仏教学から観た「幸福の科学」分析 みんなのレビュー
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紙の本仏教学から観た「幸福の科学」分析 東大名誉教授中村元と仏教学者渡辺照宏のパースペクティブ(視角)から
2017/09/16 09:12
信仰心なき教学の果て
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投稿者:シュガーラッシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
信仰心なき教学の果て
『単純かつ神秘的でないものには感動がない。感動がないところに世界宗教は生まれない』とあるように著者の本には心打たれる説法が多い。
仏教学の泰斗で「文献学」に関心ある中村元氏。信仰を持ち三十カ国語もできる語学の天才渡辺照宏氏の二人の霊言から学問的に迫る。釈尊のアナートマンの真意や菩提樹で悟った神通力、涅槃を曲解している点が浮き彫りになった。名声はお持ちらしい。空海の弟子でもあった過去を持つ渡辺氏は「紙に書き写すだけが修行じゃない」と鳩摩羅什の魂の弱点を指摘。釈迦が菩提樹の下で悟った内容のひとつは過去・現在・未来を見通した眼であり神通力であったはず。神秘的なものを抜き去った教学の結果として大変教訓になった。後世にも同じようなことが起こるかもしれない。
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