
しかも、肝心な仕事は他の方へお願いしている状況。
「仕事が出来ない代わりです」と言われたら、返す言葉もありません。そして、ご飯を食べる行為が嫌いなクセにそんな彼女と結婚を考える彼。嫌だなぁ‥。
人間関係の難しさが浮き彫りになり、読み応えありました。芥川賞受賞作です。
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タイトルやあらすじから想像していた話とは全然違うかった。
ただ普段自分が感じている不満が書いてあって、ちょうどその不満が溜まってイライラモヤモヤしているタイミングで読み始めたので、読み始めた当初はめっちゃ共感できたし気持ちを言語化してくれてありがと〜て感じで読んでた。
自分は完全に押尾さん側なので彼女を応援していて、最終的には芦川さんが二谷にきつい言葉を言われてスカッとする展開を期待してたし、そうなるはずと思って読んでいたので、最後押尾さんが悪者扱いされるだけで芦川さんが傷付く展開にならんかったんが残念でモヤモヤしてる。
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小学校でドロケイかなんかをやってる時に可愛くてか弱い友達が泣き出して、フェアプレーをしていたはずなのに自分が悪者にされた時のことを思い出した。芦川さんみたいな人は今周りにいなく、いないでほしい。人それぞれの限界があって芦川さんみたいに配慮されないといけない人がいるのは理解しているし、自分を守るためにそのように生きればいいと思う。でもあなたはそうやって当たり前に守られるべきだと思えていいね、と思うことがある。芦川さんの見た目が可愛くなかったら難しい仕事もできずすぐ帰る芦川さんのこと職場の人は好意的に思わないだろうし、守ってくれる家族がいなかったら頭痛ですぐ早退なんかできず必死に働くしかないから。あなたは弱いままでいることを許されていてよかったねと思う。
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昔ご飯を食べることが好きではなく、生きるための行為になっていたことを思い出しこの作品に共感。
みんなでご飯を囲み、味についてどうのこうの言いながらくちゃくちゃしているあの空間が無理だった。人との食事が嫌いだった。
今はそういう感覚はないけれど、たまに生活の中のふとした瞬間にうんざりしてしまうことがある。
そんな言葉にできないような感情をテーマにしたこの作品が個人的にはとても刺さりました。
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儘ならない職場の人間関係について「食」を通じて描く。誰も、頭が痛いので帰ります、を拒絶したり非難したり出来ない現実。本音と建前。誰しもが抱いたことがあるであろう粟立つ感情が冷静な筆致で綴られる。社会一般の「食」に対する常識への嫌悪感にはハッとさせられる。波長が合わない人との食事は心が削られる。絶妙に嫌な読後感。
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ほっこり心温かくなる話じゃなくて最高でした。
この小説を「すごくつまんなかった…!」と憤っていた同僚を思い出しました。私の私物にコーヒーをぶちまけても悪びれもせずに見てみぬ振りをした彼女を。
後味はひたすら苦いけど、ただ苦いだけじゃなくて複雑でべっとりとしていて、この苦さを味わえて嬉しい。
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一見普通の人間、どこにでもいるような人たちがサイコパスに見えてくる。みんな絶妙に嫌な奴。悪意なんてまったくない、むしろ善意しかないような人も。ただできないだけの人が無害じゃないとされる社会って。ホラーのように怖がらせてないところに怖さを感じる。日本の社会人の忙しさと余裕のなさがこんなサイコパスな人間にするのかな。体にいい食べ物のためには休息時間を犠牲にしなきゃならない、じゃあカップラーメンで、体に悪いものでいい。それで寿命が短くなるなら人生って何。この小説に出てくる人たちの人生の無意味さ、社会のために生きなければならないという報われなさ、喜びを感じられない感情のなさ、すぐそこにある地獄が恐ろしく感じられた。妙な怖さに途中読むのやめたくなったけど読んだ。読書って必ずしも共感するためだけのものじゃないんだよなと。不快さえ楽しめるような部分もある。
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167回芥川賞受賞作。
実は単行本を職場図書館で借りて既に読んでいますが、文庫本発売ということで、今度は購入してしまいました。笑 私 高瀬隼子推しなので。
二度目の読了ですが、やっぱり私は芦川さんが苦手です。苦笑 ありえないし、目の前にいて欲しくないタイプ。それでも周りにチヤホヤされて、それが当たり前のような感覚で生きている人間。
私には無理です。見ていられません。
二谷は、芦川さんと付き合いますが、彼女の作ったご飯にそれほど幸せを感じていないように思えるにもかかわらず、最後に彼女との結婚を示唆している。
この気持ち悪い感じがなんともモヤモヤした読後感を誘う。
身体に良い食べ物を摂らなくてはいけないという、ストレス。憤り。効率の悪さ。
あー確かによくわからないけど、なぜ人間は身体に良い食べ物を摂らないといけないのだろうか!!笑笑
今回は文庫化にあたって、なんとあの一穂ミチさんが、解説を書かれています!
気になる方是非書店で眺めてみてください!
(立ち読みか!)
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タイトルから、ほんわかした内容かと(むしろエッセイ的なものかと)想像していたが裏切られた(笑)
芥川賞だもんな…(笑)
芦川さんにイライラするけど、その感情を出すとなんとなく私の性格が悪いってまわりに思われるから、
実際にいたら私も「ケーキおいしそう〜!」って芦川さんをちやほやするんだろうな。