J・S・ミルに聞く「現代に天才教育は可能か」 みんなのレビュー
- 大川隆法
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2016/12/24 18:05
少しでも頭が良くなりますように
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投稿者:シュガーラッシュ - この投稿者のレビュー一覧を見る
3歳でギリシャ語、8歳でラテン語を学んだ時頭が天才なミルが人工的天才教育を受けたらどうなるかということを体験した霊が語る天才教育論の興味深い本である。『文系は知的蓄積がものを言う』とし、『人生全体での成功を考えていった方がよい』とミル自身も長寿時代を見越した上で著者も考えを述べている。本文中、「社会主義的なものは必ず官僚制を敷きますが、エリート主義には、その官僚制や社会主義につながっていくところがある」とし、「真の天才は一握り」との関係においては考えさせられる。「知識や意見が氾濫している時代であり、現代において、ソクラテス的な人が必要」とした。ここでは、『ソクラテスはある意味では結論がある人であって人の結論を引き剥がしていく』という結論が見えている人の価値を示している。
ミルは今の流動化する時代、「非常に豊かな発想力」「柔軟な思考力」「知的な努力」を必要なリーダーの心構えとして説く。また、失敗からチャレンジする精神を掲げる。完璧主義から一線をひく考え方だ。著者は、『人生が長くなってきたので何度も洗い替えをしてやり直さないといけない時代になってきた』と『人生は必ずしも早いもの勝ちではない』として蓄積効果の大事さを述べた。
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