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日本はすでに死んでいる みんなのレビュー

  • 森木亮
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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.7

評価内訳

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3 件中 1 件~ 3 件を表示

果たしてそうか

13人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:佐伯洋一 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 厳然たる事実は、「2008年に日本は破産しIMFに占領される」という予想は大外れになったということである。著者の予想は外れた。
 日本はほんとに破産するのだろうか。まず08年は本当に危ないと何年も前から財務省が騒いでいた。なにしろ小渕首相の10年債の返済が一挙に降りかかる年だったのである。
 こうした危機をどう乗り切っているかというと、財政法3条1項で禁止されている借換債でなんとか凌いでいるのである。つまり借金を借金で返済しているのだ。おまけに収入が40兆円しかないのに、800兆円も借金がある。それに金利が変動し5%になりでもしたら金利の返済だけで火の車。
 しかし、他方で破産しないという論者の主張は、要するに借金はあるがしかし債権やら資産やらで相殺すれば実際の借金額は大したことないというもの(200兆円程度か)である。確かに日本の金融資産は1500兆円、政府金融資産も500兆円あり、要するに担保があるというわけである。さらに加えれば、そもそもGDP比で借金額を見るのが間違いである。なぜならGDPというのは結局企業でいば売上高であろう。しかし、例えばアメリカなどは売上が日本より高いものの(というか世界一)、巨大な貿易赤字を抱えている。対する日本は売上は世界2位でしかも18兆円の貿易黒字がある。両者の間では待全く価値が違うのであり、GDPだけで比べることには実は何の意味もないに等しいわけである。
また、GDP比150%の借金800兆円は先進国最低とよく騒ぐが、これも知ってか知らずかさほど意味はない。実際は、難しい言葉でいえば、要するに純債務額の対GDP比は80%程度なのである。そう考えると日本の財政はBS上は実に超健全と言える。だってそうだろう。実際に、国際特許収支、貿易収支、海外投資収支のすべて黒字という奇跡の国家でしかも、上述のとおりの担保もばっちり。抵当権でいえば超優良物件を抑えているから、債権者としては安心していられる。故に破産などあり得ない・・・ということにもなろう。
 十分すぎる説得力が破産否定説にあるわけだ。もちろん本書は日本は破産状態というわけだが、実は私も破産はいずれ来ると思っている。
 たとえ08年を乗り切っても、2014か15年あたりには本格的なインフレ時代が来るという。それで借金を薄めるわけだ。一番問題なのは、確かにいまは担保もある。しかし、毎年30兆円以上借金しているのは厳とした事実である。こうした恒常的借金を続けていれば必ず破綻する。そしてそれはそう遠くない。しかし、著者が本書で述べるとおり、破産=滅亡ではない。破産しても立ち直る国はいくらでもある。だがもちろん、国民生活はめっちゃく茶になる。
 かつて細木数子だか何だかが「日本はこのままではやがて難民になる」と断言していた。これは馬鹿なようだが、実はありうる話である。現在は原子力の技術は日本企業にしかないし、部品も含めて日本無くして世界は動かない。しかし、日本には食料がない。仮に国家破産して円安に振れ、恒常的に財政不足となれば、日本は1億2千万人を養うには余りに狭い。よく日本は水が豊富という意見があるがそれも違う。一人当たりの降水量は実は中東より少ない。21世紀は水の世紀とはよく言ったものである。
 そういえば、私がこんなことをかいていたら「難民の定義はなにか」とかわけのわからんことを「活憲」などという書籍の著者がヒステリックにHPで騒いでいたが、難民とはまさか国際公法上の難民認定のことをここで議論するわけではなく、要するに国からあぶれて外に出ていかなくてはらなくなる人たちのことである。出稼ぎの場合もあろう。
 なお本書でみるべきポイントは少ないが、2つある。1つは国債暴落のトリガーは11年のプライマリーバランス黒字化失敗、2つは、仮に金利が上昇しなくとも厳しい財政状況という点である。後者は見るべき価値があるが、前者ははずれると私は思う。
 いずれにせよ、私はなにがあろうがこの国を出るつもりはないし、真剣に事の推移をみて行くべきだろうと思う。どう考えても結論を出すには早すぎるというのがきっと正しい解答なのかもしれない。
 
 

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さらに深刻化しつつある我が国財政

6人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:CAM - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「国家破産論」を主張する2007年12月発刊の書である。 数年前から「国家破産論」を唱える書物が何点か見られるが、著者はその代表的論者の一人であり、特に「借換債」の問題点を指摘し続けておられる。 「国家破産」という事象の厳密な定義はともかくとしても、我が国財政は本書刊行後もその問題点を深刻化しつつあり、08年12月24日の日経新聞夕刊は2009年度予算案閣議決定に関して、「国債費、来年度末、国債残高581兆円、安定消化も難題に」という見出しの下に、次のように報じている。

>2009年度予算の政府案では景気対策などの財源を確保するため、新規国債発行額として33兆2,940億円を盛り込んだ。当初予算ベースでは08年度に比べ7兆9,460億円増え、5年ぶりの増発となった。国債の発行残高は09年度末時点で約581兆円に達する見込み。・・・・・・一般会計予算に占める新規国債発行の比率である「国債依存度」は37.6%となり、08年度当初予算を7.1ポイント上回った。6年ぶりの上昇で、国債頼みの予算編成の色合いが強まった。
 来年度発行する国債には、新規国債のほかに過去に発行した国債の返済に充てる「借換債」や財政投融資の原資を調達する「財投債」がある。これらを合計した国債発行総額は08年度当初予算に比べ4.7%増え、132兆2,854億円となり、4年ぶりの増額となった。

 本書は、叙述にやや緻密性が欠ける憾みがあり、統計資料などをもう少し充実して欲しいとも思うが、国債問題、特別会計問題、年金問題、税制問題などの問題点が網羅的に取り上げられている。今後の我が国の経済財政がどのように動いていくのか、2011年度からの消費税引き上げその他の税制抜本改革が実現されるのか、といった論点を考える上で一読に値する書だと考える。

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本の帯に驚いて買いました

7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふるふる - この投稿者のレビュー一覧を見る

ネットではわかりませんが、本の帯では「北斗の拳」のケンシロウが「日本はすでに死んでいる」とにらんでいます。
しかし、内容は至ってまともな「財政破綻本」です。本文ではケンシロウとその仲間は数行しか出てきません。
特に印象に残ったのは終章の「国家破産のシナリオ」で、他の書籍では(私は)見たことがない内容が出ていました。

国家財政が危機的な状況であるのはよく知られていることです。しかし、国会などの議論を聞いていると、いかにバラマキをやっていくかという議論がほとんどで、国会議員には危機意識があまりないようです。
著者は「国家破産宣言」をして一から出直すべきであると主張しています。

財政危機はハイパーインフレで債務の負担を減らせばよいという意見があります。しかし、ハイパーインフレ下では当然長期金利も上昇します。現在でも毎年、新規国債と借り換え国債を合わせると百数十兆円の国債を発行しています。そこに上昇した金利がかかるわけですから、利払いの上昇が負担の軽減をはるかに上回ってしまい、より早く財政破綻してしまいます。
今のまま、低金利でいければいいのですが、どこかの時点でインフレ、長期金利上昇となることでしょう。国と地方話合わせると1000兆円の借金は増えるばかりでしょう。

私の考えはこうです。
政府は「金融危機特別措置法(仮)」を制定し、国債等の利払いを永久に停止する。(国家的な危機だからという理由)
これまで発行された国債等は今後50年間で毎年定額で償還する。(毎年20兆円の負担)
さらに、この状態でハイパーインフレになった場合は事実上の借金帳消しです。

さて、現実はどうなるのでしょうか。

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