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投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界名作劇場の一つに触れたかと思うほど、ノスタルジックでユニークな世界へと一瞬で誘われた。ドキドキとワクワクとハラハラがこれ以上ないくらいに絶妙な塩梅で調合され、彼らや植物たちの息遣いまで感じられる臨場感がとても好かった。もうネタバラシしちゃうの?とハイライトだと思っていたものが序盤で判明して拍子抜けしたが、その先にもっと大きな謎が待ち受けているという意外性にもやられた。 複雑な設定と、思春期の複雑な子どもたちと、複雑だらけの中で光る純粋な想いに魅了される作品。
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スピン誌での連載も読んでいたので完結を見届けることができてよかったです。
すでに読んだはずの『金曜日のゆううつ』と『水曜日の誘拐』で、ああギーディーこういう子だったわとかタキのツンデレ好きだわと感じたことを思い出し、書き下ろしの『木曜日は真夜中に』でこれは佐原さんの最高傑作ではと感嘆し、とほほなマミアンの『月曜日のページ・ボーイ』で優秀な弟を持つ長男な自分と重ね合わせたりして、最後の『日曜日の魔法使い』でああ読んでよかったーとなりました。
ギーディーとアモニカが話していた「どちらも捨てずに、どちらも取る。その方がうんと素敵だし自由だ」が決断を迫られたラヴたちの方向を決めるのもたまらなくいいし、何かと二択を迫りがちな世界ではっとさせられたのでした。
ラヴたちの一度限りのギフトをいとも簡単に行使するのもとても心地よかったです。
少年少女たちの物語なのは間違いないし、子ども時代を思い出して懐かしい気持ちにもなりつつ、読んでいて後半からは祖国や文化を失った世界中の人々に思いを馳せることにもなりました。そういう意味でこれは伝承の物語なのかなーなどとも思いました。
『スターゲイザー』、『ネバーランドの向こう側』を経て本作にたどり着いたのは必然だったのかななどとも思いました。
今年読んだ小説心のベストテン入りが確定しました。オススメです。
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2025/11/05 2
全寮制のリデルハウス、中でも選ばれた子どもはラヴと呼ばれる。一般の生徒とは違うエリアに住むラヴは一度だけ何でも叶えてもらえるギフトを持っている。
といったファンタジー。この世界観が好きな人におすすめ。
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読み進めるにつれ、どんどん世界観にハマっていく。子ども達の人生がそれぞれ美しく尊く感じて、不思議な読了感。最後はもうちょっと欲しかった…。
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本当に本当に待っていました。スピンで連載されていたものの中で1番好きで、休載になってしまって本当に悲しかったから、こうして本になってくれたのが嬉しい。すぐ読んだ。
第1章「金曜日のゆううつ」のこれから何が始まるんだろうというワクワク感と、世界設定がもうたまらなくて大好き。
すべて読み終わった今でも、結局ここの導入部分が1番好きかもしれない。
(「月曜日のページ・ボーイ」のラストと悩む)
佐原さんの書く文章のリーダビリティの高さもあいまって、児童文学や少女小説を読んでいるかのよう。実際意識して書かれていると思う。「ラヴ」「ギフト」なんかの名称や、登場人物の名前なんかもたまらなく刺さるものがあり、世界観に浸って夢中で読んだ。
「ラヴ」のみんなそれぞれにスポットライトが当たっていく構成。読み終わったらみんなのことが大好きになる。だからこそ、え、ここで終わっちゃうんだ〜!という感じが正直あった。
物語として不足や不満があるというより、もっと読んでいたかったな…と思う。
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さすが佐原さん。子どもたちの心の機微を書かせたら今1番なんじゃないか。
特殊能力を持った、一癖二癖ある面々が、徐々に心を交わしていく感じは真骨頂。
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5人の特別な才能を持つ子ども達を集めたクラスがある学校を舞台にした短編集。各話に繋がりがある。
前半の2つのお話を読んで少女漫画のようだなと思ったが、構成がしっかりしていて男の私でも楽しめた。
特殊クラスの各キャラクターに1話ずつ焦点をあてていて、読むごとに好きなキャラクターが増えていくし、後半の話になるほど動くキャラクターが増えて賑やかになる。児童文学を読んでいた小学生の頃を思い出し、懐かしくなった。
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一章「金曜日のゆううつ」が一番面白かった。完全にあしながおじさんだけど、まさか正体が⋯!そしてここの感想を読んで知ったけど、それぞれの章が何かの本のオマージュなんだね。
三章「木曜日は真夜中に」で、一気にファンタジーになって「そこまでのファンタジーありな世界観なのか⋯」と戸惑った。
曜日関係なくない?とか、いやそんなことする必要ないじゃんとか、ツッコミどころは多々ある。
でも寄宿学校が舞台で、子どもといえども賢くて、恋愛なくて、自然豊かで柔らかい雰囲気は好きだった。設定勝ち。
最後にハッキリした結末が欲しかった。
マミアンの声が安元洋貴さんで再生される謎の現象助けて(笑)スパイファミリーで似たキャラがいたからだな。
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このレビューを読んだあなた!
たいへんラッキーです!
間に合いましたね
良かったです
もうほんとギリギリです
ギリギリで間に合いました
この幸運をぜひ活かして下さい
今すぐ「佐原ひかり株」買って下さい
必ず値上がりします!
みんなが気付く前に!
今が最後のチャンスです
10年後いや5年後には間違いなく爆上がりします
今買っておけばその時に「あー佐原ひかりね。うん、自分は割と早い頃から読んでたけどね。まぁ、なんていうか当時からこれはってのは感じてたけどね」って言えます
鼻の穴最大限に膨らまして言えます
まだ33歳ですってよ
これはもうたいへんな優良株なんだから!
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お、おもしろすぎる...良かった〜という終わりながら、どこか切なさとかほろ苦さがあって本当に好きだった。
1、2、4、5のオマージュ元は知っていたけど、3はおそらくほぼ確実に『トムは真夜中の庭で』だね
連載中、水曜日の誘拐でタキに狂わされたまま連載中止になり死ぬまでには続きを読みたいと思って生きていたけど、最後まで読んだらタキの印象が良い意味で変わったというか、想像以上に年相応な部分があったりかわいげもあったりで、あんた最高だよ!になった。
セオは5人目のラヴとして過ごして、そのまま年を重ねていくことを選んだのかな〜わたしはそうかなと思った。
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とても不思議な雰囲気の連作短編集。
寄宿舎ものとしても、ファンタジーとしても、ミステリーとしてもふわふわ浮いているような、浮遊感がある雰囲気が心地良い。
特に『木曜日は真夜中に』が好き。リリの未来を知ったミーシクの気持ちに、胸が張り裂けそうになった。
『月曜日のページ・ボーイ』のマミアンも良いキャラしてて好き。ポジティブ勘違い少年なハリポタのマルフォイって感じで。根がとっても良い子。
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身寄りのない少女がとある篤志家の善意で全寮制の名門校に編入することになる。条件は一つ。毎週金曜日に手紙を書くだけ。
なんだこのそそられる設定は!!
たくましくしなやかでしたたかなアモニカが、リデルハウスでの「楽しい」生活を「あしながおじさん」への手紙に綴る。やがて二人に心の交流が生まれ…
そんな心温まるだけの物語を佐原ひかりが描くわけがない!
アモニカが送り込まれたリデルハウスには、通常の生徒たちとは別に「ラヴ」と呼ばれる特別な子どもたちがいる。彼らについてのレポートも援助の条件だ。
ふむふむ。これはなにか怪しげな匂いがするぞ。ラブってなんだ。単なる優れた才能を持つだけじゃない何かがあるぞ。
そわそわわくわくしながら読み続けていく。
アモニカを援助する篤志家の正体は、ラブに選ばれた子どもたちの秘密とは、そもそもリデルハウスとは。
思ってもいなかった展開に一気読みしてしまいました。
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佐原ひかり先生の作品であり、今回はネットでサイン本購入のため遅れました。田舎の中高一貫男子校寮生出身にとっては、進学校の中にいるさらに謎の優秀な一部の存在を重ねたりしながら、読み始めたが、そんな次元ではなかった。読書のはずが、少し身体に影響の出るぐらいの緊張が二回もあった。
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全寮制のリデルハウス。
アモニカは特別な能力を持ったラヴという特待生達と温室で放課後を過ごすようになる。ギフトと呼ばれるラヴだけが学校に要求できる契約。時代も過去に行ったり今のリデルハウス戻ったり。ファンタジー。ちょっと不思議の国のアリスを彷彿とさせる。
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タイトルや表紙から漫画『約束のネバーランド』を思い浮かべて読み始めたので、そんなに物騒な物語ではなくてホッと一息。
名門校「リデルハウス」になんの因果か入学することになった主人公、そこには自分たち一般生徒以外に「ラヴ」と呼ばれる特別な才能を持った生徒たちもいて……というお話。
自動車が出てきたけど、貴族社会もまだ色濃く残っているようなので、時代設定的には20世紀初頭くらいの感じなのかな?
基本的に一話完結で、5人の「ラヴ」それぞれに焦点を当てた物語が展開されていく。そのなかで、「ラヴ」はなんのための存在するのか、学校で時々起こる不思議な出来事の正体は。といった謎が散りばめられ、最終話でそれらが回収される。
今にしてみれば、これは一つの国、一つの学校、一人の人間の歴史の一端を担う壮大な物語であったとも思える。
劇中で「記憶の遺志」という考え方が語られるのだけど、連綿と語り継がれていく事実やひとの想いは遙か先の世代にも心の奥底に残り続け、それがある限り人々は絶えず、また別れることもない。
跡を残すことの偉大さというか、我々がなんのために生きているかみたいなことにも通じる、心に残る考え方だなと今まさに私の「記憶の遺志」に刻み込みましてございます。