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電子書籍

ヒクソン・グレイシー 無敗の法則 みんなのレビュー

  • ヒクソン・グレイシー, 高梨明美
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みんなのレビュー2件

みんなの評価3.7

評価内訳

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「大事なことは「勝つ」ことではなく絶対に負けないこと」と説く「400戦 無敗の男」ヒクソンの人生論

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 グレイシー柔術の名を天下に轟かせたブラジル人、「400勝無敗の男」ヒクソン・グレイシーによる文字どおり骨太の人生論。ヒクソン自らの実践体験と人生体験からにじみ出た珠玉のコトバのひとつひとつを、自分の身に引きつけて味読、身読したい一冊だ。

 求道者のような生き方から生まれた、「鉄人ヒクソン」が自らの内に育て上げてきた「哲人ヒクソン」。借り物ではない、彼自身の思索の軌跡を、彼自身のコトバとして語ったものだ。
 むしろ辛口のコトバに充ち満ちている本書は、読み飛ばしてしまうと真意をつかみ損ねかねないし、ただ表面をなぞるだけの読み方ではこの本を読んだとはいえないだろう。まさにイマジネーションを存分に働かせながら、カラダとココロを全開にし、五感をつうじて身読すべき本である。
 
 私はこの書評を書くまで、自分のなかでじっくりとヒクソンのコトバを反芻しながらずっと考えていた。初めて手に取ってから1ヶ月以上たったいま、ようやくヒクソンのいうことが体感できるようになってきたと確信したので、はじめて発表することとした次第だ。もちろん、いまこの時点においても、ヒクソンの発言の真意がすべてわかったわけではないし、なかにはまだ賛成しかねるものも多々あることは正直に告白しておく。

 「20年間無敗」の雀鬼・桜井章一という日本人がいる。勝負師である桜井氏も「400勝無敗の男」ヒクソンと同様に、勝負人生から得た真実を箴言のような形で多く語っている。哲人ヒクソンによる本書と読み比べてみるのもいいかもしれない。あるいは日本が誇る剣の達人で同じく「生涯無敗の男」であった宮本武蔵を思い浮かべながら読むのもいいだろう。

 だが、宮本武蔵とは異なり、「何よりも自分を大事にする “現代版サムライ”」と自称するヒクソンである。ヒクソンは「自分にとって何が最も重要だと思うかと聞かれて、「自分自身だ」と答えた人以外はみんな間違っている」という。このコトバには違和感を感じる人も多いだろう。しかし、ヒクソンのいうことに耳を傾けてじっくりと考えてみるとよい。けっして利己主義からきた発言ではない。

 「大事なことは「勝つ」ことではなく絶対に負けないこと」と説くヒクソンだが、私自身もほとんど同じ意味のコトバを大学院時代の恩師からいただいて肝に銘じて生きてきた。宮本武蔵はいうまでもなく、また、長年月にわたるベトナム戦争で最終的に勝利したベトコンもまた、同様の考えをもって最後まで戦い抜いた。勝つことにこだわるのではない。引き分けでもいい、とにかく負けないことが大事なのだ。個々の勝負に敗れることはあっても、精神的な敗北者にはならないことなのだ。

 格闘技にはあまり関心のない人も、精神鍛錬のための自己啓発書として読むことを奨めたい。「座右の書」となりうる、内容の濃い一冊である。

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400戦無敗のヒクソンが格闘技を通じて人生を語る

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:JOEL - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ヒクソン・グレイシーは400戦無敗と何度も語られ、その強さは神話化している。実際、日本のリングでも活躍し、すべての試合で勝利を収めた。そのヒクソン・グレイシーの本が出たのだから興味深い。

 驚いたのは、いたって謙虚で率直であることだ。見るからに風格があり、自信満々に見えるヒクソン。しかし、自分が負けるシーンもイメージして、トレーニングを積んでいたと語る。

 何が起こるか分からないから、いろんな事態を想定して、トレーニングを積む。あのヒクソンにしてそうなのだった。柔術から学んだことは、その多くが人生訓にもなっている。

 ヒクソンですらそうなのだから、凡人などなおさら、謙虚かつ柔軟でなくてはならないと肝に銘じた。

 ヒクソンは長男を事故で亡くしている。その時の心境が語られる。奥さんとも別れている。自分の持てるものすべてを与えての離婚だ。無一文からの再スタートを始める潔さ。

 ヒクソンは、対戦の際に、相手にいろいろな要求を突きつけると言われる。そのことを批判する人もいる。しかし、一度、本書を手にとって見れば、ヒクソンの実像に近づけるはずだ。

 ヒクソンはたびたび日本や東京のことに言及する。良い点をほめることもあれば、欠点を指摘することもある。つまりは、率直なのだ。その人柄を、どう評価するかは読者次第だ。

 一番興味深いのは、船木戦をふりかえった記述である。この試合でもヒクソンは、ある一点をのぞいて、危なげなく勝利を収めている。その一点とは、目の下を腫らしたことだ。

 当時は、パンチが一度当たって腫れたという程度に見えた。しかし、リングでは、40秒間両目の視力を失っていた。その危機を凌ぐと、回復した片方の目で、闘いを続行し、勝利した。

 腫れた目の下を、実は骨折していた。私には衝撃の事実である。いわゆる眼窩底骨折を起こしていたヒクソンは米国にすぐ戻り、緊急手術を受けている。それも、かなり大がかりな手術だ。

 そんな状態で闘い続けていたとは、思いもよらない勝利だったのだから、驚かないはずがない。それができたのは、危うい状況に陥ったときでも、落ち着いて対処することを、日頃のトレーニングで身に付けていたからだ。

 うーん、さすがはヒクソン。オーラをまとったヒクソンではなく、極めて人間くさいヒクソン像が本書からあふれでる。それでも、やはりヒクソンはすごいのだと思わずにはいられなかった。

 現代版サムライという言葉に象徴されるように、ヒクソンは自分に届いた言葉を、ヒクソン流に解釈して、新しい生き方へと昇華させる。人としての芯がとてもしっかりしているのだ。

 ヒクソンといえども、その人生は、すべてにおいて満点ではなく、数々の波瀾万丈を乗り越えて来ている。だから説得力がある。本書には、個人的に感じ入る言葉が多くて、勇気づけられた。 

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