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会社は頭から腐る みんなのレビュー

  • 冨山和彦
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みんなのレビュー1件

みんなの評価4.5

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御社の社長・経営陣にプレゼントしてあげてください!

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:aguni - この投稿者のレビュー一覧を見る

 最近、お風呂で本を読むことが多いのですが、この本を読んでから、机において見返して、しまった!と思いました。本の上から水が流れた後があります。濡らしてしまったのか?と思ったのです。

 で、よく見てみると、そういう装丁なのだとわかりました。これ、上から泥水を流したようなデザインになっている本なのですね。つまり、上から冷や水を浴びせるような本、というメッセージなのかもしれません。(経営はミズモノ、というメッセージかもしれませんが。

 著者の冨山和彦さんは、1960年生まれ。スタンフォード大学で経営学修士(MBA)。元・産業再生機構COO。経営共創基盤代表取締役CEO。小泉&竹中改革の頃にはよくテレビなどにも出ていましたから、ああ、あの人か、という風に、顔を見ると思われるかもしれません。

 この本は著者が自身を「経営現場の臨床医」として、「経営医学序説」について語ったものです。何しろ冒頭からして、

「経営や企業統治を担う人の質が劣化しているのではないか」

 という、ドキッとする一文から始まります。

 この本は2007年の夏の発行ですが、企業が経営危機に瀕したときの対応を見ていますと、まさに今、このときのために書かれた本のように思えてきます。

 80年代から経済の構造が変わってきた、女性・若者・学歴のない人間は眠れる資源、トヨタが強いのはずっと再生してきたから、大組織の中間管理職は半分に減らしても業務をこなせる、などなど、誰もが言いにくいことを、経験に基づいてずばずばっと言ってのけます。

 こういうことを言うコンサルタントは嫌われるだろうなぁ、そんなことを思いつつ、確かに正しいのです。正論なのです。それはきっと、彼がコンサルタントなのではなく、会社を再生するという事業の経営者だから言えることなのでしょう。やはりお医者さん、という立場がいちばんわかりやすいのでしょうね。

 冨山さんが再生を手がけた案件では、将来を有望されていた経営幹部が危機になるとまっさきに逃げ、最後まで頑張ったのは、現場で戦力扱いされていなかった女性のパートさんだった、という話も載っています。お客さんのために、ということで頑張る人は、結局、現場に居た、というお話です。

 この本を読んで、耳が痛い、頭を抱えるのは経営者です。しかし、この本を読んで良かった、と思えるのもまた、経営者です。

 ちょっと難解な用語なのに説明が足りないところもあるなぁ、ということはいくつかありますが、それでも、そんなことは読み飛ばすだけでOK。今の困難な時代に再生するための経営に対するヒント、たくさんつまった、経営の「家庭の医学」になりうる一冊です。

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