池上彰の新聞活用術 みんなのレビュー
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紙の本池上彰の新聞活用術
2010/10/28 08:15
新聞を読んでから
11人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
私はいま朝日新聞と日本経済新聞を読んでいます。以前は毎日新聞や読売新聞を読んでいたことがあります。地方で生活をしていたときは地方紙と呼ばれる新聞を読んでいたこともあります。
新聞というのは、大抵は家で購読しているものです。ですから、結婚前はどうしても親が購読していた新聞を読むことになります。自分で気にいった新聞を購読する。案外結婚というのはそういう小さなことの積み重ねかもしれません。
この本は朝日新聞に連載されていた『池上彰の新聞ななめ読み』という記事がベースになっています。朝日新聞に掲載されていたときから興味をもって毎回楽しみにしていました。(残念ながらこの連載は毎週一回から月一回に変更になりました)
こうして一冊の本になってあらためて読みかえしてみると、掲載をしていた朝日新聞に対しても辛らつな意見が多いことに気がつきます。
新聞は公平公正でなければならないでしょうが、やはりそれぞれの新聞には特長も必要です。すべての新聞が同じ内容であっては面白くもないですし、一方的な意見に偏ります。その点では、新聞の性格である公平公正を池上彰さんの連載は忠実に守っていたことになります。執筆の依頼主でもある朝日新聞であっても、よくないことは戒め、いいところは褒める。池上彰さんのこれがいいところです。
この本では「ニュース力」や「数字力」、あるいは「伝える力」といった七つの力を磨こうと、七章で構成されています。毎日の新聞でそのような力が身につくのなら購読料はけっして高いということはありません。
私が朝日新聞以外にも日本経済新聞(これは駅売りで毎朝買っています)を読むのも経済感覚を維持したいということからです。もちろん、朝日新聞でも経済記事がありますが、やはり日本経済新聞の方が経済では圧倒的に強いと思います。
単に記事でニュースを読むのではなく、そういった目にみえない力を取得するのに新聞は大きな力をもっています。
インターネットの普及などで新聞の読者数が減っているのは事実でしょう。でも、池上彰さんがいうように、新聞にはさまざまな魅力があります。単に読むのではなく、それを活用できるかどうかです。
この本を読んで、もう一度新聞を見直してみるのもいいのではないでしょうか。
◆この書評のこぼれ話は「本のブログ ほん☆たす」でお読みいただけます。
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