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電子書籍

暴走する世界 みんなのレビュー

  • アンソニー・ギデンズ, 佐和隆光
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みんなのレビュー3件

みんなの評価5.0

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (0件)
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  • 星 1 (0件)
3 件中 1 件~ 3 件を表示

暴走する世界、を目の前にして。

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 原著は100ページにも満たない小冊子。訳者の佐和隆光の解説がついて一冊の書籍として仕上がっている。

 「ブレア首相のお気に入り」という冠が名誉なのか不名誉なのかはわからないが、イギリスが誇る現代の社会主義者、アンソニー・ギデンスによる、21世紀最初の10年を読み解くためのキーワード集である。この本で取り上げられているテーマは以下の通り。

・「グローバリゼーション」の本質
・多様化する「リスク」
・「伝統」をめぐる戦い
・変容をせまられる「家族」
・「民主主義」の限界

 ギデンスは極めて慎重に文章を選び、言葉を運んでいるが、今、我々の住んでいる世界は疑いもなく、つながってしまった世界、「グローバリゼーション」の影響を受けている世界だ。狂牛病・SARS・爆弾テロ・巨大マネー。そこには常に予測不可能で圧倒的な「リスク」がつきまとう。「伝統」や「家族」のあり方は変革を余儀なくされており、結婚や子供、家族の問題が疑われ、その矛盾から悲惨な事件が連発する。「民主主義」の限界は既にイギリスでは二大政党制の限界とともに語られており、ギデンスは『第三の道』を既に提案している。が、今、日本は二大政党制への模索を始めたばかり。公明党の躍進が「第三の道」を象徴しているとも言えるのかもしれないが…。

 このように具体的な事件や事象を考えていったとき、この本はまさに今の日本が抱えている問題を正確に問題提起している一冊であると思える。できるだけ多くの人の書棚に並んでいて欲しい。「民主主義」の限界を超えて、我々が真にグローバルビレッジの市民となるために。

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21世紀の地球社会にどう立ち向かうか

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:野村一夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 アメリカの同時多発テロ事件以降というもの、地球社会というスケールでものごとを考えていかないと、にっちもさっちもいかないらしいことが誰の目にも明らかになった。もちろん、みんな、そんなことぐらいわかっている。問題は「では、どう考えればいいのか」だ。
 ギデンズは現在もっとも著名かつ多作な社会学者である。守備範囲はきわめて広く、古典的社会理論から国民国家論・暴力論・リスク社会論などを展開している。かれの理論的全容については最近翻訳された『ギデンズとの対話』(而立書房)で手早く知ることができるようになった。社会学者としては異例なことだが、イギリス・ブレア政権のブレーンでもある。
 新著『暴走する世界』では、グローバリゼーションがたんに国民国家のしばりをゆるめるだけでなく、地域的ナショナリズムを高揚させるものでもあること、そして現実に進行する不平等の拡大が多様な形で問題を発生させているという認識から始まる。にもかかわらず国家は旧時代の風化した制度(貝殻制度!)を捨てきれないでいる。ギデンズは貝殻制度的な思考をやめて、このさい、国家、家族、仕事、伝統、自然についての語り方自体を変えるべきだと提案するのだ。
 たとえば自然に存在するリスクより、人間の知識の深化によって新たに生じる人工リスクこそが予測不可能なのだということ。伝統なるものとして真理視されて語られているものが、じつはここ2世紀に発明された近代の産物であること。たとえばスコットランド・キルトは産業革命の産物である。このように多くの伝統が「ねつ造された伝統」であると考えれば、「伝統に還れ」と主張する原理主義もまたグローバリゼーションに寄生する近代的な産物なのである。
 暴走する世界をどう制御するのか。そもそも可能なのか。ギデンズは「できる」と言う。そのためには、どうやら私たち自身がコスモポリタンとして地球社会を学び直さなくてはならないようである。(ソキウス/野村一夫)

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編集者コメント

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投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 情報通信技術の飛躍的な発展、国境を超えて駆け巡る金融資本の下で、グローバル化の流れはとどまりそうにありません。その影響は、経済や地球環境といったマクロな現象だけでなく、家族関係や伝統的習慣といった我々の日常生活にも大きな影響をおよぼしています。

 本書は、こうしたグローバリゼーションの多様な側面を描きつつ、その「暴走」をいかに制御すべきかについて論じたものです。

 西欧合理主義の基本には、科学や文明が進歩するほど、人類の未来は安定した秩序立ったものになるはずだとの考えがあります。しかし科学の進歩によってもたらされたグローバルな世界は、数多くのリスクを生み出しながら、逆に不安定さを増してきています。地球環境問題しかり、各地の民族紛争しかり。

 こうした現実のなかで、先のジェノバ・サミットに見られるような反グローバリズム運動が勢いを持ちはじめています。世界中に脅威を与えた米国同時多発テロも、アメリカ的グローバリズムに対するイスラム原理主義の激烈な反発と見ることができるでしょう。

 けれど、本書の著者ギデンズは、情報技術の革新がもたらしたグローバリゼーションは、もはや避けられないとの基本認識を示します。そして、その現実を受け容れたうえで、より良いグローバル・コスモポリタン社会を目指す覚悟を、あらゆる人々が持つべきだと主張するのです。

 昨今の「暴走する世界」の現状からすれば、グローバル・コスモポリタン社会の実現はけっして容易なものではないでしょう。しかし、ギデンズは次のように述べます。

「私たちが、みずからの歴史を創造する主体となろうとするのなら、暴走する世界を制御する術を手にすることが必要にして不可欠なのである」

 本書にはこのような重厚なメッセージが満ちています。混迷の時代に生きる勇気を得るためにも、多くの方がお読み下さることを願っています。
(ダイヤモンド社 出版事業局第一編集部 今泉憲志)

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