チェンジ・リーダーの条件 みんなのレビュー
- P・F・ドラッカー, 上田惇生
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2003/03/19 10:05
マネジメント
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ひろっち - この投稿者のレビュー一覧を見る
マネジメントは管理ではない。マネジメントを管理だと考え、どうにも自分になじまないと感じているマネージャーや、管理者としてのマネージャーに日々不満を抱いている方には、ぜひ読んでいただきたい一冊。
実際、マネジメントが管理するだけの非生産的な機能しかもたないものなら、その重要性がこれほど説かれることはない。それは生産の機能をもった組織において、まさにその生産性を向上させるために有効なひとつの機能こそがマネジメントである、ということがこの本を読めば納得できる。
さまざまなドラッカーの著作から、ドラッカー自身がそのエッセンスを抽出して、一冊にまとめあげただけあって、手っ取り早く、そのマネジメントに対する考えを知りたい方には、おすすめします。
2001/02/24 12:49
そもそもマネジメントとは何か
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投稿者:dakara - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界ではじめて体系的に「マネジメント」を論じたのは、本書の著者であるドラッカーであるといわれています。本書は、ドラッカーが「マネジメント」をいったいどう考えているのか、がよくわかる良書です。
本書では、タイトルにもあるように、「チェンジ・リーダー」の重要性が説かれています。チェンジ・リーダーとは、変化を機会として捉える人間のことです。とりわけ、IT革命、グローバル化といった大激変期にある日本企業にとって、本書から学ぶべきことは多いような気がします。
マネジメントは、企業のみならず、大学、病院などの非営利組織にも重要な機能であるというドラッカーの主張は、企業人のみならず、もっと広く読まれるべき文献であるように思います。
2000/11/13 21:15
2000/11/13
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投稿者:日経ビジネス - この投稿者のレビュー一覧を見る
今世紀を代表する経済学者ドラッカー博士。博士が世に送り出した膨大な出版物や論文の中から、今日の経済活動に不可欠な教えを抽出してまとめた「はじめて読むドラッカー」シリーズの第2作である。第1作『プロフェッショナルの条件』と同様に、博士の打ち出してきた普遍的理論と、今日の経済状況に応じた的確な分析や提言をわかりやすくまとめている。
博士はまず日本の読者に向けて「行政指導と市場保護という、第二次大戦後五〇年以上にわたって日本の政府が担ってきた二つの役割は、IT革命の時代には通用しない」と言い切る。それはすなわち、個々の企業、病院、学校、あるいは非営利組織(NPO)においてマネジメントの役割がかつてないほど重視される時代が到来したことを意味するという。本書では博士の名著『現代の経営』などの抜粋からマネジメントの基本領域を定義すると同時に、コーポレートガバナンス(企業統治)や起業家精神のマネジメントなど、今日的な課題にも言及していく。
博士が最後に突き付けるメッセージは「イノベーションか、廃業か」。変化をもたらすマネジメントが企業存亡のカギになると強調している。
(C) ブッククレビュー社 2000
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